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間欠断食は効果抜群! 口ぐせダイエット 佐藤l富雄著 を読む [ダイエット]

【お知らせ】
Dr.佐藤(佐藤富雄)氏が2012年11月に逝去されたそうです。昨年の12月ごろ、Web上でそのような情報が飛び交っていたのですが、ブログやWeb上にも明確な情報が無かったのでガセ情報だと思っていました。(‐‐;
本当に残念です。謹んでお悔やみを申し上げます。


口ぐせダイエット──脂肪が逃げ出す「ゼロ円」メソッド (講談社プラスアルファ新書)
「口ぐせ博士」のDr.佐藤のダイエットに関する本です。
Dr.佐藤の本ですから、もちろん「口ぐせ」が重要なファクターとなっています。
以前紹介した勝間和代さんの「やせる」でも主張されていましたが、Dr.佐藤の主張の根幹は同じです。

(摂取カロリーを減らす+毎日運動する)

そんなこと言われなくても分かっているよ! という声が聞こえてきそうですね。そうなんです。でも、それができないんですよね。(‐‐;

さて、Dr.佐藤の唱えるダイエット法の4つのファクターを紹介します。
口ぐせの力で意識・無意識を操作する=現実を変える
②一日2食、間欠断食などで、カロリーコントロールを実践
③食べても痩せる「6つのルール」に従って食べる(ファイトケミカルの摂取など)
④脂肪を溶かすミラクルウォーキングを行う。

この本の特徴としては、やはり①の「口ぐせ」を使うことですね。
口ぐせで、人生が変わるなって信じられないという人も多いでしょうね。でも、人の思考や感情は、言葉が作っているんです。人は、自分が口から発した言葉の意味を脳で受け止め、記憶するようにできています。繰り返し使う言葉は海馬(記憶の貯蔵装置)に蓄積され、必要なときにそれを引き出して使うという仕組みになっているそうです。
多くの人たちは、ダイエットを始めても1週間もすると「どうして痩せる必要があるんだろう?」とか「別にこのままでいいじゃん!」、「食べないとストレスがたまってその方が体に悪い」などといういろいろな思いが頭に浮かび、三日坊主で終わってしまいます。これは、自分の無意識がダイエットに納得していないので、ホメオスタシスの力でダイエットを止めさせてもとの生活にもどそうとしているのだと思います 。
心理学や精神分析の世界では、意識:1割、無意識:9割と言われています。ですので、意識が「ダイエットするぞ~!」と決めても、9割の無意識が「今のままでいいじゃん!」と考えてしまうのです。例えて言えば、カーナビで目的地を設定すると、運転者が意識的にルートを外れた運転をしても、「次の信号を右です」、「Uターンです」などと元のルートに戻すように誘導するのと同じです。ですから、本当にダイエットしようと思うのであれば、単にルートガイドに逆らって運転するのではなく、目的地そのものを変更すればよいのです。
その目的地(ゴール)の変更に、Dr.佐藤の唱える「口ぐせ」が重要になるのです。
「私はダイエットに成功して素敵な身体になりました!」
「1か月でマイナス3キロ、2か月で5キロ痩せました!」
「理想の体重は(○○キロ)になることができました!」
「身も心も軽くなりました。気分、体調ともに快適そのものです!」
ダイエットに成功して理想の体重・体形を実現した自分をイメージしながら、心がうきうきする快の言葉を、脳によく染み込むまで言い続けてください。
20~30回も口にすれば、脳内のどこかがパチッと音を立て、スイッチが入ります。これを私は、「脳にエンジンがかかる」と言っています。

理論的には、このDr.佐藤の口ぐせ理論でダイエットを行うと痩せた自分が本来の自分(苫米地先生のいう「コンフォートゾーン」)になるので、よく失敗する「リバウンド」をしないということになりますね。

そして、摂取カロリー制限と運動を組み合わせることで、
①理想の体重・体形を実現できる
②身体を動かすことで筋肉量および毛細血管を増やしていけるので、基礎代謝量が上がり、体内の脂肪が燃えやすくなる
③筋肉を増やすことにより、ミトコンドリア(体内のエネルギー発電所)のエネルギー生産量が増し、タフで疲れにくい身体になっていく
④若々しくなり、長寿になる

