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苫米地先生の「洗脳護身術」はトンデモ本か? それとも山本氏がドンデモか? [苫米地英人]


トンデモ本の世界V
たまたまBOOK OFFで500円で安売りしていた「トンデモ本の世界V」と学会著(2007年10月発売)を購入したのですが、そこに苫米地先生の「洗脳護身術」のことが書いてありました。書いているのは、と学会会長の山本弘氏です。

読んで驚きました。山本さん最初から飛ばしています。苫米地先生が国松警察庁長官狙撃事件のK容疑者の記憶を催眠術で再現したことに関して、こう書いています。
僕(山本)は当時から、K容疑者はオウムによる洗脳を解かれたのではなく、逆に苫米地氏の先入観による誘導で、誤って偽の記憶を形成してしまったのではないかという可能性を疑っていた。当時すでにアメリカでは、カウンセラーの不注意な誘導が、クライアントに容易に偽の記憶(「エイリアンに誘拐された」とか「子供の頃、悪魔主義者による虐待を受けた」とか)を植えつけてしまうことが問題になっていたのだが、苫米地氏はそれをご存知なかったと思われる
山本氏がご存じのようなことを(私でも聞いたことがある)、当時何人ものオウム信者を脱洗脳していた催眠のプロである苫米地先生が知らないはずはないではありませんか! 正に釈迦に説法ですね。(^^)
山本氏は、結局K容疑者が起訴されなかったのであるから、苫米地先生の催眠誘導は信頼性がないと考えているようです。「陰謀論」を徹底的に排除すると学会の会長さんとしては、あくまで警察の公式見解やマスコミの報道の方が信頼度が高いようです。公安警察が「謀略」をかけることなどあり得ないと考えているのでしょうね。(笑)

また、相手に洗脳されないために、自分で自分を洗脳するための手法に関して、こう書いています。
だが、不安になってくる。読者がこの本を読んで苫米地氏の教えを忠実に実践することは、カルト教団の教祖の本を読んで呼吸法や瞑想を実践するのと、何がどう違うのだろう。
これにはビックリしました。山本氏は、例えば「組の抗争のために空手を習得すること」と「護身のために空手を学ぶこと」の区別がつかないのでしょうか? 手法として学ぶものは同じ空手で何も違いません。目的が違うだけです。 この本の中にもちゃんと書いてあるではありませんか。

最後に、この本の最大の欠点、著者が軽視している危険性を指摘しておこう。
自分を守るために、何者にも洗脳されないように精神を強くする ― 一見、これは正しいように見える。だが、それはくまで自分の信念や思想信条が正しい場合だけだ。もし間違っていたらどうなる?
そんなのは、自己責任じゃありませんか。当然ですよ! 苫米地先生が言うように洗脳はツールであってそれ自体に善も悪もありません。使う人次第です。包丁は料理で使うものですが、使い方を間違えると危険です。それと同じことです。山本さん、ちゃんとこの本を読んでいるのかな~。

つまりこの「洗脳護身術」とは、「トンデモさんになる方法」ではないのか?
だとしたら、そうならない方法は簡単である。この本と逆をやればいい。自分が小さな存在だとイメージするのだ。
これを分かりやすく空手と置き換えて書いてみましょう。
「つまりこの空手は不良になる方法ではないのか?だとしたらそうならない方法は簡単である。この本と逆をやればいい。自分が弱くなればよいのだ。」← 護身術になっていない(^^)
こう置き換えてみると、山本氏の言っていることのオカシサが分かりやすいと思います。
山本さんは、ワトルズのトンデモ大賞の時に、「自分の本が出るたびに「今度こそベストセラーになる」と固くイメージしているんですが、いまだに現実にはなりません。」と言っていましたが、ここに書いているように「自分が小さな存在だとイメージする」ようなことをやっていては、思いは実現しないでしょうね。逆のことをやっている苫米地先生の本はベストセラーになってますよ。(笑) 

