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年間1ミリシーベルト以上は危険か? 副島隆彦、武田邦彦の「原発事故、放射能、ケンカ対談」 を読む [震災・原発]

原発事故、放射能、ケンカ対談
これは、2011年5月3日に福島県郡山市で行われた副島隆彦氏と武田邦彦先生の対談をまとめた本です。私は、このお二方とも好きで、よく本を買っているのでどんな内容か楽しみにして読みました。
ところが...。読後の後味が良くありません。(‐‐;
通常の対談本というのは、おそらく強い表現や対立した部分を削ったり、オブラートに包むような表現に変えたりするのでしょうが、この本はそのような配慮はまったくありません。
二人が対談しているのを、横で聞いているような緊張感を感じる内容となっています。議論の論点は、これまで基準とされてきた「年間1ミリシーベルト」以上は危険か否かということです。 大まかに言うと、以下の主張です。

武田先生:医学の分野では、これまで「1年1ミリシーベルト以上はきわめて危険だ」という厳しい法制度があったのであるから、事故があったからと言ってそれを変更すべきではない。
副島氏:1時間当り1ミリシーベルト(=1000マイクロシーベルト)でも大丈夫だ。避難している福島の住民たちは家に帰っても大丈夫だ。

副島氏は、福島原発事故があった2週間後に現地に行って放射線量を測定しています。その実体験をもとに現在は安全だと主張します。
副島 管理棟の反対側ですけれども、核廃棄物というか汚染水の処理タンクがあるんです。それは見えたんですよ、正面ゲートから。だから4号機から500メーターぐらいだと思うんですけれどね。そこで測ったときに、860マイクロシーベルト毎時(860μSv/h)あったんですよ。
武田 おーっ、860マイクロシーベルト。
副島 ええ。それで、それが3月28日。で、次の日も測ったんです。この後、正面玄関からぐるっと原発の施設をまわりこんで2キロのところがありまして、5号機が見えたんですよ、きれいに。これは汚れていません、きれいな建屋です。そこが3月28日には、70マイクロシーべルト毎時ぐらいあった。
お二人の対談は、ほとんど噛み合っていないものが多いのですが、議論になっている部分の内容を抜粋しますので、イメージを掴んで下さい。
副島 放射線医学者たちは、年間100ミリシーベルトまでなら健康被害のデータはないと言っています。
武田 「放射線医学者たち」といっても一部の人たちです。医学データはありますし、放射線に安全なレベルは存在しないことは、医学・科学界において広く合意されています。

武田 ICRPというのはね、世界の学者のコンセンサスで成立しているんですよ。そこでは、ヨーロッパの学者たちは年間0.1ミリシーベルトを主張しているんですよ。年間1ミリシーベルトでは1億人に5000人ががんになるから、5000人は数が多すぎるから0.1に下げてくれといっているのは、ヨーロッパの学者軍団ですよ。
(中略)
副島 300ミリシーベルト・パー・イヤー(年間)でも大丈夫みたいなものすごいことをイギリスなんかは言っていますよ、フランスもね。ICRPの報告書のほらここに。
武田 いやいや、そのね。副島さんにもし方向性があって、科学的事実に対して方向性を持ってて、「今は緊急事態だから高いシーベルトを言え、言ってくれ」と僕に言うんだったら、僕は全然関係ないから議論にならないんですよ。

副島 年間1ミリシーベルトで、1時間当りなら0.6マイクロシーベルトまでならいいという武田説の数字の根拠なんか、誰にも分からない。この特殊な母親たちは。
武田 確かにそういう人たちは分からない。
副島 なぜそれを彼女らが理解した上で武田さんを支持していると思っているんですか。あなたが恐怖心で煽ったからなんですよ、一所懸命、彼女らを。それでもっとひどいことになっちゃった。どうしてもうここらで安心してくだいさいって彼女らに言えなかったんでしょうか。
武田 言えない。今日は副島さんの話を聞いたから少しは考えますけど。今まではどういうふうに思っていたかというと、一つは僕は科学者であるということ。もう一つは、法律があるということです。
このように放射線の安全性に関しては、議論がかみ合わないお二人ですが、アメリカに対する考え方に関してはほとんど同じのようです。
武田 例えばアメリカ政府は、他民族は全部殺してもいいと思っています。けれども、例えば放射線が漏れたらヨウ素剤をパッと配るということは国民に対してやりますね。アメリカっていうのは僕はあんまり好きじゃないけど、国民を守るという点では、政府としての一定の役割を、一人の国民に対してまで果たそうという意思があるように思います。
副島 私はアメリカが嫌いです。彼らは日本(人)を自分たちの家来か従業員だ、ぐらいに思っていますよ。日本はアメリカの属国(トリビュータリイ・ステイト)なんですよ。
武田 そう。
副島 今度だって、ロナルド・レーガン号という空母が、アリューシャン列島やミッドウェーのあたりから急にヌーッと出てきましたね。あの空母戦隊(機動部隊)は北朝鮮対策用にあの辺りに隠れていたんですね。今回初めて出てきた。
武田 そうですね。あの空母は核戦争用ですからね。
副島 そうです。それが出てきて、それで、トモダチ、トモダチ、と「トモダチ作戦」なる気持ちの悪い名前の作戦で、日本を救ってやったゾと。そしてヒラリー・クリントンが4月16日に来日して、高い費用請求をやったみたいですよ。
武田 アメリカというのは、もちろん日本人なんか全部虫けらだと思っているから原爆を落としたわけです。人間だと思ってたら落とさない。

このブログで書いてきたように、私は武田先生の立場に賛同します。これまで年間1ミリシーベルト以上は危険だという認識で法規制されてきたものを、原発事故が起きたからといって緩めることはおかしいと思います。福島の現地もすぐには無理でも、その安全基準を目標に除染作業をすべきです。
一方、副島氏が主張する、土地を離れられず避難を余儀なくされている住民たちのことを考えると現状の放射線量であれば安全だという宣言を出してやりたい、という気持ちも分かります。しかし、副島氏の主張はあまりに根拠がなさすぎます。ご自身で、毎時860μシーベルトを体験されていることが自信の根源にあるのだと思いますが、その副島氏だって1年後、5年後に健康上の問題が起きるかも知れない。それをもとに、現状の福島は安全だ、というのはとても同意できません。 それは現状、誰にも分からないと思います。
しかも、現地には副島氏のように高齢の方ばかりでなく、乳幼児や妊婦の方も沢山いるのです。その人たちのことをもう少し真剣に考えて欲しいと思います。

そして、そのことが副島氏が嫌っているアメリカに対して、低放射線の住民に対する影響の詳細なデータを提供することになると、なぜ考えないのでしょうか?
以前某TVで、被災地の方が「自分たちは放射線の影響のモルモットにされているのではないか」と心情を話されていましたが、私も地域によってはそのようなことになりかねないと思っています。米国にしてみれば、チェルノブイリの時は、共産圏だったのでデータがなかなか入手できなかったが、日本の政府に言えば、自国では得られない情報を簡単に得ることができる、と考えることを容易に想像できます。
その視点から見ると、はたから見てても異常に進捗が遅い原発問題の対策は、政府がわざとのんびりやっているようにも思えてきます。
副島氏は、単に現状で安全だから住民に安全宣言しろと主張するのではなく、とにかく政府をプッシュして早急に福島県をもとのように年間1ミリシーベルト以下に除染してから住民を安全に返すことを考えて欲しいと思います。

