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頭の回転が50倍速くなる脳の作り方 苫米地英人著 を読む [苫米地英人]

苫米地先生の学習法に関する本です。

頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法~ 

 

 

 

 

先生は、巷にあふれる「●●勉強法」「○○仕事術」の多くは自分の体験談であり、その人だからできた手法であり、この本は最先端の脳研究により実証された「脳の使い方」の基いた学習法であると主張します。(苫米地先生の本の内容も苫米地先生だからできるのでは? と突っ込みたくなりますが...(笑))
そしてほとんどの人たちは、現状は脳の潜在情報処理能力の何億分の1も使っていないと言います。

勉強だけができる人、いわゆる秀才と言われている人たちがイコール頭がいい人ではありません。高い視点(抽象度が高い)を持てるかどうかが重要なのです。苫米地先生の本によく出てきますが、「脳は知っているものしか認識できない」のですが、抽象度が高いと知らないものでも認識できるようになる、ということです。
そして、抽象度が上がるとIQが圧倒的に高くなるそうです。ここでいうIQとは、「抽象度の高い空間を身体性をもって操作できる能力」を言います。

そして、最近はやりの「英語脳」に関してです。苫米地先生のいう「英語脳」とは、解剖学的な言語脳があると言っているのではなく、脳機能的な意味で使っています。そして、苫米地メソッドは、ネイティブ並みに上手になるのではなくネイティブスピーカーをつくる方法論だそうです。

・エルマン仮説やチョムスキー仮説により脳は生得的に文法能力を持っており、言語ご               とにパラメータをチューニングするだけでよい

つまり、赤ちゃんが日本語を習得するのと同じように英語を習得できるということです。しかし、ご存じのように言語習得には「クリティカルエイジ」という壁が存在します。言語の場合8~13歳がクリティカルエイジでそれを過ぎると言語の習得が難しくなると言われています。これは、普通は一つの種には一つの言語で十分だという種としての最適化という意味と、言語=人格であるため(バイリンガルは二重人格)人格を維持するための意味があるそうです。しかし、クリティカルエイジは存在するが、克服はできるとのことです。

・これまでの英語習得は日本語の神経ネットワークの上に英語ネットワークを構築しようとしていた
 ⇒ 日本語のネットワークを使わないで英語を学べば良い(日本語の活性化を抑える)

・英語のドラマの次の会話を予測しながら見続ける

しかし、この方式だと普通にやれば子供とおなじようにまともに話せるようになるのに7~8年かかるという問題が生じます。まあ、普通の日本人は10年以上英語を学んでもまともに話せないのですから、それでも良いとは思いますが...(笑)
その解決方法は、IQの高い脳を創ることによって抽象度を上げることだそうです。IQの高い「新しい脳」をつくると、あらゆる学習は50倍以上の速さでマスターすることが可能だといいます。
そのIQの高い脳のつくり方は、

①リラックス
②コンセントレーション
③超並列脳をつくる

だそうです。特に超並列脳は最も学習に適した状態だと言います。また、人間はもともと超並列処理の能力を持っているにも関わらず逐次処理で思考するようになってしまったと言います。いわゆる速読(写真を撮るようにページを読みとる)も、その超並列脳を使うそうですが、苫米地先生のクラスでは速読は教えないそうです。理由は、

・どんなに速読をしても世の中の本をすべて読むことはできない

からだそうです。苫米地先生の母校であるイェール大学の図書館には600万冊の蔵書があったそうです。(1冊1分で読んで一日10時間読んでも、全部読むには30年くらいかかる)だから速読をするよりも、IQの上がった新しい脳を作った方がよいということです。

以前も書きましたが、英語に関してサイマルで同時通訳をやっていたほどの経験・実力を持った脳の研究者(機能脳科学者)は苫米地先生だけだと思いますので、私は先生の英語習得メソッドにはとても注目しています。
興味のある方は、ぜひご一読ください。

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苫米地先生のその他の本は、 
・洗脳支配
・洗脳原論
・頭の回転が50倍速くなる脳の作り方
・ビジネス成功脳 スピード構築
・まずは親を超えなさい!
・苫米地英人 宇宙を語る
・夢をかなえる洗脳力
・IQ200になる習慣
・年収が10倍アップする超金持ち脳の作り方
・スピリチュアリズム
・自伝ドクター苫米地 「脳の履歴書」
・自伝 ドクター苫米地「脳の履歴書」 を読む その2
・脳と心の洗い方
・営業は「洗脳」―一瞬でお客様を支配する禁断の営業術
・苫米地先生の「洗脳護身術」はトンデモ本か? それとも山本氏がドンデモか?

このブログの目次です。 http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17-1


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コメント 3

RONRON

Simpleさん こんにちは^^
苫米地先生の本は多数出ていますが、
初級の私はどの本から始めればよろしいでしょうかね。
お勧めの順番なんかを教えて頂けないでしょうか?


by RONRON (2010-02-23 22:04) 

Simple

RONRONさん、

いつもありがとうございます。
苫米地先生の本は数が多すぎて本当に困りますね。(笑)
最初に読むのであれば、「脳と心の洗い方」が良いと思います。
文庫本も出てますし、新書版も出てます。安上がりでほとんどの内容が含まれていると思います。
by Simple (2010-02-24 01:40) 

RONRON

Simpleさん ご紹介ありがとうございます。
早速購入させて頂きます。
by RONRON (2010-02-25 18:55) 

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