人を洗脳するのは簡単である。自分を洗脳するのはさらに簡単である。だからこそ、自分を無敵の存在だなどと思わないことだ。
山本さん、大きくでましたね。本当に簡単に洗脳できるのでしょうか? この記述の方がトンデモだと思うのは私だけでしょうか?
苫米地先生が言う「変性意識」、「内部表現」、「ホメオスタシス」などの面倒な概念を使わずに簡単に洗脳できるのであれば、ぜひ教えてください。
洗脳をできるということは、逆の脱洗脳もできるということですから、オウム事件の時に公安は、苫米地先生ではなく山本氏に依頼すべきでしたね。でも、簡単に洗脳できるのなら、なぜベストセラー本が出ないのか不思議ですが…。(笑)
また、私を含めて多くの人が自分を洗脳できなくて苦労しています。「なりたい自分になる方法」の本は山ほど出版されていますが、私を含めてそれらの本を読みまくっているほとんどの人は挫折しているでしょう。山本氏がそれほど簡単に自己洗脳できる秘法を知っているのであれば、ぜひ出版してください。絶対買いますから。(トンデモ本は好きですから(笑))
絶対にベストセラーになること間違いなしですよ!

ちなみに苫米地先生の「洗脳護身術」は2006年の第13回トンデモ大賞のノミネート外作品としてプレゼンされて11票獲得しています。(8位) トンデモ大賞というから、会場の人たちはみんなその本を読んで投票しているのかと思っていましたが、プレゼンによる投票なんですよね。こんなんで本の内容が分かるのか疑問ですが、ワイワイ楽しんでいるだけですから良いんでしょうね。

また山本氏は、水道橋博士宮崎哲弥氏の「博士も知らないニッポンのウラ 」という番組で環境問題に関して武田邦彦先生と討論をしましたが、はっきり言ってボロ負けでした。それまで本でしか知らなかったと学会の会長である山本氏ですが、「こんなに論争に弱いんだ...。」というのが正直な感想です。武田先生に対して、「●●はトンデモです」と主張しますが、武田先生の理路整然とした反論を受けて、ことごとく粉砕されています。山本氏の主張の根拠に対して武田先生に反論や否定されるとその次の手が出てこないという状況が続きます。
そして最後には、武田先生に「二つの対立する意見がある時、自分と意見が違うからといって相手のことを『間違っている』というのは如何なものか」というようにたしなめられています。まったくその通りだと思います。と学会の人達の情報収集能力の凄さは私も認めています。ただし、世の中で収集できる情報が正しいものばかりではないことも確かなので、それを見極める能力も重要になると思います。
山本氏は、この討論で負けたのがよほど悔しかったのか、その後「”環境問題のウソ”のウソ」という本を出しています。この本を読むとそれなりに納得感はあるので、やはり文章はうまいですね。この際、山本氏は討論でもきちんと勝てるように、アメリカ仕込みのディベートの大家である苫米地先生に弟子入りしてはどうでしょうかね?(笑)



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このブログの目次です。
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コメント 2

とおりすがり

実際に本を読んでないのでわかりませんが、引用をみるかぎり、トンデモ本の著者は苫米地さんの洗脳護身術を実践すれば、実際に効果がある事は認めているようですね。
その上で、使用する個人によって間違った思想を補強してしまったら危険だ、という事でトンデモと言ってるようですが
どうなんでしょう・・・

ちなみに、苫米地さんが警官の記憶を作ってしまった可能性は、かなり低いと思われます。
テレビ番組などで精神科医の医療現場で、催眠療法をつかったら偽の記憶がでてきた実態などを語っていたので、催眠が偽の記憶を作ってしまう危険性は知っていたでしょうし、やはりアメリカの大学で最前線で催眠を使った研究をしていて、その実態をしらないという事はあまりに不自然すぎて、ありえないでしょうね。
苫米地さんが、当時、アメリカで催眠を研究している第一人者のような肩に、証言ビデオをみせて作為的な所がない事を証明していもらったそうですが、そういう話を繰り返し伝えるのは、こういった催眠療法的なミスが起こっていない確立が高い、ということをきちんと証明しようとしているからでしょうね。

全然話は違いますが、洗脳護身術を実践しても、変性意識の感覚がよくわからず、実践できてなく、おしいですw
固く考えすぎなのかなぁ・・・ぜひ、実践したいものです。
by とおりすがり (2010-08-22 06:25) 

Simple

とおりすがりさん

コメント、どうもありがとうございます。私も変性意識は良く分かりません。
本当に学ぶのであれば苫米地セミナーに参加するのが良いかも知れませんね。(高そうですが...)
by Simple (2010-08-26 23:29) 

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