【地震・原発関連】
・また人工地震か? 今度は長野県中部の地震が・・・
・東北道の放射線量を RD-1503で測る! 仙台の震災の影響は?
・また人工地震か? 中越地震が増えています。 注意しましょう!
・3号機は核攻撃? 菅首相の対応は、米国の指示通りか?
・なぜ、南足柄の茶葉に放射線物質が? 福島原発の影響? 関東地方への影響を考える。
・福島原発事故の放射能の影響 --- 埼玉県の場合
・これから地震は大丈夫なのか?
・原発は地震で壊れるようにできている 武田邦彦著 雑誌Will 2011年5月号 を読む
・東日本大震災の地震はオカシイ? 地震波形を見る!
・3.11同時多発人工地震テロ リチャード・コシミズ著 を読む
・原発や地震に関して気になること その2
・東京湾でも津波が発生か? 東京湾地震に関して
・原発や地震に関して気になること
・何かオカシイぞ! 東日本大震災前の建設関連株の動き
・子供たちを被爆させるな! 原正夫 郡山市長の英断に拍手! 
・放射能で首都圏消滅 古長谷 稔著 を読む
・東日本大震災は人工地震か?
・原発事故に関して ・・・ 武田邦彦先生のブログを参考にする

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エネルギーと原発のウソをすべて話そう原発事故 残留汚染の危険性原発大崩壊! 第2のフクシマは日本中にある (ベスト新書)子どもを放射能汚染から守りぬく方法偽善エネルギー (幻冬舎新書)放射能と生きる (幻冬舎新書)


また人工地震か? 今度は長野県中部の地震が・・・ [震災・原発]

長野県中部の地震が下のグラフのようなおかしな動きをしています。3月に多発した地震が、4月、5月と少なくなり、そして6月、7月でまた増えています。そして、6月30日には震度5強の大きな地震が発生しました。
naganojishin.JPG














6月、7月の長野中部の地震は以下の通りです。ここでも多いのが震源が「北緯36.2度、東経138.0度」(黄色)と「北緯36.2度、東経137.90度」(水色)の2か所です。そして、震源の深さはいつものように「ごく浅い」と「10Km」です。
naganotyuubu.JPG


























以下に、震源を地図で調べてみました。お近くの方は、その辺りで工事を行っていないか、あるいは不審な人物がうろついていないかを注意してみてください。まずは、北緯36.2度、東経138.0度(グラフの黄色)付近の地図です。 (クリックすると大きくなります)
362138.JPG


















次に、北緯36.2度、東経137.9(グラフの水色)の震源付近の地図です。
(クリックすると大きくなります)
3621379.JPG



















【2011.07.08追記】地震波形を入れるのを忘れていました。
6月30日8時16分の震度5の地震波形です。(松本での観測波形です) これも普通のとは違うように見えますね。
naganochubu.JPG

























長野県松本市の下水道から半減期が8日と短い放射性ヨウ素が検出されたとのことです。福島原発からは約300Km離れた長野県で、なぜ放射性ヨウ素が検出されたのでしょうか? この地震と関係があるのかも知れませんね。
http://infosecurity.jp/archives/13461
長野県松本市は6月29日に実施した放射能濃度測定において、市内の宮渕浄化センター下水道浄化センターから排出された、下水道汚泥から50Bq/Kgの放射性ヨウ素(I-131)が検出されたと発表した。 検査は採取日の期間の、保管した脱水汚泥を混ぜ合わせて行われた。 (半減期が約8日と短い放射性ヨウ素が検出されたというのは、最近放出されたことを意味している。直近5回の検査ではヨウ素,セシウムともに検出されていない。福島原発から300km離れた松本で半減期が短いヨウ素が検出されたのは注目に値する。)

【地震・原発関連】
・また人工地震か? 中越地震が増えています。 注意しましょう!
・3号機は核攻撃? 菅首相の対応は、米国の指示通りか?
・なぜ、南足柄の茶葉に放射線物質が? 福島原発の影響? 関東地方への影響を考える。
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・これから地震は大丈夫なのか?
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東北道の放射線量を RD-1503で測る! 仙台の震災の影響は? [震災・原発]

週末に仙台の友人に会いに行ってきました。
3.11の震災から4か月弱ですが、仙台の街と昨年まで住んでいた泉中央の状況を確認したかったことも目的の一つでした。
私の住んでいたアパートは、隣の部屋の音が鮮明に聞こえるほど安普請だったので崩れているのでは?と心配しましたが、ヒビも入っておらず無事に建っていました。建物の超軟構造が幸いしたのかも...(笑)
仙台市内~泉区、宮城野~多賀城~塩釜~松島を見てきましたが、仙台市内~泉区は、見た限りでは地震の爪痕はほとんど見当たりませんでした。地震の事を知らなければ、1年前と全く同じ風景が広がっていると思うでしょう。
宮城野~多賀城~塩釜~松島は、幹線道路沿いにがれきが残っていたり、道の脇に船があったり、閉まっている店が散見されましたが、思ったよりも整備が進んでおり、現地の方々の努力と力強さを感じました。

また、今回は仙台市内のホテルに泊ることができず、蔵王の遠刈田に泊りましたが、現地の方から3.11の時の貴重なお話を聞くことができました。遠刈田付近は、1週間ほど停電はあったものの、ガスはプロパン、水は地下水だったので炊き出しなどを行うことができたとのことでした。また、関東方面からの警察の支援部隊の方々が沢山泊っているようです。


「RADEX RD-1503」放射線測定器 【9月下旬発送】ガイガーカウンター、RD1503【正規代理店・並行輸入品ご注意】放射線測定器「RADEX RD-1503★9月下旬発送」 ガイガーカウンター

もう一つ確認したかったのが、仙台の放射線の量です。Webの情報では、仙台は放射線量が比較的少ないようですが、実情を確認したいと思っていました。
というのも公開されている数値は場所も限られているため、自分が住んでいた地域の実際の放射線量はどうなのかと不安に思っていたからです。
そこで、4月の中頃に楽天で放射線測定器 RD1503(ロシア製)を購入したのですが、品薄で実際に入手できたのは6月の10日頃でした。

今回の原発事故で放射線の測定器が品薄となっているため、値段が10万円くらいに高騰しているものが多い中で良心的な価格(34,000円)で提供している点が良いと思い購入しました。

このRD1503ですが、川越の周辺でも0.1μシーベルト/h以上が出るためドキっとしますが低線量時の計測では誤差が大きいようです。(線量が大きくなれば正確な数値が出るようです)川越の自宅周辺、東京駅周辺、大宮駅周辺などを測定してみましたが、地表から1m程度で0.06~0.15μシーベル/h程度が表示されます。(川越や大宮の公式発表では、0.05μ~0.09μシーベルト/h:測定の地表からの距離によって変わります) まあ、相対的な差(線量の大きな部分)をチェックするには十分な性能だと思います。

しかし、安いとは言え34,000円です。外観や機能から考えて、どうみても高すぎます。同じ機能のものを日本のメーカー作れば1万円以下で作れるのではないでしょうか?
今回の原発事故で関東、東北地方ではまだまだかなりの需要はあると思いますので、日本のメーカーは、ぜひ安い放射線量計を製造・販売して1家に一台を実現させて欲しいと思います。

さて、放射線量の調査です。
岩槻から東北自動車道に乗り、北上したのですが、那須辺りから線量が増えてきます。
以下の数値は私がRD-1503で測った数値ですので、あくまでも参考として考えて下さい)以下の数値は、全てμシーベルト/h です。

●那須高原SA 駐車場(下り):0.24μシーベルト 、脇にあるドッグランの草むら:0.6μシーベルト
●安達太良SA 駐車場(上り):0.53μシーべルト(売店の前)、脇の植込み:1.07μシーベルト

いずれも、売店などの建物の中は、0.10~0.15μシーベルトと低いですが、草むらなどの線量が非常に高くなっていました。
また、以下の数値は走行中に車の中で測ったものですので、40秒間に移動した地域の線量の平均値と考えて下さい。

