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苫米地先生は気功師だった! 「気功」洗脳術 苫米地英人著を読む [苫米地英人]


夢が勝手にかなう「気功」洗脳術〜脳科学から見た「気功」の正体【覚醒CD付】
さて、苫米地先生の気功に関する本です。


苫米地先生の本を読まれた方なら先生の本の著者紹介に「全日本気功師会副校長兼名誉校長」と書かれていることにお気づきだと思います。何やら怪しげですよね。
苫米地先生は、その「怪しげな」イメージを楽しんでいるようです。(笑)
まずはプロローグから引用です。
まずは、気功で病気を治せるという事実を受け入れて下さい。
実際に、あらゆる病気を治す気功師はいます。気功治療を受けたことがある人もいるでしょう。
詳細は後述しますが、決してオカルト的な意味ではありません。誤解を恐れずに明かせば、私は幼少のころに雷に打たれて以来、普通の人にない力を授かりました。
その力を多くの人のために役立てたいと思い、かつてアメリカで、医師と共同で医療気功の研究をしていたことがあります。その研究施設には、一般の病院で見放された、末期ガンの患者さんなどが多くやってきました。
私の脳科学の研究は、自分の持つ特殊な能力のカラクリを解明したいというところから始まったと言えます。
その研究施設に通っていたころ、こんなことがありました。
私が患者さんに向けて力(=気)を送ると、患者さんがトイレに駆け込んだのです。「先生出ました!」と患者さんがいうので便器を見ると、赤い塊が浮いています。これを検査に回すと、ガン細胞の塊だと判明しました。
体がいらないと思ったら、ガン細胞さえも取れてなくなります
簡単にいえば、ガン細胞は自分の体が作り出したもの。だから、自分の体が「ガン細胞は必要ない!」と思えば、ガン細胞はポロッと取れてしまいます。
これは他の症状でも同じです。たとえば頭痛になったとき、「頭痛が治った!」という気を送れば、簡単に治ります。

普通の人は、気功で病気が治る?と疑問を持つ人が多いでしょうが、「病気は自分が作り出している」ということを信じられる人は、このような気功による治療も比較的すんなりと受け入れられるでしょう。上に紹介した中のガン患者の件は苫米地先生の他の本にも書かれていましたが、ご自分の体験談とは驚きでした。また、雷に打たれて以来気が出せるようになったというのも、普通に聞くといかがわしさを感じる所ですが、先生が明記しているので、本当なのでしょう。
それでは、なぜ気功で病気が治るのでしょうか?

病気を治すには、このホメオスタシス・フィードバックを利用します。
病気の人は、本人は意識していませんが、心の奥では病気が好きになっていることがあります。病気になれば仕事をしなくてもいいし、同情もされる。特に入院すると、三食昼寝付きなので、やみつきになっている人もまれにいたりします。
長い期間入院していた人が退院すると、妙に落ち着かなくなります。もう一度入院したいとさえ思うようになります。
それは、自分のホメオスタシス・レベルが無意識のうちに病気の状態になっているからです。(中略)
気功師は、まさしくこのホメオスタシス・フィードバックの原理を使って病気に働きかけます。

ホメオスタシス・フィードバックとは恒常性維持機能と言われるもので、血圧や体温を一定に保ったりして生命を安定的に維持する機能です。つまり、無意識の内に設定されている自分の体の目標値(ホメオスタシス・レベル)が「病気」に設定されている時、無意識は体を「病気」に向かってフィードバックをかけるため、人は病気になるということです。そして、無意識にホメオスタシス・レベルが「病気」に設定される原因が、ストレスだったり喫煙だったり、高脂肪の食事の取りすぎだったりするわけです。

