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睡眠不足解消には「1分仮眠」を! 脳も体も冴えわたる 1分仮眠法 坪田聡著 を読む [健康]


脳も体も冴えわたる 1分仮眠法みなさん、睡眠は足りていますか?
忙しいとなかなか睡眠時間が取れませんよね。睡眠時間が短いと、昼間眠くなったり、集中力が切れたり、仕事の効率も悪くなります。この本は、そのような人のために書かれた本で、睡眠時間が足りない時は、「1分間仮眠」を実行すれはよいという本です。

著者の坪田聡氏は、1963年福井県生まれ。医師・医学博士。雨晴クリニック副医院長。日本睡眠学会、日本コーチ協会、日本医師会、ヘルスケア・コーチング研究会に所属。

睡眠不足は次のような悪影響があるそうです。
・睡眠不足は脳の機能を低下させる
⇒睡眠不足の状態で日常生活を送るということは、アルコールを飲んで車を運転しているようなもの。
・睡眠不足はダイエットの敵
⇒ 睡眠時間が短いと食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌が減り、食欲増進のもとになるホルモン「グレリン」の分泌が増える。
⇒ 体が高カロリーの食べものを要求し、肥満になりやすい。睡眠不足だと食欲が通常よりも25%増えると言われている。

さらに、睡眠がたりないと体の細胞レベルにまで影響が出るそうです。私たちは日常の生活で毎日細胞が傷ついていますが、それを毎日修復することで健康な体を保っています。細胞の修復には成長ホルモンが重要な役割を持っています。この成長ホルモンは、日中も分泌されていますが、ノンレム睡眠時に沢山分泌されると言われています。
人間の睡眠には、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の二種類があることは、みなさんご存じだと思います。「レム睡眠」時には、記憶の整理を行い、「ノンレム睡眠」時には、体の修復を行っています。睡眠時間が短いと「ノンレム睡眠」時に十分な成長ホルモンのシャワーが発生せず、壊れた細胞の修復が十分にできなくなります。また、免疫細胞の数もへり、病気にもなりやすくなるとのことです。

また、みなさん気になる「老い」に関しても、睡眠不足だと進行するそうです。
⇒細胞が修復されるスピードあるいは新しい細胞がつくられるスピードよりも、細胞が壊されたり、死んだりするスピードの方が早まるおそれがあり、「老い」が加速される。

さて、そのような睡眠不足を解消するために、坪田先生は、1分と20分の「仮眠」を推奨しています。少しでも眠気を感じたり、疲れを感じたら、積極的に仮眠を取ることが良いそうです。時間は1分にこだわらずに3分でも5分でも良いそうですが、自分で主体的に仮眠をとって脳を休息させることが重要だそうです。この時のコツは、
眠気をためてから仮眠を取るのではなく、眠気が来そうだと感じたら仮眠を取ること
だそうです。

ただし、ここで注意が必要なのは、「30分以上仮眠を取らない」ことだそうです。
30分以上眠ると「睡眠慣性」が働き、起きたあともしばらく眠気が続き、本来のパフォーマンスに戻るまでに時間がかかってしまうそうです。さらに、30分以上睡眠を取る人は病気になる確率も増えるそうですから、いいことなしですね。気をつけましょう。
また、仮眠をするときには「横にならない」ことも重要だそうです。あくまでも座ったまま仮眠するのが良いそうです。

睡眠不足に悩んでいる人には、お勧めの一冊です。

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