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マスコミの報道を疑え! 国家の恥 一億総洗脳化の真実 上杉隆著 読む [震災・原発]


国家の恥 - 一億総洗脳化の真実
東日本大震災から1年が過ぎました。
1年前を思い出すと、計画停電のために電池やローソクを探して走りまわったり、通勤で苦労したり、ガソリンの供給がなくなりガソリンを売っているスタンドを探して車で走りまわったりと、今考えると懐かしいような気がしますが、二度と味わいたくない思いもしました。
最近、また地震が増えていますが、あの当時は、それこそ毎日のように震度3、4くらいの地震が起きていましたよね。

そして何よりも私たちが不安だったのが、福島の原発事故です。震災、津波による被害もさることながら、私たちが体験したことのない、原発事故による被害に関する恐怖におびえていました。
「福島の住民たちは大丈夫なのか?」、「東京に住んでいた外国人は日本から脱出しているのに、私たちは本当に大丈夫なのか?」、「原発事故はどうなるのか?」などなど、日々不安になりました。
今回ほど、政府、TV・新聞などの大手マスコミがあてにならないことを実感したことはありませんでした。明らかに政府やマスコミは真実を隠している、ということを実感したのでWebで情報をかき集める毎日が続きました。そんな時に私の心の支えになったのが、大前研一氏、武田邦彦教授、上杉隆氏、苫米地先生などのHPやブログの情報でした。

特に、上杉氏は記者クラブに入っていないフリーランス記者として、私たちに新聞やTVでは得られない情報を与えてくれました。

震災の起きた次の週から実施された計画停電に関してです。
●2011年3月17日:被災地への支援を止めないために、計画停電よりも「節電」で対応を!
・なぜ「計画停電」を実施しなければならないのか。なぜ政府と東京電力による愚かなプロパガンダに易々と騙されているのか。 電力会社をスポンサーとし、批判精神を失った大手マスコミに何かを期待するのが馬鹿らしい。
だが、日本では、思考停止に陥って久しい彼らこそが影響力を持って、愚かな政策を国民に呼びかけているのが現実だ。
・街のネオン看板は消され、営業時間を短縮する店舗がほとんどだ。だれもが節電に協力している。にもかかわらず、政府と東電は「計画停電」を強行している。果たして本当に電力不足なのか。「計画停電」の必要性を煽っている民放テレビ局は同じような映像を24時間放送し続けている。 電力消費量の多い民放テレビ局は、同じような映像を繰り返し流しながらも、誰一人「計画停電」を批判しようとしない。

政府が出した安全だ、安全だと繰り返した避難区域に関してです。
●2011年3月24日:海外諸国と日本政府 避難範囲50キロメートルの差 - 枝野官房長官に「安全デマ」を問い質す
・官邸、東電、経産省、記者クラブ、御用学者による「安全デマ」が、日本を滅ぼそうとしている。「安心だ」「安全です」「ただちに影響を及ぼすことはありません」という根拠の薄い楽観論に拠って、国民を絶望の淵に連れて行こうとしている。
・震災発生以来、最悪の事態を想定して、各国政府の示す統計や海外メディアの論調をソースを明示しながら、その可能性に触れてきた筆者への評価は、「デマを飛ばすインチキ記者」という匿名の中傷に集約される。 とくに、福島第一原子力発電所の事故について、「水素爆発」「人的被害」「80キロメートル圏外へ退避勧告」「農作物被害」「首都への放射線汚染」「メルトダウン」などの可能性に触れた途端、それは頂点に達した。 内閣官房を筆頭に、政府からも批判され、大手メディアからは白眼視されている。だが、結果はどうか。いつか必ず明らかになるだろう。だが、それまでは何も言うことはない。

そして、「低濃度汚染水」と名付けられた「高濃度汚染水」の海洋投棄に関してです。この愚挙に関するスピーディーな政府の判断は、米国による指示だったことが後で分かりました。
●2011年4月7日:日本が「海洋汚染テロ国家」になる日 - 放射能汚染水の海洋投棄に向けられる厳しい視線
・自由報道協会はきょう(4月6日)、元佐賀大学学長の上原春男氏の共同インタビューを主催した。上原氏は福島第一原子力発電所3号炉(もしくは5号炉)の設計にかかわり、外部循環式冷却装置の開発者でもある。
・その上原氏は、放射能汚染水を海洋に流し続けるという決定を下したばかりの政府に対して、繰り返し嘆いた。
「なんで、あんなことをしたのか。海洋に放射能汚染水を流すなんて信じられませんよ。誰がそんなバカなことを決めたのか。これで日本は世界中を敵に回した。恥ずかしい。せっかくの信頼のある国だったのに、本当になんてことをしてくれたんだ」
いまや政府と東京電力による愚かな決定に数々は、日本を「海洋汚染テロ国家」に仕立て上げようとしている。
・毎時8トン以上の冷却水を注水しているのだから、貯蔵タンクもすぐに満杯になることは分かっていた。だが、その状況を再三質問してきたフリーランスジャーナリストたちの声を掻き消すかのように新聞・テレビは「低濃度の汚染水」の海洋投棄の安全性を強調し続けている。 そもそも、テレビ・新聞が使っている「低濃度」という言葉は東京電力の造語だ。通常の環境基準の100倍以上、つまり普通に考えれば高濃度なのである。この点を東京電力に問うと「相対的なものであり、高濃度と比べて低濃度であるということです」という木で鼻をくくったような回答が返ってきた。

