SSブログ

「糖質オフ!」健康法 主食を抜けば生活習慣病は防げる! 江部康二著 を読む [ダイエット]

昨年末の「間欠断食」の結果、2週間で5kg以上やせました。その後、一日一食に挑戦しようと思いましたが、やはり年末年始の休日が続く中で、家族の中で自分だけ食べないというのは厳しいものがありました。年始のダラダラ生活で、1Kg以上体重が増えてしまいました。(‐‐;
そのため一日一食は、会社が始まった1月7日から始めました。その結果、一日一食と毎日のウォーキングで、2週間で約3Kg体重が減っています。なかなか良い感じです。私の場合、朝、昼と食事抜きで、夕食だけ食べるようにしています。最初のうちは、夕食を会社で5時くらいに食べ、家に帰ってから「一日一食なので食べても良いだろう」と思い、9時過ぎにおやつなどを食べてしまいました。これはダメですね。これだと一日二食と変わらないカロリーとなってしまいます。(笑)
今週からは、夕食後は極力食べないような生活にして、順調に体重が減っています。これならずっと続けられそうです。一日一食を続けてみて感じたのは、昼食を食べないので「昼休みがとってもヒマ!」です。(^^) しょうがないので、みんなが食事に行っている時に気分転換に歯を磨いて、本を読んで過ごしています。
(追記:書き忘れましたが、昼食代が不要なのでとっても安上がりです。1日1,000円としても馬鹿にならない額ですよね。)

これまで私は昼食を食べた後の午後の仕事中の眠気対策に苦労してきましたが解決策は簡単でした。昼食を食べなければよいのです。昼食を食べなければ、あの猛烈な眠気はまったく起きないのです。(当たり前ですが...) これだけでも午後の仕事の効率はかなりUPしているように感じています。


「糖質オフ! 」健康法 主食を抜けば生活習慣病は防げる! (PHP文庫)


さて、今回紹介する本は、一日一食を実践している中で興味を持った本です。最近、「おやじダイエット」で有名になっている「糖質オフ」で痩せるだけでなく、健康になるメソッドです。著者の江部氏は京都の高尾病院の理事長で医師だそうです。数多くの臨床例からダイエット、糖尿病の治療に効果のある方法を確立したそうです。この「糖質オフ」のメリットは、
①いっぱい食べてもスルッとやせる!
②お酒を楽しみつつ健康を維持できる!
③運動をしなくても体脂肪が減る!
④血液がサラサラになる!
⑤髪や肌、精力がよみがえる!
⑥食後眠たくならず、仕事がはかどる!
【注意】この糖質オフ健康法は、50歳以上の人にしか効果がないようです。40代までの方は別のダイエット法をお試しください。(詳しくは、http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2013-02-10 をご覧ください)

江部氏が、この健康法を始めたきっかけは、江部氏自身が52歳の時に糖尿病になってしまったからだそうです。江部氏は医者であり、両親が糖尿病だったので、人並み以上に健康を意識しながら暮らしていたそうです。玄米魚菜食でなるべく脂っぽいものを控え、週に2、3回テニスを行い、スポーツジムに通うなど積極的に運動していたそうです。ですので、そのショックはかなり大きかったそうで、それ以降糖質オフの生活に入り、健康な体に戻ったそうです。ちなみに江部氏の糖尿病の原因は、玄米ご飯の大量摂取と、テニスの後のビールだったようです。

この糖質オフ健康法の理論的な根拠は以下のようなものです。
①3大栄養素のうち炭水化物(糖質)のみが血糖値を上げる要因となる。
②人類の食事は700万年前から糖質オフの食事である。
⇒ 糖質が大量にからだに入り続けることを想定した体になっていない
⇒ 人間の体は穀物(糖質)中心の食生活に対応していない
③人類にとって甘い果物は時々しか手に入らない非日常的な食べ物だった
⇒ たまに手に入った果物の果糖は、スピーディーに中性脂肪になり体に貯めこまれる

つまり、人間がお米やパン(小麦)など穀物を中心にした主食を食べるようになったのは、700万年の人類史の中でほんの最近なので、それに対応した体の仕組みになっていない。そのため、「糖質オフ」が人間の体には合っているということです。
ご飯(茶碗一杯150gで約250キロカロリー)を食べるよりも、サーロインステーキ(200gで約1,000キロカロリー)を食べる方が健康的でダイエットにもいいそうです。つまり、カロリーと脂肪を制限するよりも糖質を制限する方が痩せやすいのだそうです。
もともと人間の体はエネルギー源として、脂肪とブドウ糖の二つを使っていますが、本来は脂肪がメインのエネルギーなのだそうです。ブドウ糖は、脳、赤血球、網膜など特殊な細胞のエネルギー源(闘争・逃走などの緊急事態用)なのだそうです。しかし、現代人は糖質を大量に接収しているので、ブドウ糖を優先的に使うような体になってしまっているのだそうです。
つねに緊急事態用のエネルギー(ブドウ糖)を使い、もともとのエネルギー(脂肪)は保存しているのですから、いかに非効率的なことをしているかおわかりになるでしょう。たとえるなら、ガソリンタンクが満タンのオートバイを手押しで進ませているようなもの。
糖質をオフすれば、この状態は劇的に改善されます本来のエネルギー源である脂肪が優先的に使われるようになるわけですね。こうなると1日中、脂肪が燃えるようになるため、太ることが難しくなってきます。

でも、脳がエネルギーとして使えるのはブドウ糖だけなので、糖質オフにすると脳の働きが悪くなるのでは? と疑問をお持ちの方もいると思います。(私もそう思っていました) でも、ブドウ糖の代わりに「ケトン体」が脳のエネルギー源になるのだそうです。
脂質 ⇒ 脂肪酸+グリセロール ⇒ 遊離脂肪酸(血中) ⇒ ケトン体(肝臓)

最後にちょっと怖い話です。
糖質をとると、食後すぐに血糖値が急上昇します。この現象は「食後高血糖」と呼ばれています。空腹時の血糖値と食後の血糖値の差が大きい高血糖状態のことを「グルコーススパイク」といいますが、その差が開くほど血管は激しく傷つけられてしまいます。糖尿病ではない正常な人であっても、小さなグルコーススパイクは起きています。(中略)
血糖値は糖質をとったあと約1時間が非常に高く、その後下がります。しかし、下がったところで糖質をとるとまた急激に上がります。この山が1日に何回も起こるたびに血管に負担がかかっているのです。(中略) グルコーススパイクは白いパンや白米など、精製された炭水化物から作られたものを食べることでとくに生じやすくなります。

私は今後も1日1食を続けようと思いますが、この本に書かれている「糖質オフ」も頭に入れて食べるものを選びたいと思います。
ダイエットに興味がある50歳以上の方にはお勧めの一冊です。

ブログランキングに参加しています。記事が気にいったらクリックをお願いします。
人気ブログランキングへ
このブログの目次です。
http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17-1

糖尿病のための「糖質オフ」ごちそうごはん決定版 糖質オフでやせる!! (TJMOOK)満腹ダイエット (プレジデントムック dancyu)糖質オフダイエット (レタスクラブの本―ドクターズレシピ)スイーツダイエット―満腹ダイエット4 (プレジデントムック dancyu)糖質オフで腹を凹ませる男の食事―お酒OK!お肉OK!満腹になってもOK! (にちぶんMOOK)美食家ダイエット―満腹ダイエット3 「糖質オフ」で痩せた、一流シェフの家庭料理集  デザートまで楽しめます! (プレジデントムック)

nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。