●白河IC:0.37μシーベルト
●阿武隈PA:0.48μシーベルト
●郡山南IC:0.43~0.71μシーベルト
●郡山IC :0.46~0.66μシーベルト
●郡山JCT : 0.43~0.74μシーベルト
●安達太良SA : 0.57~0.68μシーベルト
●二本松IC : 0.69μシーベルト
●福島松川PA : 0.48μシーベルト
●福島西IC : 0.3μシーベルト
●吾妻PA : 0.31~0.45μシーベルト
●福島飯坂IC 0.49μシーベルト
●国見IC : 0.48μシーベルト
●国見SA : 0.44μシーベルト

実際に車で数値を見ていると、同じ地域でも場所によって数値が大きく変わることが分かりました。
そして、目的である仙台の数値ですが、国見SAを越えて宮城県に入ると線量は大きく減って行き、いくつか山を越えて仙台に入る頃には線量は埼玉と変わらない0.1μシーベルト前後の数値になりました。場所によっては、埼玉よりも低い数値の場所がいくつかありました。武田先生のブログにも放射性物質は、高い所には行かないと書かれていたと思いますが、今回の測定でそれが実感として分かりました。今回、関東にホットスポットを作った放射性物質は、福島から直接南に行ったのではなく、一度海に出てから、茨城、千葉辺りに戻ってきたようです。

しかし、そう考えると、なぜ放射線物質が箱根の山を越えて足柄の茶葉に届いたのか、また分からなくなりますが...。

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また人工地震か? 中越地震が増えています。 注意しましょう! [震災・原発]

3月に比べて4月、5月と減っていた中越地方の地震ですが、6月に入ってから増えています。
下のグラフは、6月12日までのデータをまとめたものですが、12日までの集計だけでも5月の地震回数を大きく上回っています。このまま行くと4月の回数を超えそうな勢いです。
tyuetsujishin.JPG



















しかも、毎度のことですが、いつも同じ震源で「ごく浅い」深さで地震が発生しています。
6月の28回の地震のうち、北緯37.0度、東経138.7度(グラフの黄色)が19回、北緯37.1度、東経138.7度(グラフの水色)が7回です。この震度の推定の精度は分かりませんが、ほとんど同じ震源と言えるのではないでしょうか?
tyuetsu.JPG






















以下に、震源を地図で調べてみました。お近くの方は、その辺りで工事を行っていないか、あるいは不審な人物がうろついていないかを注意してみてください。まずは、北緯37.0度、東経138.7度(グラフの黄色)付近の地図です。 (クリックすると大きくなります)
37_138.7.JPG



















次に、北緯37.1度、東経138.7(グラフの水色)の震源付近の地図です。
また、震源に近い新潟県の十日町も放射線量が比較的高いようですので、その関連も気になる所です。福島原発との間に山があるので、放射線物質が飛んでこないと言われている地域のはずですが...
(クリックすると大きくなります)
37.1_138.7.JPG


















【2011年6月15日追記】
6月2日に起きた地震の波形です。どちらも津南での測定です。
下の2つの波形を見てください。私にはどう見ても自然の地震の波形ではなく、複数回の爆破の波形のように見えます。みなさんはどう思われますか?
tyuetsu_hakei.JPG



















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3号機は核攻撃? 菅首相の対応は、米国の指示通りか? [震災・原発]

5月13日の参議院予算委員会で、独立総合研究所の青山繁晴氏が福島原発の状況に関して、ご自身で見て来た内容を参考人として証言しています。(動画をご覧ください)
http://www.youtube.com/watch?v=_HGcSIdt6_8&feature=related

今まで私たちが目にできなかった情報の一つは、海側のところがどうなっているのか、すなわち津波に直撃された所が、実際はどういう状態になっているかということでありますけれども、その海側にまわってまいりますと、東電の作業員の方々と一緒にその海側に回って行きますと津波の直撃を受けた海側の施設、これはタービン建屋を含めて、それはすさまじい破壊でありまして、私は多少軍事のことも触っておりますけれど通常兵器ではこのような破壊はおきないんじゃないか、場合によっては小型戦術核のような攻撃でなければここまでの破壊はないんじゃないか、というようなありさまでありました。ところが、その反対側の例えば4号炉、4号機におきましてその下の方、今まで外に出なかった下の方をまたこれ車から降りましてある程度拝見したところ、実はあまり破壊されていないんです。で、これを総合的に吉田所長に現場で確認したところ、現場の免震重要棟で確認したところ、すなわち津波によってタービン建屋などは徹底的に破壊されたけれども原子炉建屋は実は津波の直撃を受けた段階ではまだしっかりしていたと、完全に無事とは申せません、それは地震というのは津波だけでなく揺れもありますので、揺れによって配管のあたり隙間などがずれができた事実はあるようですけれども・・・
この内容は、青山氏の動画で何度か聞いていましたが、国会で津波の状況を説明するのに、「小型戦術核のような攻撃でなければここまでの破壊はないんじゃないか」というような表現を使ったことに意味があるように思いました。これは菅首相を含めた政府当事者に向けた発言だと思います。
要は、原発の原子炉建屋は津波では破壊されなかったが、その後、3号機は比喩のように言っていますが、小型核のようなもので破壊されたのではないか、ということのように思えます。
【2011.06.11 追記】
菅政権は、この件で「違法性がまったく無いにも関わらず」青山氏を逮捕しようとしたそうです。まったく民主党政権というのは、どこが「民主」なんでしょうね。結局、左翼崩れの人たちの政党が目指すのは、中国、ソ連のような独裁政権なのか、と思ってしまいます。政府としては、よっぽど原発の現場を公開したくないのだと思える一件です。ぜひ動画をご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=H6eauFYiDKI&feature=related

さて、その菅首相ですが、退陣表明して不信任決議案をかわし、その後一転して続投を宣言しました。これには、鳩山氏もあきれて「ペテン師」という言葉さえ出てきました。同じ党内からペテン師呼ばわりされる首相って、何なのでしょうね。(笑)
私は、鳩山氏の追求を観客が唖然とするようなフェイントでかわして置き去りにした菅さんを見て、「さすが逃げ足の速い菅さんだ」と思いましたが、待てよ...「これだけボロクソに言われても首相を辞めないのは相当の信念をもった人なのか?」とも思うようになりました。でも、よく考えればそんなはずはありません。やっぱりこれは「米国の指示か?」と考え直しました。米国の首脳陣にとっては、菅さんほど言うことを聞く首相はなかなかいないため、辞めさせたくないでしょうね。

3か月前の大震災の時を思い出してみましょう。その時菅首相は、国会で外国人からの献金問題を野党に攻められていました。その直前に同じ献金問題で、前原氏が外相を辞任していますので、菅さんが無事で済む理由はありません。その時、菅首相を救ったのが、図ったようにタイミング良く起きた大震災です。これによって、菅首相は国家の危機だと張り切って政治主導を推し進めたのでした。

いくら厚顔の菅さんだって、これだけボロクソに言われば、さすがにいやになるでしょう。もしかして、これから先に逆点ホームランを打てる確信があるのかも知れません。私は、菅さんが辞める前に東海地震が起こって、大被害が発生し、「原発が無事だったのは、菅さんがリーダーシップを発揮して浜岡原発を止めたからだ」、「関東を放射能の危機から救ったのは菅さんだ」というような事態になることだけは見たくありません。

3.11と9.11の間の6.11が危ないと言う人もいますが、私は信じたくありません。でも、地震はいつ起こっても不思議ではありませんので注意は必要ですね。

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なぜ、南足柄の茶葉に放射線物質が? 福島原発の影響? 関東地方への影響を考える。 [震災・原発]

福島原発の放射線量に関しては多くの方が調査してWebで公開されています。
有名なのは、武田先生も参考にされている早川由紀夫先生の「早川由紀夫の火山ブログ」です。
早川先生の福島原発の放射線の広がりを調べたマップ
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-379.html の300キロ図
を見ると、福島県の100Km圏内の放射線量が高いことは納得できますが、驚いたことに200Km圏にある埼玉県の三郷、千葉県の松戸と流山に放射線量の高いホットスポットがあることが分かります。チェルノブイリの例を考えると、風向きや降雨の状況などでさまざまな所にホットスポットが生じることが知られており、それに沿った考察をされている方も多いようです。

