SSブログ

「加速力」で成功をつかめ 齋藤孝著 を読む [ビジネス]

 齋藤孝氏の「●●力」に関する本です。

「加速力」で成功をつかめ!

 

 

 

 

 

仕事で成功するためには、「加速力」が必要だと言います。齋藤氏は、昭和の時代は「加速力」があった時代だが、平成の時代は「加速力」のない「等速直線運動」の時代で、自動化した仕事をこなしているだけだと言います。
昭和の時代、日本は加速によって今日の地位を築きましたが、80年代後半からのバブル時代は、ニセの加速であったとのことです。齋藤氏の言う「加速」は、

・何か新しいことにチャレンジしてそれを身に付けていくプロセス
  ⇒ 自動化した仕事の量が増える ⇒ 快感になる
・メリハりが重要
  ⇒ どこで加速するかを考える
    ・自分の周りの「風」を感じる
    ・逆風の時に加速しても結果に結び付かない
      ⇒ 力を溜めておく(不遇時代にも手を抜かない)

確かにビジネス界などのトップになった人たちには必ず不遇の時代が存在します。しかも、それは普通の人であれば出世をあきらめてしまうような左遷なども珍しくありません。このような時にきちんと力を溜められるかどうかでその後の人生がきまるのでしょうね。

今の時代は、「競争=悪」の風潮があり、若者の加速力を奪っていると言います。他人より上に行こうとすれば人と違う努力が必要ですが、そういう若者が減っているようです。

自分の「加速力」を回りの人に感じさせるには、「仕事が速い」、「勢いがある」ことを見せる必要があります。そのためには、通常の1/3の納期で仕事をするなど、相手に自分の加速力を見せ、また、周囲から好かれることも重要だと述べています。
齋藤氏は、「芸能界は加速力の勢いを見せることで成り立っている」と言います。確かにTVを見ていても芸能人の勢いは感じられます。そのような勢いがなくなった人たちは消えて行ってしまうのでしょう。

仕事に関しては、仕事を覚える段階では報酬を求めない来た仕事は断らないどんな球でも打ちながら絶好球を待つ、ことが重要だといいます。最近は、「断る」ことの重要さが強調されていますが、これは充分に仕事をこなせる人たちへのアドバイスで、仕事をろくにできない人たちはまずは自分に投資することが重要だと思います。
まずは、仕事も量が重要で、量をこなすと質が付いてきます。齋藤氏は天才達の才能の源泉は量にある、量をこなすことで自動化できる部分を増やすことが重要と言います。

加速力をつけるためには、身が軽い方が良い
  ・考えても仕方のないことは考えない
  ・8割方よければOK!
  ・否定的なイメージを払拭する ⇒ ネガティブな情報はシャットアウト
  ・ポジティブなイメージを増幅する

自分の周りの流れを読んで、追い風を感じたら一気に加速するということが重要なんですね。

ブログランキングに参加しています。記事が気にいったらクリックをお願いします。 人気ブログランキングへ このブログの目次です。 http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17-1
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。