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医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法 「 医者に殺されない47の心得」 近藤誠著 を読む [健康]


医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
がんなどの病気に関して書かれた衝撃的な本です。

著者の近藤誠氏は、1948年生まれ、1973年慶應義塾大学医学部卒業、同大学医学部放射線科入局。79~80年、米国に留学。83年より同大学医学部放射線科講師。がんの放射線治療が専門とのことです。

近藤先生と言えば、15年以上前から「患者よ、がんと戦うな」などの著書で知っており、私は「なるほど、そうかも知れない」と思っていましたが、その頃の先生に対する周囲のバッシングは激しかったようです。先生は、がんと診断されたものには、「がん」と「がんもどき」があり、「がんもどき」の場合は自然に消滅するという主張をされていました。それに対してどこかのお医者さんが、雑誌で、『「がんもどき」などない。あるとすればおでんの中だけだ。』という主旨のコメントを見たことがあります。(これはこれで「うまい!」と言いたいですが...(笑))

先生の主張の根本は、「医者は病気を治せない」ということです。
医者は本当にあなたの病気を防いだり、治したりしてくれているでしょうか。
医者の僕が言うのも何ですが、答えはノーです。
風邪、頭痛、高血圧、高コレステロール血症(高脂血症)、不整脈、がん ・・・・。
病気の9割は、医者にかかったからといって治るわけでも、回復が早くなるわけでもありません。
これは川嶋 朗先生にも同じ事が書かれていましたね。(http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-09-23

近藤先生の原点は、「切り取られるおっぱいを救え」ということだそうです。
欧米では当時すでに病巣だけを取る「乳房温存療法」が当たり前だったのに、日本では乳房が丸ごと切り取られて、無残でした。
僕はひとりでも多くの女性に温存療法を伝え、ひとつでも多くのおっぱいを救いたかった。

「がん」に関する先生の考えは、以下の通りです。
がんと診断されたものの中には、「がんもどき」が多くある
⇒ がんが治ったというのは「がんもどき」の場合がほとんど。
もし本物のがんであれば、見つかった時にすでに転移している
⇒ あきらめる。
がんの9割は治療するほど命を縮める。放置が一番
抗がん剤は一時的にがんを小さくするが、治ることはない。しかし、その副作用は強烈
がんは放置すれば痛まない
⇒ がんは直前まで意識がはっきりしているので、家で安らかに逝ける。
がん検診はやればやるほど死者を増やす
⇒ CTスキャンなどの放射線は強烈で、がんの原因になる。
⇒ マンモグラフィーで見つかるがんは、「がんもどき」。

健康診断などをまじめに受診すればするほど自分の寿命を縮めることになるようですね。
「医者は病気を治せない」、「クスリは毒。必ず副作用がある」ことを考えると、会社では健康診断を受けざるを得ませんが、その結果は無視した方が良いようですね。
また、がんの診断は誤診率が高いそうですから、手術が必要と言われた場合には、セカンドオピニオン、サードオピニオンを取った方が良いようです。実際に乳がんを切り取ってから、がんでなかった言われたようなこともあるようです。

最後に健康法に関する項目を抜き書きしてみます。
・体重、コレステロールを「減らさない」健康法を選らぶ
・ビールは1日にロング缶2本までなら「百薬の長」
・コンブやワカメを食べすぎるとがんになる
・コラーゲンでお肌はぷるぷるしない。グルコサミンはひざに直接届かない
・「高血圧に塩はダメ」はウソ。自然塩より精製塩のほうが安心
・コーヒーは、がん、糖尿病、脳卒中、ボケ、胆石、シワを遠ざける

【追記】
近藤先生は、「がんは絶対に治らない」⇒「放置が一番」というロジックです。現在の手術や抗がん剤が効かないのは確かなのでしょうが、他の先生たちが提唱している「断食」、「野菜ジュース」、「免疫療法l」などを「がん詐欺」と言って批判しています。その根拠は、病変の一部を取り、顕微鏡で細胞を調べること(きちんとした検証)すらしていない、との判断のようです。
私ががんになったら試してみようと思っていた、「ビタミンCの大量投与」(http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2011-12-03)もこの「がん詐欺」の一つと考えているようで、
まともな臨床実験が行われたら、「生存期間の延長効果なし」もしくは「有害」という結論が出るのは目に見えています。
と書かれています。近藤先生は、2005年にNIH(米国立衛生研究所)のマーク・レビン博士のグループによって行われた検証がまともな実験ではないと考えているのか、論文を読んでいないのかこの本だけでは判断できませんでした。

その一方、先生は作家の五木寛之氏が「路上生活者にハゲなし」という仮説にを信じて数カ月に一度しか洗髪しないということを聞き、自分もためしてみた事が書かれています。これはどうなの? 先生の批判している、きちんとした臨床実験がされていないんですけど...。(笑)

健康に興味のある方にはお勧めの一冊です。
(内容を信じるかどうかは自己責任で。Amazonのレビューも参考にして下さい)

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このブログの目次です。
http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17-1



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