しかし、私はそのようなこともあることは承知していながらも、この図を素直に眺めていると関東地方のホットスポットは別の汚染源があるのでは?と思ってしまいました。その理由は、埼玉、千葉のホットスポットと福島県の高濃度地帯以外にホットスポットが見当たらないからです。単純にその間のデータが無いだけかも知れませんが...少し違和感があります。
また、Radioisotopeさんのブログには関東地方の汚染状況に関するさらに詳しい調査結果が出ています。
http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&brcurrent=3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244,0&msa=0&msid=214909609623640182246.0004a222823c8883a468a&z=7

残念ながら、私の地元の埼玉県はデータがありませんが、茨城県、千葉県、東京都、神奈川県の方々には参考になるマップだと思います。この地図を見ても、東京より西側にはホットスポットはないように見えます。

ところが、みなさんご存じのように、各地の茶葉から放射線物質が検出されています。
驚いたことは、福島原発から300Km離れた、小田原周辺の茶葉からも規制値を超える放射線物質が発見されたことです。
小田原などの茶葉からも放射性物質
神奈川県のお茶の葉から国の暫定規制値を超える放射性物質が検出された問題です。南足柄市に加え13日、新たに小田原市などで採取したお茶の葉からも規制値を超える放射性物質が検出されました。福島第一原発からおよそ300キロの距離、地元の生産者には衝撃が走っています。
 これを受け、神奈川県は県内8つの産地でお茶の葉について調べたところ、13日になって新たに小田原市で780ベクレルを検出するなど、3つの市町村で暫定規制値を超えていることがわかったのです。
 専門家によりますと、お茶には根や葉などから吸収したカリウムなどの養分を新芽に凝縮させる性質があるといいます。そして、放射性セシウムは、このカリウムと似た性質を持つため、この時期の一番茶に多く取り込まれた可能性があると指摘します。
(TBS NEWS 13日17:10)
先に紹介したRadioisotopeさんのマップを見ても、小田原はホットスポットではなく、放射線量も低い状況です。なぜ、茶葉から放射線物質が検出されているのでしょうか? 放射線物質が飛んできたのは、前回このブログで紹介したように、3月14日の3号機の爆発によるものしか考えられません。しかも、小田原近辺は埼玉県よりも放射性物質の降下物が少なかったと思われるにも関わらず780ベクレルものセシウムが検出されたというのは不可解です。また、武田先生によると、まだ放射線物質は表土付近にあり、植物の根までは行っていないようですので根から吸収したセシウムが新芽に凝縮されたという説も無理があるように思います。

リチャード・コシミズ氏の説によると、東京湾、富士山周辺の地震は人工地震ということですので、その周辺の地域の放射線量の増減は気になる所です。何でもかんでも放射性物質は福島からきたものと考えると本質を見誤るように思います。例えば、コシミズ氏が指摘している例です。
日本から輸入のソラマメ、放射性物質を検出 台湾当局
2011年03月21日 11:15 発信地:台北/台湾
【3月21日 AFP】11日に発生した東北地方太平洋沖地震と津波で被災した福島第一原子力発電所で事故が発生して以来、日本国外で食物の放射能汚染が見つかったという報告は初めて。
 台湾食品医薬品局(TFDA)の蔡淑貞(Tsai Shu-chen)氏によると、鹿児島県から出荷されたソラマメ14キロから放射性物質が検出された。本州東部沖の同地震の震源から鹿児島は1100キロ以上離れている。蔡氏は「成田空港で台湾行き機へ積み替えられる際に汚染されたのではないか」と述べた。
 また、検査で示された数値はソラマメ1キロにつき、ヨウ素が11ベクレル、セシウム137が1.0ベクレルと微量で、台湾の安全基準を大きく下回っており、パニックを起こさないようにと国民に呼び掛けた。
もし本当に成田空港で汚染されたのであれば、他の輸入品も同様に汚染されている可能性があることになりますが、本当なのでそうか? コシミズ氏は新燃岳の噴火との関連を指摘していますが、真相はどうなのでしょうか?

【地震・原発関連】
・これから地震は大丈夫なのか?
・原発は地震で壊れるようにできている 武田邦彦著 雑誌Will 2011年5月号 を読む
・東日本大震災の地震はオカシイ? 地震波形を見る!
・3.11同時多発人工地震テロ リチャード・コシミズ著 を読む
・原発や地震に関して気になること その2
・東京湾でも津波が発生か? 東京湾地震に関して
・原発や地震に関して気になること
・何かオカシイぞ! 東日本大震災前の建設関連株の動き
・子供たちを被爆させるな! 原正夫 郡山市長の英断に拍手! 
・放射能で首都圏消滅 古長谷 稔著 を読む
・東日本大震災は人工地震か?
・原発事故に関して ・・・ 武田邦彦先生のブログを参考にする

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福島原発事故の放射能の影響 --- 埼玉県の場合 [震災・原発]

saitama_taiki.JPG現状は、福島原発も落ち着いてきていますが、3月14日の3号機の水素爆発(と公式に言っている)の影響を振り返ってみましょう。
下の表を見てください。これは埼玉県のHPにあるデータです。<埼玉県における空間放射線測定結果
15日の朝の5時ころから放射線量が上昇しています。その前は、0.03マイクロシーベルト/h 程度だったものが、5時に0.096マイクロシーベルト/h になり、その後、11時に最高値である1.222マイクロシーベルト/h まで上昇しています。つまり、通常時の約40倍の放射線量になったのです。1.222マイクロシーベルト/h という数値は年間に直すと、10.7ミリシーベルト/年 となりますので、これがこの後も続くようであれば、安全基準である1ミリシーべルト/年 の10倍以上の危険な数値です。しかし、表をみると分かるように、雨の日などは数値が上がるものの、多くても0.1マイクロシーベルト/h 程度で、現状は0.05から0.06マイクロシーベルト/h まで下がってきています。この程度であれば問題のない数値だと思います。

次に、同じように埼玉県のHPにある放射線物質の降下物の測定結果です。
こちらは、以下のようにかなり多いです。現在では、晴れていれば「検出されず」が多くなっていますが、雨の場合は例えば5月4日は、
ヨウ素131:13Mbq/km2(0.000マイクロシーベルト/h)
セシウム134:71Mbq/km2(0.055マイクロシーベルト/h)
セシウム137:67Mbq/km2(0.022マイクロシーベルト/h)
が検出されていますが、少し多いですがあまり神経質になるような値ではないと思います。
しかし、3月14日の爆発後の3月22日に降下物の値は最高値を記録しています。
ヨウ素131は、1,000倍以上、セシウム134、137は20倍以上となっています。
私もこのような値は最近まで知りませんでした。
m_saitama_koukabutsu.jpg
放射線量が一番高かった3月15日(火)は、会社を休む予定にしていましたが、11日の大震災があった直後だったので、会社内もゴタゴタしていたため出勤していました。しかし、11時くらいになってから本社から全員すぐに帰宅するように、との指示がありました。次の日は自宅待機、それ以降は状況を見て判断するとのことでした。
その当時は、あまり放射線に関して知識、情報が無かったため、放射線量がこれほど上がっているとは知りませんでした。
本来、このような情報は国や自治体から出すべき話だと思いますが、今の政府に期待するのは無理ですね。
今の状況では個人あるいは会社単位で迅速に対応するしかないと思います。

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これから地震は大丈夫なのか? [震災・原発]

