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1/10大和は必見 大和ミュージアムに行くべし! 戦艦大和復元プロジェクト 戸高 一成著 を読む [中国地方]

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戦艦大和復元プロジェクト

前回の「男たちの大和」のロケセットが評判が良かったので、調子にのって大和関連です。(笑)

この本は、呉の「大和ミュージアム」にある1/10スケールの戦艦大和の再現、製作の御苦労を書いたものです。全長が260m以上あるわけですから1/10スケールでも全長26mとなり、もうほとんど小型の船の大きさです。

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復元された「悲劇の戦艦」の全貌! 全長二十六メートルの戦艦大和復元プロジェクトを率いた著者が、スタッフの熱き闘いと、未公開資料や最新の考証から明らかになった「悲劇の戦艦」の全貌に迫る!半藤一利氏との特別対談も収録。
全長26メートル「巨大戦艦」を復元した男たち!「戦艦大和復元プロジェクト」を率いた著者が、500日にわたるスタッフの熱き闘いを描く。

最初は1/10の大和の再現と言っても、世の中には1m以上もある巨大な大和のプラモデルもありますので、それを大きくするだけだから「やろうと思えば簡単にできるのでは?」と私は思っていました。
しかし、この本を読んでその考えの甘さを反省させられました。実際に間近でじっくり見て観賞に耐えられる1/10スケールの大和を作るには、あまり残っていない当時の資料を詳細に検討・考証を行い、写真や生存者の証言などをもとに細部まで厳密に再現をする必要があるのです。特にボディーの曲線をきれいに出すのは非常に難しいそうで、それは職人達のこだわりの逸品と呼ぶにふさわしいものです。その精度は、「自衛隊の護衛艦以上の精度」で丁寧に作られたそうです。
戦艦好きな方であれば、是非、呉まで行って見てきてください!

大和ミュージアムの入り口です。
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ミュージアムに入ると迫力の大和がドーンと迫ってきます。
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ミュージアムは4階まで吹き抜けになっていますので、いろいろな角度で見ることができます。
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私はこの角度からの大和が好きです。
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後方上方からの大和です。
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前回の「男たちの大和」のロケセットで再現された部分を撮影。
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主砲付近を横から見たものです。艦首に向かって傾斜がついていることが分かりますね。(「大和坂」と言われているそうです)
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後ろのこの角度の大和もいいですね~。
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ミュージアムに来た人がみんな感じるのは、「なぜ、この向きに設置したのか?」ということです。艦首から撮影すると必ず逆光になってしまいます。でも、この本を読むと、この大きさの船を一度設置してしまうと移動は不可能だと思えますので、実に惜しいことです。何せ、ちゃんと進水式を行うほどの大きさですので...。
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日本戦艦では初めて球状艦首(バルバス・バウ)を採用したと言われています。これにより、船体が水を押しのける時の波と球状艦首が作った波が相互干渉して進行時の抵抗を減らすことができるそうです。
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戦艦大和の他に零式艦上戦闘機62型(いわゆるゼロ戦)と特殊潜航艇「海龍」も間近でみることができます。
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零式艦上戦闘機62型です。子供の頃にマンガでゼロ戦にあこがれていたのを思い出します。
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特殊潜航艇の「海龍」です。(間違えて「回天」と書いていました。訂正します。)
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「男たちの大和」のロケセットがなくなってしまった今、大和ファンが楽しめる場所はここ以外にはないでしょう。いろいろな資料がそろっているので、一通り回るだけでも1時間では足りません。私のように1/10の大和をうっとりと眺めていると、すぐに2、3時間経ってしまいます。(^^)
私は2年連続で行きましたが、最近行っていないのでまた行きたくなってきました。
ショップもあり、大和グッズが沢山あります。私は小学生だった息子に「大和」と書いたキーホルダーとリストバンドを買ってあげたのですが、「やった! ”だいわ”だ!」だって。(笑)

【大和関連】男たちの大和のロケセットです。
原寸大で保存して欲しかった 「男たちの大和」のロケセット 尾道
http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-10-10

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Battleship Yamato 1 / 10 scale model

大和ミュージアム常設展示図録戦艦大和と連合艦隊―大和ミュージアム徹底ガイド (双葉社スーパームック―超精密「3D CG」シリーズ)戦艦「大和」の博物館―大和ミュージアム誕生の全記録大和ミュージアムガイドブック―今すぐ行きたい!呉市海事歴史科学館
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コメント 7

TBM

1/10で26mとは驚きです。
このミュージアム、かなりの方が訪問されていますね。
私もぜひ行ってみたいです。
by TBM (2010-10-17 00:10) 

Simple

いつもありがとうございます。
大和ミュージアムの来館者は600万人を超えたようですね。
それ以外にも呉の街は見どころが多いですよ。
by Simple (2010-10-17 00:45) 

mo_co

1/10でもすごいですね。

知人の息子さんで「大和」っ書いてってところで「ヤマト」だと思っていたので「ひろかず」って聞いた時は、ちょっと力が抜けました(笑)
私の偏見のせいです。ひろかずくんは悪くありません。
by mo_co (2010-10-17 16:49) 

Simple

mo_co さん

1/10の大和、すごいですよ!
「大和」で「ひろかず」は読めないですよね。
でも友達は「ヤマト」と呼ぶのでしょうね。
by Simple (2010-10-17 22:15) 

Simple

RONRON

いつもありがとうございます。
1/10大和、でかいですよ!
仙台大観音にはかないませんが...。(笑)
by Simple (2010-10-18 22:25) 

kuro@音速雷撃隊

http://www.yamato-museum.com/collection/collection03.html
写真の潜水艦は人間魚雷の「回天」ではなく、
特殊潜航艇の「海龍」のようですね。


ちなみに1/10の大和は山本造船所でつくられたもので、
以下のページで作られる様子が紹介されています。
http://www.yamamotozousen.jp/koutei.html

大和ミュージアムで何度か見たときは模型だと思っていましたが
きちんと”船”として進水式をしていた
ということでびっくりしました。
※江田島に向かう途中に道沿いにある造船所です。

by kuro@音速雷撃隊 (2012-12-29 00:28) 

Simple

kuro@音速雷撃隊 さん

ご指摘、ありがとうございます。
たしかに「回天」ではなく「海龍」ですね。
2年続けて見に行ったのに、ずっと「回天」だと思っていました。(‐‐;
先入観というのは恐ろしいですね。
ブログの方は修正しておきました。

今後ともよろしくお願いします。
by Simple (2012-12-29 09:33) 

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