カロリーを減らすためには、朝食を抜くのが手っとり早い方法です。これだけでだいたい200キロカロリーを減らすことができます。これは、私はすでに5年くらい実行しているので、さらに厳しいと思われる「間欠断食」にトライしてみました。
これは動物実験で、毎日餌をやるグループと一日おきに餌をやるグループを比較した場合、一日おきに餌をやるグループの方が約60%長生きしたという結果から考えられたものです。人間は寿命が長いので、死ぬまでの80年をかけて実験をやることは難しいですが、間欠断食による血液の検査で、
・老化の最大要因である活性酸素の害を防ぐ酵素「SOD」の分泌量が増した
・「メラトニン」という抗酸化力の強いホルモンの分泌量が増した
・細胞の成長と再生を促す「HGH」(ヒト成長ホルモン)の量が増した
という素晴らしい結果が得られているそうです。食べないだけで、痩せるだけなく老化を防ぐことができて健康になるのであれば、やるしかありませんね。(笑)
間欠断食すると、なぜ健康になるのでしょうか? その理由の一つは、断食の間、胃腸を休ませることができるからのようです。確かに、一日3食+夜食+おやつなどを食べ続けていると、胃腸は休む暇なく働き続けることになりますね。Dr.佐藤が朝食抜きが良いという理由の一つは、朝食を抜くと前の晩の食事から17時間くらい胃腸を休ませることができるから、ということです。確かに胃腸だって働き続けていれば、疲れてしまいますよね。

さて、2週間の「間欠断食」の結果ですが、驚きました! お腹の周りがすっきりとしてバンドの穴が足りなくなるほど痩せました。体重も5.3Kgも痩せました。実は、最初の1週間は1日の断食毎に約1.5Kg痩せていき、1週間で4Kg痩せたので、2週間で8Kgくらいいくだろうと思っていたのですが、さすがに2週目に入るとそんなに大きく減らずに食べると増えることを繰り返すことになり、結局、5.3Kgでした。
さすがに最初の頃は断食するのはつらいですが、慣れると意外と普通にできますね。ただし、水だけを飲む厳密な断食ではなく、ブラックのコーヒーや緑茶などカロリーのないものは飲んでいます。ここをあまり厳密にやらないことが成功の秘訣かも知れません。
2週間でこれだけ痩せられる方法はそうはないと思います。興味ある方は、お試しあれ!

ただし、空腹感以外で間欠断食のつらいところは以下の2点です。

①家族が食事をしている時に一人だけ食べないのでつらい。
②外出した時など、そこで食事ができないので楽しみが半減する。

ただ、それも2週間と期限を切れば、何とかできます。
さて、今日で2週間の間欠断食は終了し、明日からは一日一食を試してみようと思います。

ダイエットに興味がある方にはお勧めの一冊です。

ダイエットに関してはこちらもどうぞ。
・究極のダイエット - 脂肪を摂るとやせる!  シリコンバレー式 「自分を変える最強の食事」 を読む
・小麦は食べるな! 「ジョコビッチの生まれ変わる食事」 ノバク・ジョコビッチ著 を読む
・私も実践! 「やってみました1日1食!! 」 船瀬俊介著 を読む
・万病が治る! 20歳若返る! 『かんたん「1日1食」!! 』 船瀬俊介著 を読む
・男性は読まないように! 「炭水化物が人類を滅ぼす」 夏井睦著 を読む
・ダイエット本の決定版! 「やせる」 勝間和代著 を読む

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一生サビない女になるシンプルな習慣──マイナス10歳を実現する成熟系美女のアンチエイジングちょっとした習慣であなたの人生は変わる ―思いのままに望みが叶い、最高の自分を手に入れる!―いい「口ぐせ」はいい人生をつくる―100万人の口ぐせ理論頭が冴え、疲れない体になる「この習慣」を続けなさい運命は「口ぐせ」で決まる―「思いどおりの自分」をつくる言葉の心理学メソッド (知的生きかた文庫)
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