最近、また地震が多いですね。
3月、4月とあれだけ多くの地震があったのに、地震の予報、原因、今後の注意などに関して、マスコミ報道はほとんどありませんでした。どうしてなのでしょうか?
また、地震のTVテロップで頻繁に出てくる「福島県 浜通り」、あれだけ地震が発生して原発は大丈夫なのでしょうか? 震度が小さいといっても毎日地震があれば建物への影響も心配になりますね。

地震に関しては、まとまった情報がマスコミにほとんどないので自分で調べてみました。
情報ソースは、「YAHOO! 天気情報 地震情報」です。これを基にしてデータを整理してみました。
http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/
(以下のグラフは、震度1以上、震度2以上でカウントしています。「震度1以上」には「震度1、2、3、4、5、・・・」が全て含まれます。震度2以上も同様に「震度2、3、4、5、・・・」が含まれます)

まずは、全国の地震発生回数の推移です。1、2月に比べて3月から急激に地震の回数が増えていることが分かると思います。そして、震度2以上の地震は3月以降減ってきていますが、震度1の地震の回数は増えていることは気になりますね。5月は28日までに750回も地震が発生しており、1日20回以上も地震がある計算となります。
earthquakeNO.JPG





















最近気になる、「福島県 浜通り」の地震の発生回数を見てみましょう。意外なことに3月は地震が少なかったのですね。4月に入ってから地震が5倍以上に増えています。しかも、5月になって震度2以上の地震は減っていますが、震度1の地震の回数は逆に増えています。これはちょっと不気味です。
earthquakehamadooriNO.JPG



















次は「福島沖」での地震発生回数です。ここは逆に3月の地震が多くて4月に入ってから半減しましたが、5月に入ってからまた増えています。これも福島原発のことを考えるといやですね。
earthquakehukushimaokiNO.JPG



















そして、関東に近い「茨城沖」の地震です。ここも「福島沖」と同じように3月の地震が多く、4月になって地震回数が大幅に減っていますが、5月に入ってから逆に地震が増えています。関東の地震が更に増えないことを祈っています。
earthquakeibarakiokiNO.JPG



















さて、3月には地震が少なくて、4月、5月に地震が増えている「福島県 浜通り」ですが、以前紹介した「東京湾」の地震と同じように、毎回震源は同じ場所で「北緯37.1度 東経140.9度」となっています。しかも、震源の深さが非常に浅いのが特徴です。5月26日、27日の地震を見ると「YAHOO! 地震情報」では「ごく浅い」、K-NETでは「000」Km と表示されています!!!
これは怪しい雰囲気がプンプンしてきますね。それでは、震源はどのような場所かを調べてみました。下の地図の赤いマークのある場所です。道路の途切れた山の中のようですが、お近くの方がいれば、その付近で工事などをしていないか調べてみてください。
(画像をクリックすると大きく表示されます)
hamadoori2.JPG




















ちなみに、以前紹介した「東京湾でも津波が発生か? 東京湾地震に関して」で紹介した以降に、東京湾で震度1以上の地震の発生はありません。3月12日から4月7日の間に集中的に地震が12回発生して、それ以降は1回も地震がないということは、やはりこれも怪しいですね。

原発も大事ですが、地震にも十分に注意しましょう!

と書いていたら、TVから緊急地震速報!が流れました。茨城県沖のようですが、地震は感じられませんでした。これも人工地震の可能性がありますね。
まったくいい加減にしてほしいものです。

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東日本大震災の地震はオカシイ? 地震波形を見る! [震災・原発]

東日本大震災に関して、福島原発の事故の報道は毎日のようにされていますが、地震や津波に関しては最初の頃にコメントがあっただけで、ほとんどされていませんよね。いくら原発事故の関心が高いにしても、もう少し地震に関する説明が欲しいものです。

以下の動画は、3月13日に気象庁から発表のあった東日本大震災の規模を8.8から9.0に変更した時の数少ないコメントです。
http://www.youtube.com/watch?v=MqHqVOycqJo&NR=1
画像は消される可能性があるので、文章で残しておきます。
今回起きました東北地方太平洋沖地震について、その本震の規模を再解析いたしました。その結果8.8の規模を9.0と改正します。
今回の地震の破壊の様子をもう一度丁寧に点検してみますと、通常とは異なりまして、複雑な形で3回、3つ大きな、巨大な地震が起こる、連続して発生する。このようなおき方をしているということが分かりました。このことから、連続して、複雑な形で3つ起こっていることを意識して、もう一度再解析を行ったところ、マグニチュードは9.0であるということが分かりましたので、本日、8.8から9.0に訂正するお知らせを行います。
このような複雑な形で地震が起こるということは極めてまれで、少なくともわれわれは初めてでございました。

気象庁の方は、正直にコメントしていますね。気象庁の専門家の方も初めて見る複雑な地震であったようです。それでは、その地震波形を見てみましょう。
以下に示す地震波形は、「防振科学技術研究所 強震ネットワーク K-NET」
http://www.k-net.bosai.go.jp/k-net/quake/
から頂いた波形です。それぞれ縦方向に3種類の波形がありますが、上から【N-S(北-南)】、【E-W(東-西)】、【U-D(上-下)】の波形です。ですから、上の2つが横波、一番下が縦波となります。
私は地震波形に関してはまったくの素人で、今回の地震に関して調査するため初めて地震波形を見たのですが、過去のK-NETにある地震波形を100パターン以上見てみると今回の地震の波形が異常であることはすぐに分かりました。これまでの地震波形は、左下の2008年7月19日の三陸沖地震のように最初にP波(縦ゆれ)がきて、その後、S波(横ゆれ)がきているのがはっきり分かります。それと比較して、右下の2011年3月11日の三陸沖地震は、最初にあるP波のピークがなく、地震の揺れが2回あることが分かります。これは、上記の気象庁の発表コメントにある「3回の地震」とは合わないのですが、専門家が見ればこれから3回の地震の合成であることが分かるのかも知れません。(分かる方、教えてください)

地震波形を見る時は観測地点が重要で、震源から遠くなればなるほど地震波形はブロードになってしまいますので、下に示した図はデータにある震源から一番近い観測地での波形をピックUpしています。また、データによって横軸の時間軸が違っていたため、時間軸を合わせるように横方向の縮尺を修正しています。
earthquake1.JPG



















三陸沖の本震に比べると、下に示す12日の新潟県中越、15日の静岡県東部、16日の千葉県東方沖の地震波形は全くのシンプルであることが分かります。本震のように何回も地震を重ねるような凝ったことをしておらず、シンプルな波形になっていることが分かります。下の波形を見て分かるように、スパイク状の大きなピークがあり、すぐに減衰しています。いずれの地震も揺れている時間は20秒程度で、3分以上揺れていた三陸沖地震と比較すると一揺れで終わる感じです。これは、地下で何かが爆発した時の波形ではないでしょうか?
earthquake2.JPG






































そして、今回の震災は、マグニチュードや震度が巨大であるにも関わらず建物の倒壊がほとんどなく、津波が発生しなければほとんど死者が出なかったであろうし、福島原発の補助電源も死ぬことなく冷却もきちんとできたであろうと思います。あれだけの規模の地震なのにちょっとオカシイですね。それに関しては、専門家も疑問を感じているようです。
揺れによる建物被害少ない可能性…地震波分析