それでは、「気」とは何なのでしょうか? 苫米地先生の説を聞きましょう。
まずは、言葉を例に考えます。言葉は空気が振動することで相手に伝わります。しかし、言葉の本質は空気の振動ではありません。空気の振動に書き込まれた情報が言葉なのです。
気功師の手からは赤外線など、さまざまな波長の電磁波が出ていることが計測されています。しかし、気を伝える媒体は、赤外線ではない。なぜなら、気は何十キロも離れた人にも送ることができるからです。壁一枚でもあれば、赤外線は通らないのです。
電磁波ではなく、次章で紹介する量子化通信かも知れませんが、今の段階では、気を伝える媒体は分かっていません。
重要なのは、その媒体が何かということではなく、その媒体に書き込まれた情報の方です。(中略)
つまり、気の本質は「情報」なのです

自分が認識して世界を「内部表現」と言いますが、その内部表現は「情報」で成り立っています。私たちの体の五感で認識した情報を脳に入力して構築されてものが内部表現です。この内部表現の情報を書き換えるのが、いわゆる「洗脳」と言われているものです。
気功師は、自分の体から「気」を出して直接「情報」を脳に伝えて内部表現を書き換えている、というのが先生の仮説です。気功師が「飛べ!」と念じて気を出せば、気を受けた人は内部表現が書き換えられて、ホメオスタシス・フィードバックによって飛ぶしかなくなるのです。

苫米地ファンの方はもうご存じでしょうが、先生が「気功」に関して書いたのは初めてではありません。2003年に出された「洗脳護身術」に上記のような内容がすでに書かれています。最初に読んだ時は、「なぜ苫米地先生は気功に関してこんなに詳しいんだ?」と疑問に思っていましたが、実際にご自分が気功師であるとは思いませんでした。本当に苫米地先生の懐は深いと思います。
上記の「洗脳護身術」には、『気功で相手を吹き飛ばす原理 ・・・・ 洗脳カメハメ派』というものを書いてあり、と学会の山本弘氏に酷評されていましたが、これも先生の仮説を聞くと納得できるものです。ただし、他人に気功を使うには他人と同調する必要がありますので自分の弟子や道場の中ではうまく行っても、街ですれ違う人や敵意のある人を吹き飛ばすことはできないでしょう。


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あ、そうそう言い忘れました。「気功」をいかがわしいと思っている人は、読まなくて結構ですよ! 私は苫米地先生の本を紹介していますが、半分は「教えるのはもったいないな~」と思いつつ書いていますので...。(笑)

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苫米地先生のその他の本は、
・洗脳支配
 http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-03-28
・頭の回転が50倍速くなる脳の作り方
 http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-02-23
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このブログの目次です。
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「生」と「死」の取り扱い説明書
幻想と覚醒
お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか? (小学館101新書)
「婚活」がなくなる日―結婚=幸せという洗脳 (主婦の友新書)
英語は訳さず学べ! キンドル・iPad・iPhone対応 ドクター苫米地の次世代英語脳のつくり方







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コメント 5

TBM

私は「気孔」の話、大好きです。
by TBM (2010-10-09 23:53) 

Simple

TBM さん

いつもありがとうございます。
サッカーも格闘技も「氣」は重要ですよね。

by Simple (2010-10-10 00:05) 

Simple

RONRON さん

Nice ありがとうございます。
お久しぶりです。お忙しいようですね。
by Simple (2010-10-10 01:18) 

mo_co

教えていただいてありがとうございます。
そうですよね。自己治癒力が癌細胞をいらないと判断すれば排出が始まるのですよね〜

なるほど、雷に打たれたのですね。
安心しました。同じ人間として、このすごさって何だろう?って思っていたので。

Amazonから、『お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか?』の案内が来ました。
まだ苫米地先生の本は2冊しか読んでいませんが、すでにファンです。


by mo_co (2010-10-11 21:46) 

Simple

mo_co さん

苫米地先生は、ハマりますよね。
『お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか?』
も面白いですよ!苫米地先生の本ばかり紹介するのもどうかと思って
ますので、そのうち紹介します。
by Simple (2010-10-11 23:18) 

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