これは、このブログでも何度か主張していることです。なぜ、東電幹部は逮捕されないのか?ということに関してです。
●2011年7月1日:なぜ東京地検特捜部は東京電力本店を家宅捜査しないのか
きのう、東京電力の株主総会が開かれた。約6時間に及ぶロングラン総会は荒れ模様となったものの、社長の交代、原子力発電の続行など、結局、当初の方針通りに終了した。結果として、東京電力は株主総会を乗り切ったのである。東京電力は、国家を滅ぼすような大事故を起こした企業である。そのうえで情報隠蔽を繰り返し、国民の健康や生命に危害を及ぼそうとしている。にもかかわらず、お咎めはない。いったいどういうことなのか。
・そうこうしているうちに、株主総会は終わり、社長は交替した。東電幹部は、実質、誰一人責任を取らずに給料をもらい、普通の生活を送っている。一方で、ユッケを売った社長は、徹底的に糾弾され、人生のケリを付けさせられようとしている。 思えば堀江貴文氏に対してもそうだった。検察は、堀江貴文氏を、なんの前触れもなく逮捕し、家宅捜査を繰り返し、結果、会社をつぶし、実刑有罪判決を食らわせ、刑務所にぶち込んだ。マスコミは彼らを極悪人に仕立て上げ、社会から抹殺した。 だが、彼は、本当にそんなに悪いことをしたのだろうか。 この国では、あまりに「巨大な悪」は免責されるのだ。国家が加担し、マスコミが黙認した犯罪は、見逃されるのだ。そして、5年後、10年後、国際賠償などの信じがたい不幸がこの国を襲い、多くの国民が被爆による健康被害と戦い始めた頃、東電幹部たちは、引退し、何食わぬ顔で生活していることだろう。

初めてこのニュースを知ったときは、単純に「民主党も人材がいないんだな~」と思いましたが、それがメディアによる虚報であったという話です。この国のマスメディアはどうなっているのか、と思いますね。
●2011年10月13日:鉢呂前経産の「放射能つけちゃうぞ」発言は虚報だった!
火曜日、筆者が司会を務める「ニュースの真層」(朝日ニュースター)に鉢呂吉雄前経済産業大臣が生出演した。
冒頭、筆者は鉢呂氏が発したという「放射能つけちゃうぞ」発言の真意について聞いた。
「放射能と言った記憶がないのです。確かに相槌を打ったような気もしますが、それもはっきりせず、自分で言ったような記憶はない。私も長年政治家をやっていますから、自分で言った言葉については大抵覚えております。でも、放射能という言葉自体、あまり使ったことがありませんし、放射性物質などということはありましたが、なにしろ記憶にないのです。でも、優秀な記者さんたちがみんなそう報じるので、どうしてなのかなと思っておりました。」
結論からいえば、鉢呂氏は「放射能」も「つけちゃうぞ」も発言していない。発言のあったとされる当日、東京電力福島第一原発所の視察から戻った鉢呂大臣(当時)が、赤坂宿舎に集まった4、5人の記者たちと懇談したのは事実だ。だが、防護服を着用したままの鉢呂氏に「放射能」という言葉を使って、水を向けたのは記者たちのほうであり、それに対して、鉢呂氏は何気なく相槌を打っただけというのが真相なのだ。 つまり、マスコミが勝手に自ら言葉を発して、何も語っていない政治家の話した言葉として勝手に報じて、勝手に責任を追及し、デマによって世論を煽り、ついには大臣を辞めさせてしまったというだけの話なのだ。 なんとばかげたことだろう。とても民主主義国家のメディアの仕業とは思えない。根拠のないデマによる集団リンチであり、ジャーナリストの自殺行為だ。

今回の一連の大震災の大手メディアの報道を見て、みなさんもその信頼性のなさを痛感したと思います。これからも上杉氏をはじめとしたフリーランス記者たちの活躍を期待します。

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このブログの目次です。
http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17-1

新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか (PHP新書)報道災害【原発編】事実を伝えないメディアの大罪 (幻冬舎新書)ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実官邸崩壊 (幻冬舎文庫)記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争 (小学館101新書)暴走検察小泉の勝利 メディアの敗北世襲議員のからくり (文春新書)


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Simple

tsworking さん

Nice! ありがとうございます。
UpしたらすぐにNice!が付いたのでビックリしました。(^^)
毎度、ありがとうございます。
by Simple (2012-03-22 00:20) 

Simple

TBM さん

Nice! ありがとうございます。
「武器としての決断思考」面白そうですね。
マッキンゼー出身はやはり優秀な方が多いですね。
by Simple (2012-03-22 00:24) 

Simple

月夜のうずのしゅげ さん

Nice! ありがとうございます。
土楼、面白そうですね。
マンションみたいなものですかね?
by Simple (2012-03-22 22:21) 

Simple

Loby さん

Nice! ありがとうございます。
「ブリタニカ百科事典」出版打ち切りなんですか...
寂しいですね。
by Simple (2012-03-22 22:24) 

Simple

mo_co さん

Nice! ありがとうございます。
白湯(パイタン)スープかな?と思いましたが、
白湯(さゆ)ですよね?(笑)
by Simple (2012-03-24 00:03) 

Simple

マチャ さん

Nice! ありがとうございます。
吉田佐江子さん、知りませんでしたが素敵な方ですね。
「最後の羅針盤」みました。
ダイナマイトですね。(^^)

by Simple (2012-03-24 20:27) 

Simple

ゆきママ さん

Nice! ありがとうございます。
北朝鮮のミサイル騒動で、円相場にも影響があったんですね。
by Simple (2012-04-14 20:56) 

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