東日本巨大地震では、木造住宅や中低層の建築物に大きな被害を与える周期1~2秒の地震波があまり強くなかったことが、筑波大学の境有紀教授(地震防災工学)による地震波の分析でわかった。
 世界最大級のマグニチュード(M)9・0、最大震度7という規模にもかかわらず、揺れによる建物被害が少ない可能性が高い。
 地震波にはさまざまな周期の波が混ざっているが、境教授が各地の地震波の記録を分析したところ、周期1秒以下の波に比べ、周期1~2秒の波が弱かった。震度7を記録した宮城県栗原市や震度6強だった仙台市で得られた周期1~2秒の波の強さは、約30万棟が全半壊した阪神大震災の時の被災地に比べ2~3割程度だった。周期1秒以下の地震波が強いと、室内にある物は揺れるが、建物には影響が少ない。
 東日本巨大地震による各地の建物被害の状況はまだまとまっていないが、内陸部の栗原市では外観から判断する限り全壊建物は2棟にとどまる。また消防庁によると、判明している死者数の多くは津波被害の激しかった沿岸部に集中しており、内陸部では数十人程度。このことからも、揺れによる建物被害は少なかったと推定される。
 境教授は「 地震の規模が大きくなれば、1秒以上の周期が多くなるとする常識と異なっている 。揺れによる建物被害が少なかったとすれば、それは建物の耐震性が高かったためではなく、周期1~2秒の地震波が弱かったことの方が大きい」と指摘する。東京大学地震研究所の纐纈(こうけつ)一起教授(応用地震学)も「これまでにない現象で、謎が多い 」と話している 。
(2011年3月17日08時25分 読売新聞)

また、今回の大津波は、太平洋対岸のチリにはほとんど被害を与えなかったことも非常に不思議ですね。

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原発や地震に関して気になること その2 [震災・原発]

もう、地震、原発のことはあまり書きたくないのですが、次から次へとネタが出てくるのでやめられません。(‐‐;

1.汚染水の放出は米国の要請
前回の「原発や地震に関して気になること」
http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2011-05-12
で、以下の疑問を書きました。
そういう意味で未だに不可解なのは、4月4日に実施した福島原発の低濃度汚染水の太平洋への放出の件です。海に放出するくらいなら、日本国内に穴を掘って放出すれば被害は日本だけにとどまっていたはずです。
この時も私たちには、ほとんど何の説明もなく決定、実施され、予想通り世界各国から大ブーイングを浴びました。この時の決定もそのスピーディーさを考えると米国の要求があったとしか思えません。何故、米国は日本が非難されるようなことをやらせたのでしょうか?
これに関して、昨夜、以下のニュースが報道されました。
やっぱりという感じですね。
汚染水放出「米の要請」 平田参与発言を細野氏否定
産経ニュース 2011.5.18 22:59
 内閣官房参与で劇作家の平田オリザ氏が17日、ソウル市内で講演し、福島第1原発の事故で放射性物質を含む比較的低濃度の汚染水を海に放出したことについて「米国からの強い要請で(海に)流れた」と述べた。講演の出席者が18日、明らかにした。

 汚染水の放出は、東京電力からの報告を受けて日本政府が容認したとされる。放出が米国の要請に基づくものと受け取られかねない発言だが、細野豪志首相補佐官は18日の記者会見で「本人(平田氏)も勘違いだったと訂正している。日本の判断でやったことに疑問の余地はない。日米で話し合った事実はない」と強く否定した。(共同)
非常に貴重で、重大な記事ですね。平田オリザさん、正確なリークありがとうございます。このような記事は、政府やマスコミにすぐに無かったことにされてしまいますので、みなさんも見落とさずに注意しましょう。
思い起こせば、西山さんの前の保安院の方が、事故のすぐ後に「燃料がメルトダウンして・・・」とコメントしてしまい、すぐに更迭されて西山審議官に変更されました。2か月も経ってから「メルトダウンしてました」という報道をするマスコミって、一体何なのでしょうね。戦前、戦中に戦争に向かって民衆を煽って、大本営発表をしていた頃と何も変わっていませんね。

2.3号機は核爆発?
武田邦彦先生のブログに下記のショッキングな記述がありました。
http://takedanet.com/2011/05/1105133_d590.html
しかし、これも3月の中旬に大爆発を起こしていますので、最大で同じ規模と考えられます. それは、3月の中旬に起きた爆発が水素爆発であるか核爆発であるかは明確でないこととも関係があります。
一説には、爆発後の爆風の速さが音速を超えていたことから、核爆発ではないかとみられています。
核爆発と水素爆発は、爆発の種類としては決定的に違いますが、原発があのように破壊された状態では、結果的に水素爆発も核爆発もそれほど大きく違うわけではありません。
武田先生は、サラリと書いていますが、これにはビックリです。確かにWebでは、「3号機は水素爆発ではなく核爆発だ!」との情報が流れていましたが、「いくらなんでもそれはないだろ...」と思っていました。人の事は言えませんね。私もマスコミに騙されていました。3号棟の爆発に関しては、TVなどでは音声なしの画像が流れていましたが、海外では音声付きで流されていたそうで、爆発音が3回聞こえています。(YouTubeに画像があります)
「水素爆発なら爆発は1回だけだろ!」との意見がありますし、水素爆発の温度では、3号棟のように鉄骨は折れ曲らないとの意見もあります。

くれぐれもマスコミの大本営発表を鵜呑みにしないようにしましょう。(自戒を込めて)

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東京湾でも津波が発生か? 東京湾地震に関して [震災・原発]

東日本大震災では東北地方の地震が注目されていますが、長野や静岡などそれ以外にも多くの地域で地震が起こっています。
特に気になるのが、東京湾内での地震です。ほとんどメディアで報道されていませんが、3月12日から4月7日までの間で、震度1以上の地震が12回起きています。震源の深さは、私が調べた範囲では、30~40Kmですが、10Kmであると言う人もいて人工地震が疑われています
発生時刻震源地震源深さ
(Km)
最大震度
2011年3月12日 15時57分ごろ東京湾303
2011年3月13日 15時14分ごろ東京湾402
2011年3月14日 5時21分ごろ東京湾301
2011年3月15日 1時36分ごろ東京湾302
2011年3月15日 4時59分ごろ東京湾403
2011年3月15日 9時51分ごろ東京湾301
2011年3月17日 13時59分ごろ東京湾301
2011年3月17日 13時5分ごろ東京湾401
2011年3月29日 1時40分ごろ東京湾301
2011年4月02日 18時59分ごろ東京湾301
2011年4月04日 14時19分ごろ東京湾301
2011年4月07日 7時55分ごろ東京湾301

これを見ると、15日に3回、17日に2回起きていますね。しかも、驚いたことに震源地がほとんど同じなのです。その震源地は、下記の赤いポイントの点です。(北緯35.5度、東経139.9度)
tokyo_earthquake.JPG

















こんなに同一のポイントで多くの地震が発生するものなのでしょうか?
3.11では、太平洋岸で大きな津波が発生しましたが、東京湾は入り口が狭いため、ほとんど影響がありませんでしたが、東京湾で大きな地震が発生すれば、東京や千葉、横浜の標高の低い部分や地下鉄などが大きな被害を受けることでしょう。
これから東京湾で大きな地震が起きないことを切に祈っています。

参考に今回の東日本大震災の地震で、震度が5以上で、震源が20Km以下のものを挙げてみます。これだけ震源の浅い地震が多いとは驚きですね。
発生時刻震源地震源深さ
(Km)
最大震度
2011年3月11日 14時46分ごろ三陸沖107
2011年3月11日 15時6分ごろ三陸沖105弱
2011年3月11日 16時29分ごろ三陸沖ごく浅い5強
2011年3月12日 23時35分ごろ新潟県中越105弱
2011年3月12日 3時59分ごろ新潟県中越106強
2011年3月12日 4時32分ごろ新潟県中越106弱
2011年3月12日 5時42分ごろ新潟県中越ごく浅い6弱
2011年3月13日 8時25分ごろ宮城県沖105弱
2011年3月14日 10時2分ごろ茨城県沖105弱
2011年3月15日 22時31分ごろ静岡県東部106強
2011年3月16日 12時52分ごろ千葉県東方沖105弱
2011年3月19日 18時56分ごろ茨城県北部205強
2011年3月23日 18時55分ごろ福島県浜通り105強
2011年3月23日 7時12分ごろ福島県浜通りごく浅い5強
2011年3月23日 7時36分ごろ福島県浜通り105強
2011年3月24日 17時21分ごろ岩手県沖205弱
2011年3月28日 7時24分ごろ宮城県沖ごく浅い5弱
2011年4月01日 19時49分ごろ秋田県内陸北部105強


