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映画「フリーソロ」がすごい! [映画]

このブログで何度も紹介しているアレックス・オノルドのフリーソロですが、そのドキュメンタリー映画が昨年米国のアカデミー賞の 長編ドキュメンタリー映画賞を受賞して話題になりました。

その映画をがようやく日本でも見る事ができました。
公開日の次の日に見に行って、昨日の夜も2回目を見てきました。
残念ながら上映期間が短く、あと1週間くらいで終わりそうな雰囲気ですね。私はさいたま新都心で見てきました。

見た感想は、やはりすごい!の一言です。
5年くらい前からオノルドの動画をずっと見ていたので、おおよそのイメージはありましたが、やはり映画館の大きな画面で約1,000mのエル・キャピタンの威容をみるとその迫力に圧倒されます。
まずは動画を見て下さい。

映画の予告編

映画の本編映像です。

映画の特報です。


最後の20分のフリーソロの映像には本当に圧倒されます。思わす足に力が入ってつりそうになりました。(笑)特に高さ700m以上の地点の難関「ボルダープロブレム」をクリアする時は本当に力が入りました。(スカイツリーのてっぺんよりも高いんですよ!)

左手のカチで肘を外側の方向に出すように持ち、体を固定して右手も外側に張り出して体を支えます。ここはロープを使ったクライミングでも何度も落ちている個所です。両手を左右に押して体を固定するのですが、体が壁から離れそうになります。ボルダリングの課題でも似たような課題をトライした事がありますが、大体体が壁から離されて落ちます。(笑)そこから斜めのパンのような岩を両手でマッチして左足を一杯に蹴りだして向こう側の岩に足を掛けて...。それを700mの高さでやるの?という怖さです。
しかも、練習ではダブルダイノ(両手で飛びつく)をトライしていました。高さ700mですよ。これはさすがにフリーソロでは無謀だ、とのオノルドのコメント。

クライミングを知っている人なら5.12というグレードに、「それぐらい俺でも登れるよ!」という人がたくさんいると思いますが、ぜひこの映画を見て欲しいです。

そもそも、オノルドやトミーなど有名クライマーが何度も落ちる5.12ってどうなの?と思った方も多いはずです。
通常エル・キャピタンのような巨岩は登りながら何泊かして登るのが普通です。休養十分で筋肉がフレッシュな状態であれば、普通に登れるグレードであったとしても、オノルドのように一気に4時間以内で登るような状況ではコンディションが違い過ぎます。
(登攀時間+課題の高さ+ロープなし)を加味すると、5.15以上のグレードに相当すると思います。(あくまでも私見)

このボルダープロブレムに取りつくまでにすでに3時間くらい連続して登っているのです。筋肉もパンプしているでしょうし、力も入れにくいと思います。見ていて足を蹴りだす時につったらどうするのだろうと心配になりました。

ずっと以前からオノルドのフリーソロの動画を見てきましたが、当然失敗するような動画はないのでオノルドならどこでも簡単に登れるようなイメージを持っていました。しかし、実際にはロープを使った練習では何度も何度も落ちてより安全な登り方を研究しています。それを見ると、フリーソロの恐ろしさを余計に感じました。

一番気になったのが、恋人のサンニについて。オノルドが練習の時に、ロープを確保しているのですが、ほとんど素人なので練習中にロープの長さを見誤って滑落させてしまいます。
エル・キャピタンへの挑戦直前のケガ。しかも2度も落ちてケガをしています。もうちょっとロープ確保の練習をしてよ!と何度も思いました。
フリーソロでは死なないオノルドですが、恋人と練習中に死亡なんて事になったらシャレになりませんからね~。

そのケガも癒えない2016年、フリーソロに挑戦しますが、途中で断念しました。これは本当に正解だったと思います。ケガを引きずった状態であの難関に挑戦するのはあまりにも無謀です。オノルドの本能が危険を察知して断念したのだと思います。

前回、「フリーソロ クライミング 死を恐れないアレックスオノルドは侍だ!」
https://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2017-07-24-1
を書きましたが、映画の中で、彼が本当に匠の作った刀を振り回す侍に憧れていることを知って驚きました。(少し自慢(笑))

みなさんも機会があればぜひご覧になってください。

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