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川越の骨董市に行ってきました [美術]

川越にある成田山新勝寺の別院で毎月28日に骨董市(蚤の市)が開かれています。過去に何度か行ったことはありますが土日に関係なく28日の開催なので、なかなか行くタイミングが難しいため、最近は行っていませんでした。
今日は朝から天気が良かったので、久しぶりにお出かけしてきました。

川越大師喜多院から歩いて行くと、こちらから入ることになります。天気が良かったので、多くの人が来ていました。
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お寺の境内の上から眺めると沢山のテントが並んでいるのが分かります。
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これはお寺の方を見たものです。いろいろな種類の骨董が所狭しと並べられています。
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洋画なんかも売られています。誰の絵か分かりませんが。
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私は焼き物を中心に見て歩きました。沢山のお店で扱っています。
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沢山出品されていますが、なかなか気に行ったものはありません。
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唯一、気になったのがこの中国陶磁器の天球瓶です。明らかに新しいものなんですが、結構、絵がきちんと書かれているので、楽しむには良いかと思いました。値段を聞くと1万円とのこと。思わず買おうかと思いましたが、こんなデカイものを家のどこに置くのか? と自問自答して却下となりました。(笑)
tenkyubin.JPG



















【参考】ちなみに天球瓶の代表例と言えるのが、これだと思います。紀州文化振興会所管(岸和田事件の展覧会の表紙になりました)の逸品。
この器は、造形は端整で雄渾、宏大な気迫がこもっている。全体の構図は、神龍が湧き騰がる波涛を踊り超えていく様子を描くもので、極めて動感に富んでいる。元代末期の青化(染付)中の精品であり、宣徳染付の先駆をなすものである。この類の文様は元代染付と明代宣徳の作品に多く、芸術的特長は十分鮮明である。(楊根北京大学考古学系教授)

tenkyua.JPG






















染付の絵柄は、密度が濃いほどよいと言われています。そういう意味で骨董市にあったような空白が多い絵柄は、あまりよろしくありません。また、紀州品は、官窯の中でもさらに「御窯」と言わる皇帝用の品々が多いため、上記の天球瓶も単に染付で描かれているだけでなく、彫りこみが入っているようです。
もっと凄いものが、落合先生のHPに掲載されていたので、紹介します。
http://kishu-bunka.org/toujishi/6.htm
この天球瓶の彫りこみは凄いですね。

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Simple

mo_co さん

Nice! ありがとうございます。
子供たちの夏休みも終わりですね。

by Simple (2011-08-29 22:59) 

Simple

TBM さん

Nice! ありがとうございます。
レッズは勝てませんね。(‐‐;

by Simple (2011-08-29 23:10) 

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