SSブログ

日本は昔から変わっていない!? 日本はなぜ世界から尊敬され続けるのか 黄文雄著を読む [社会]


魏志倭人伝、ドラッカーも! 2000年前から外国が絶賛 日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか
著者の黄文雄氏は、1938年台湾生まれ、1964年来日。早稲田大学商学部卒、明治大学大学院西洋経済史修士という学歴で、一貫して戦後の日本の自虐史観に対して、日本の正当性を訴えた著作を出されています。台湾人から見た日本の歴史を語っていますので、日本人にとっては力強い味方だと私は思っています。

2011年3月11日に日本は東日本大震災に遭遇し、地震、津波、原発事故と三重苦に遭遇しました。この大災害に関しては、世界各国のメディアで報道され、大きな驚きを与えたと言われます。それは、日本以外の国でこのような大災害が起これば暴動や略奪が見られるのが世界の常識であるが、「なぜ日本人は平静と秩序を保っていられるのか?」ということです。これに対して、世界中から賞賛されたと言います。
「なぜ日本では災害につきものの略奪が起きないのか、米メディアでは次々と議論が起きていると報じた」(CNN)
「他の国ではこれほど正しい行動はとれないだろう」(英国BBC)
「商店の襲撃や救援物資の奪い合いが見られず、市民が苦境に耐えていたことに感嘆」(ニューヨーク・タイムズ)

しかし、黄氏はこのような日本人に対する素晴らしい評価は、今始まったことではなく、魏志倭人伝の頃からの日本の伝統であると黄氏は主張します。
「婦人淫せず、妬忌せず、盗窃せず、諍訟少なし」 (魏志倭人伝)
「盗みを極度に嫌う」(フランシスコ・ザビエル:イエズス会宣教師)
「盗みが厳しく罰せられる。理由の如何を問わず処刑される。これは人のものを欲することが、人間として最大の悪だと認識されていたためである」(ルイス・フロイス:イエズス会宣教師)
「日本全国の旅行はきわめて安全なり。大道に賊なく窃盗の如きも稀なり」(「欧米人の日本観」:江戸時代中期)
「正直と忠実は、国中に見られる。そしてこの国ほど盗みの少ない国はほとんどないであろう。強奪はまったくない。窃盗はごく稀に耳にするだけである。そしてヨーロッパ人は幕府への旅の間も、まったく安心して自分が携帯している荷物にほとんど注意を払わない」(「江戸参府随行記」:スウェーデンの植物学者、医学者カール・ツュンベリー)

最近、いやな事件が多いですが、盗まないことは当然ですが、基本的には「悪いことはしない」という道徳感があることは確かだと思います。でも、それは世界中の人たちがそう思っており、日本人だけが特別だとは思っていないと思います。しかし、この本に書かれている他国の人たちの言葉を読むと、そうではないんだと感じられます。日本と中国、韓国などとの主張のすれ違いも、このような国民の考え方が大きく違うことが大きな原因のように思えます。

この本には、日本人に対するうれしい言葉がたくさん出てきますので紹介します。
「私がどうしても滅びてほしくない一つの民族がある。それは日本人だ」(ポール・クローデル:フランスの劇作家、1921~1927年駐日フランス大使)
「世界中で日本ほど、婦人が危険にも無作法な目にもあわず、まったく安全に旅行できる国はない」(「日本奥地紀行」1880年、イザベラ・バード:世界的な女性旅行家)
「外国からやってくる旅行者の誰もが、この国民から深い恩恵を覚えることは確かです。それほど日本人は世界でも際立つ興味深い民族で、しかも感謝の念は特定の個人にだけでなく日本全体に強く感じます」(「シドモア日本紀行明治の人力車ツアー」エリザ・R・シドモア)
「ドイツではみな、万歳万歳と叫んでいるのに、日本の首相(鈴木貫太郎)は敵の大統領の死を悼む弔電を送ってきた。やはり日本はサムライの国だ」(トーマス・マン:大東亜戦争中、ルーズベルト大統領の死に際して)

しかし、中には耳の痛いコメントもあります。要は、国をリードするトップが良くないので助かったと言っているのでしょうね。
「もしこの人口多く聡明で抜け目のない、模倣の上手な、思慮深く勤勉でどんなことでも出来る国民の上に、我がピョートル大帝ほどの偉大な王者が君臨すれば、日本が内蔵している能力と財宝によって、その王者は多年を要せずして、日本を全東洋に君臨する国家に仕上げるであろう」(「日本俘虜実記」:1816年ワシーリィ・ミハイロヴィチ・ゴローニン)
「世界で日本だけは、目よりも、心で接することによって理解できる国である」(ピーター・ドラッガー:経営学者、日本画のコレクター)

最後に、日本人の再建力の凄さを書いたコメントを紹介します。
「日本人とは驚嘆すべき国民である! 今日午後、火災があってから36時間たつかたたぬかに、はや現場ではせいぜい板小屋と称すべき程度のものではあるが、千戸以上の家屋が、まるで地から生えたように立ち並んでいる」(「ベルツの日記」:1万戸を焼失した1876年11月の東京大火の時について)
「焦土と化したばかりの場所に日本家屋が建て直されるスピートは驚嘆に値し、比類がない。大火のあと12時間のうちに、小さな店の主人は元の所で商売を再開してしまうのだ」(「日本・人力車旅情」エリザ・R・シドモア)

昔から、民衆レベルの再建力は強いのに、津波や原発事故の復旧が遅いのは政府、官僚の動きが遅いのでしょうね。
日本の良さを見直すにはお勧めの一冊です。

ブログランキングに参加しています。記事が気にいったらクリックをお願いします。
人気ブログランキングへ
このブログの目次です。
http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17-1

日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか中国人が死んでも認めない捏造だらけの中国史中国・韓国が死んでも教えない近現代史 (徳間文庫)「中国の終わり」のはじまり ~習近平政権、経済崩壊、反日の行方~
売国奴韓国は日本人がつくった (徳間文庫)日本人こそ知っておくべき世界を号泣させた日本人日本人だけが知らない 世界から絶賛される日本人
nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。