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原発や地震に関して気になること [震災・原発]

原発や地震に関して、最近気になっていることを書きます。

1.Kan 首相の決断の疑惑
菅首相が浜岡原発の停止を中部電力に要請しました。そして中部電力もそれを受け入れました。
これには正直言って驚きました。 思わず「菅さんって本当は、素晴らしい人だったのか?」と思ってしまいました。(^^)
今回の福島原発の場合は、西風が多かったので関東地方には放射性物質があまりきていませんが、浜岡原発が福島原発と同じ状況になれば偏西風で放射性物質が関東エリアを直撃するでしょう。今回の福島の事故で分かったように(チェルノブイリで分かっていたことですが)、放射性物質は同心円状には広がりません。200Km離れていても風にのって関東地方に降り注ぐことになります。
福島の問題でさえ、公的資金5兆円(もちろん私たちの税金です)が使用されます。浜岡原発の場合は、保証金がいくらになるのでしょうか? 想像もつきませんね。(その時は、私たちは保証金をもらう立場になるでしょうが...(^^))

ところが今回の判斷は、横須賀や横田の米軍基地を守るため米国の強い要請があったという噂があります。これを聞いて、なるほどと思いました。非常に情けない話ですが、日本政府は米国の意向を無視することができません。
今回の浜岡の判断も一歩間違えると、米国の原子力行政にも大きな影響を与えるものですから、当然米国にお伺いが必要な事柄です。今回のように、予想される国民の反発を押し切ってまで浜岡原発の停止をスピーディーに決断できたのは、米国の強い要求があったと考えればすんなりと納得できます。
でも、米国が政府に強く要請したくらいですから、近いうちに大きな地震があるのかも知れませんね。注意しましょう。
そういう意味で未だに不可解なのは、4月4日に実施した福島原発の低濃度汚染水の太平洋への放出の件です。海に放出するくらいなら、日本国内に穴を掘って放出すれば被害は日本だけにとどまっていたはずです。
この時も私たちには、ほとんど何の説明もなく決定、実施され、予想通り世界各国から大ブーイングを浴びました。この時の決定もそのスピーディーさを考えると米国の要求があったとしか思えません。何故、米国は日本が非難されるようなことをやらせたのでしょうか?

2.ウィキリークスの情報
日本の原発問題に関してウィキリークスから情報が出ました。
福島第1原子力発電所の事故は、地震と津波に対する日本政府の原子炉安全対策上の欠陥を露呈した。しかし内部告発サイト「ウィキリークス」が先週末発表した米政府の外交公電によれば、米当局者は近年、テロ攻撃に対する原子力施設防衛でも日本政府が十分な予防策を講じていないと懸念していたことが明らかになった。

ウィキリークスの公表した米外交公電によると、日本では一部の原子力施設に武装警官を配備しているが、東海村の施設を含む54カ所の原子力発電所の警備状況をみると、民間の警備会社と契約している場合、武装していなかった。日本では民間の警備会社の武装は禁じられている。
(The Wall Street Journal 2011.05.09)
これを読んで、私はちょっと恐ろしくなりました。私はウィキリークスは米国が公式に出せない情報を非公式に公開する米国公認の(笑)機関だと思っていますので、上記情報は米国があえて公開した情報だと考えます。
先日の、米国によるオサマ・ビン・ラディン殺害という大本営発表(米国政府以外は事実を確認できない)と上記記事を重ね合わせると...オサマ・ビン・ラディン殺害の報復として米国と同盟国の原発に対するテロ発生...(もちろんこれは口実です)
武装したテロ集団が原発を襲った場合、ア○ソックなどの民間の警備会社が守れる訳はない。
オバマは言うでしょう。「日本政府に対しては、以前から何度も原発の警備の甘さを指摘していた。日本政府の対応の遅れを残念に思う。」

3.5.11の地震について
5.11にローマで地震が起こると噂が広がりました。
ローマで11日に大地震起きるとの予言、一部住民は避難を計画  イタリアの首都ローマで5月11日に大地震が起きるとの予言がインターネットを介して広まり、一部住民が避難を計画するなど、大きな騒ぎとなっている。  同国のインターネットやブログ、交流サイト(SNS)によると、1979年に86歳で死去した地震学者ラファエレ・ベンダンディ氏が、11日にローマで大地震があると予言したという。
2011.5.9 15:35 産経ニュース
いよいよ日本以外にもテロが広がっているのかと思いました。でも、これだけ世界中で騒ぎになったらテロはやり難いだろうなと思っていましたが、やはりローマで地震は起こりませんでした。
しかし、驚いたことにスペインで地震が発生しました。
地震予言、半ば的中?=ローマ空騒ぎ、スペインで現実に
 【ジュネーブ時事】永遠の都ローマを巨大地震が襲い、街は壊滅する-。ロイター通信によると、ローマで11日、インターネットなどで広がった「予言」を信じた市民の欠勤や商店休業が相次ぐ騒ぎになった。ローマで地震は起きなかったものの、くしくも海を隔てたスペインで死傷者を伴う地震が発生。予言は半ば的中する結果になった。
この地震、マグニチュードは5.1と福島や茨城で毎日起きているような規模の地震ですが、ビルが倒壊するなど被害が大きく、死者が10人も出たそうです。しかも、驚いたことに震源の深さが1Kmです
東日本大震災の連続した地震の震源の深さが10Kmと非常に浅かったため疑惑を呼んでいましたが、1Kmって何? (東京タワー3個分の深さです) 初めて聞きました。こんな地震って他にあるのでしょうか?
ご存じの方、教えてください。

【地震・原発関連】
・原発は地震で壊れるようにできている 武田邦彦著 雑誌Will 2011年5月号 を読む
・東日本大震災の地震はオカシイ? 地震波形を見る!
・3.11同時多発人工地震テロ リチャード・コシミズ著 を読む
・原発や地震に関して気になること その2
・東京湾でも津波が発生か? 東京湾地震に関して
・原発や地震に関して気になること
・何かオカシイぞ! 東日本大震災前の建設関連株の動き
・子供たちを被爆させるな! 原正夫 郡山市長の英断に拍手! 
・放射能で首都圏消滅 古長谷 稔著 を読む
・東日本大震災は人工地震か?
・原発事故に関して ・・・ 武田邦彦先生のブログを参考にする

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何かオカシイぞ! 東日本大震災前の建設関連株の動き [震災・原発]

東日本大震災が発生した3月11日以降、日本企業の株は当然のように暴落しました。しかし、驚いたことに円は買われて「円高」になりました。多くの人たちが被害にあって現在も苦しんでいる大震災が、投資家にとっては儲けのチャンスとして投資対象とされていることが明確になり、嫌な気分になりました。

しかし、為替や株式投資などはそういうものなのです。ある人に言わせると、日々の株式売買では勝つこともあるし、負けることもある。何十億儲けても、同じだけ損することもあり、継続して儲けることは非常に難しい。唯一高い確率で儲けることができるのが、企業の不祥事などで株が一時的に大きく下がった時に買って株価が戻った時に売り抜けるというものです。
今回のソニーの個人情報の漏えいなど、典型的な事件だと思います。個人情報の漏えいを世界中で大々的に報道され、株価は大きく下がりました。このようなタイミングを利用して売買すれば儲かる可能性が高いです。(実際にそれが目的の事件だと思います)
今回の大震災もそのような投資家に利用されているようです。

大震災の復興には建物や道路の修復が必要ですので、建設業界の株が上がることになります。
3月11日の東証1部の値上がり率ランキングTop10は以下の通りで、10社中7社が建設業です。
(よく考えると大震災が起こったのは2時46分です。揺れは3分以上続きましたから、揺れが収まってから取引が終わる3時までの約10分で建設業界株が買われたのは驚くべきことですね。それともその前に買われていた?)

