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真樹日佐夫の百花繚乱交遊録  真樹日佐夫著 を読む [真樹日佐夫]

「真樹日佐夫の百花繚乱交遊録」は真樹日佐夫氏が氏の広い交遊関係から厳選した100名に関して書いた本です。

真樹日佐夫の百花繚乱交遊録
真樹日佐夫氏は、みなさん御存じのように昭和の劇画王梶原一騎氏の実弟で、真樹氏自身も作家、空手家として有名です。梶原一騎氏存命の一時期、大山倍達氏、梶原一騎氏、真樹氏の3人で義兄弟の契りを交わしていた時期もありました。また、空手に関しても極真会館の本部師範代をしていたこともあり、現在は世界空手道連盟真樹道場の宗師であります。

真樹先生のHPはこちら ⇒ http://www.arts-ma.com/maki.html

HPの中にTシャツ販売というのがありますが、その絵柄がスゴイ!
⇒ http://www.arts-ma.com/makiimeg/06-5.jpg
(在りし日の梶原一騎氏と真樹先生の写真)

さてこの本は、真樹先生の広い交友関係の一部を紹介したもので、映画監督の三池崇史氏から始まって最後の梶原一騎氏まで100人分が描かれています。その内容も、空手関係、映画関係、プロレス関係、芸能関係などなど幅広く、有名な裏社会の人がいるかと思えば、元警視総監まで名前を連ねています。この交友関係の広さには驚くしかありません。

その中で私が紹介したいのが、次の二人です。
●其の七十二 浅草キッド
 この二人の梶原一騎氏への傾倒ぶりは、氏の未完の遺作である『男の星座』から名前を取り、『お笑い 男の星座』という本を出していることでも分かります。その中で、
梶原漫画の一群が、俺たちの情操教育に、どれほど影響をしたかは計り知れない。そして、梶原一騎の人生ほど、波乱に富み、激烈で、昭和の匂いが漂うものはない。これは誰かが語り継ぐべきものである。
として、この未完の遺作を真樹先生に書いて欲しい、と事あるごとにお願いしてようやくOKが出たというのです。私も『男の星座』のファンであり、これを書き継ぐ人は真樹先生しかいないだろう、と思っていたので大歓迎です。いつになるか分かりませんが、心待ちにしたいと思います。

●其の八十四 苫米地英人 脳学者
なんと苫米地先生も真樹先生と交遊があったとは! どこで知り合ったのかと思ったら、真樹先生が行き付けの六本木のSMパブで顔見知りになったとのことです。(笑) 苫米地先生の本には、「煩悩にとらわれるな!」、「煩悩を克服しろ」と書いてあり、これも水道橋博士に「言っていることとやっていることが矛盾している!」と突っ込みを入れられそうですが、苫米地先生の本はそのような事実を知りながら楽しんで読むべきものなのです。(^^)

苫米地先生が真樹先生と話をするようになるきっかけは、苫米地先生が前田日明氏と組んで喧嘩自慢を集めた「アウトサイダー」を企画しようとしたので、この世界の重鎮である真樹先生にお伺いを立てたということのようです。なんで苫米地先生が、前田日明氏と? と思いますが、苫米地先生はアメリカに居た頃、ミリタリースクールでレスリングで奨学金をもらっていたほどの腕前だったようですから、意外でもないかも知れません。
ちなみに苫米地先生は、「脳機能学者」と言われていますが、これはTVディレクターが「機能脳科学者」が言いにくいので「脳機能学者」でいいですか? と言われてそれ以来その名称を使用しているそうです。

みなさん、ぜひご一読を!

それ以外の真樹先生の本です。
・時代が梶原先生を求めている! 「兄貴」 梶原一騎の夢の残骸
・真樹先生のすてごろ人生! すてごろ懺悔
・マッキーの最新作! 「哀しき空手王」
・真樹先生の大山館長への思いを書いた「大山倍達との日々」 
【お勧め】
・真樹日佐夫の百花繚乱交遊録
・ケンカ十段! 芦原英幸正伝 小島一志著 を読む その1

大山倍達については、以下もご覧ください。
・ケンカ十段! 芦原英幸正伝 小島一志著 を読む その1
・極真会館はなぜ分裂したのか? 大山倍達の遺言 小島一志、塚本佳子著 を読む
・笹川良一氏と大山館長の生き方について 悪名の棺 笹川良一伝
・日本の空手界を変えた名著! 「空手バカ一代」を読みなおす 
・ケンカ道 その”究極の秘技”を探る 篠原勝之著
・空手超バカ一代  石井和義著




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