1 (株)福田組 (建設業)
2 (株)植木組 (建設業)
3 (株)バンテック (倉庫・運輸関連業)
4 (株)ピーエス三菱 (建設業)
5 日成ビルド工業(株) (建設業)
6 (株)不動テトラ (建設業)
7 (株)サクラダ (金属製品)
8 (株)ダイセキ環境ソリューション(建設業)
9 クボテック(株) (精密機器)
10 (株)ヤマウラ (建設業)

hudoutetora.JPG右のグラフは不動テトラの株価の動きですが、3.11の大震災以前はほとんど動きがなく、50円前後でしたが、震災後にどんどん買いが入って、250円近くまで株価が上がりました。うまく売り抜ければ投資額の5倍にするこことができたことになります。

これが典型的な例なのですが、次に示すメーカーは、ちょっと動きが分かりません。それ以前には大きな動きがなかったにもかかわらず、3.11の大震災の数か月前から直前までの間に赤丸で示してような大きな売買がされています。まるで大震災が起こることを予想していたような動きです。
ここでは、4社だけあげていますが、その他にも、福田組、日本基礎技術、世紀東急工業、東洋建設、前田道路、植木組、青木あすなろ建設、熊谷組、浅沼組、イチケン、佐田建設、三井住友、鹿島などでも、同じような買われ方をしています。
これはどういうことなのでしょうか?
もしかすると建設業界の株の動きを見ていると地震の発生が分かるのでしょうか?
(これらの会社の株を買っている人たちと、それらの会社が無関係なのはもちろんです)

どなたか分かる方、教えてください。

kabukagiwaku2.JPG


















































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子供たちを被爆させるな! 原正夫 郡山市長の英断に拍手! [震災・原発]

福島原発の事故の影響で、福島市、郡山市内の放射能汚染が続いている状況です。
武田先生が以前から指摘しているように、国際基準でも放射線の安全規格は年間1ミリシーベルトです。ところが、現在の郡山市の小中学校の校庭の数値は毎時3.3マイクロシーベルトです。これは、年に直すと、年間29ミリシーベルトもの数値になります。一般人の安全基準が年間1ミリシーベルトですから、放射線の感度が高い子供はその1/2~1/3以下にすべきと言われているにも関わらずこの数値です。

現在は、原発事故が落ち着いてきていますので、空気中の放射線物質よりも地表に落ちているチリやホコリに多くの放射線物質があると言われていますので、それを呼吸などで体の中に取り込む量を減らすことが重要です。そのため、大人たちよりもより地表に近く、校庭でホコリを巻き上げながら走ったり、転がったりする子供たちが安全に遊べるようにするには、何らかの対策で校庭の放射線量を減らす必要があります。
それに対して郡山市長は放射線物質が溜まった校庭の表土を削る作業を開始する判断をしました。
東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質を取り除くことを目的に、福島県郡山市は27日、市立の小中学校と保育所計28施設の校庭の表土を削る作業を始めた。市は「保護者らの要望」を理由として独自に実施を決めた。(中略)
作業を始めた後に市の職員が薫小学校の校庭で放射線量を計測したところ、地表付近で除去前に毎時3.3マイクロシーベルトだった値が、除去後は毎時0.5マイクロシーベルトにまで下がったという
2011年4月27日 asahi.com
子供たちの健康を考えると、この郡山市長の英断には拍手を送りたいと思います。
ただし、この削った表土の処理に関しては処分先から猛反対を受けたため、校庭にブルーシートをかけて覆っているそうです。放射性物質は、風などで舞い上がって呼吸で体内に入り込んで内部被爆の原因となるため、飛散防止するだけでも効果はあると思います。

ところが、この郡山市長の英断に反対する人たちもいるようです。
・国や東京電力がやるべき問題で市がやることではない。
・市の勇み足だ。国がノーと言っているのに、なぜ、市だけが急ぐのか。


一般論ではそうでしょう。しかし、よく考えて下さい、今の原発問題は、国や東電にまかせていた結果です。そして、原発事故の賠償責任を東電と国で押し付け合っている状況です。反対する人たちはそんな国や東電が私たちの健康をきちんと守ってくれると、まだ信じているのでしょうか?
これまで、国はこのような保障問題で私たちをきちんと守ってくれたでしょうか?
40歳以上の私たちは、少々の放射線でも大丈夫でしょうし、仮に20年後にガンになったとしても今回の原発事故の影響なのかどうかを証明することは難しいでしょう。しかし、現在幼稚園児や小学校の子供たちの多くが20代でガンになる可能性が増えているのです。20年後に、その時の首相を問い詰めても、「当時の民主党政権の問題だ」、「想定外だった」と言われて終わりではないでしょうか?

武田先生のおっしゃるように、未来のある子供たちの将来を私たちは守る必要があります。少しでもリスクを減らす努力をすべきだと思います。

郡山市の原正夫市長、頑張って下さい!
子供たちを放射線から守って下さい!


武田先生の関連ブログです。
http://takedanet.com/2011/04/post_b591.html

原発に関しては、これをぜひ読んでください。
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(追記1:2011.04.30)武田先生以外にも政府の基準値に異議を唱えている先生がいます。
「校放射線量」で抗議の参与辞任 東大教授「容認したら学者生命終わり」
2011年4月30日(土)10時57分配信 J-CASTニュース

原子力の専門家で放射線防護を中心に助言してきた東京大学大学院教授の内閣官房参与が、政府の対応を批判して辞任した。小学校などの校庭利用を制限する放射線量基準について、「とんでもなく高い数値」と批判している。一方、政府側は、基準値について専門家の意見をきいた上での「最終判断だ」と問題はないとの認識を示している。

2011年4月30日付の辞任届を首相官邸に出したのは、小佐古敏荘・東大大学院教授だ。4月29日、記者会見して明らかにした。小佐古教授は、福島第1原発事故をめぐる政府の対応について、法律や定められた指針にのっとっておらず、「その場限りで場当たり的」と批判した。

細野補佐官「政府の最終判断」
また、小佐古教授は、小学校などの校庭利用に関して、「年間被ばく量20ミリシーベルト」とした文部科学省の制限基準について、「とんでもなく高い数値」と訴えた。通常の放射線防護基準に近い「年間1ミリシーベルト」を採用すべきだとも主張した。現行基準について「容認したら私の学者生命は終わり」とも述べた。

小佐古教授は、原発事故後ほどなく内閣官房参与に任命され、放射線防護の分野を中心に助言してきた。
一方、細野豪志・首相補佐官は4月29日夜、TBS番組に出演し、小佐古教授が批判した校庭利用制限基準について、専門家らの意見を聞いた上での決定だとして「政府の最終判断だ」と変更する考えはないことを明らかにした。

また、菅直人首相は4月30日、衆院予算委員会で、小佐古教授による「場当たり的」との批判について、小佐古教授らの助言も含めて検討しているとして、「決して場当たり的な対応はしていない」と反論した。

インターネットの個人ブログや、関連ニュースへのコメント欄をみると、小佐古教授による「政府は場当たり的」批判について、賛同する声が多く寄せられている。特に子どもが関係する制限基準については、「専門家の意見がわかれた場合、厳しい基準の方を採用すべきではないか」といった声も少なからずあった。

これに関して、佐藤優氏がコメントを出しています。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0430&f=column_0430_002.shtml

(追記2:2011.05.01)下記に追加した小佐古教授の辞任に対する政府のコメントです。
高木文部科学相は小学校などの校庭利用の安全基準に関し、「この方針で心配ない」と明言。枝野官房長官も記者会見で「20ミリ・シーベルトまでの被曝(ひばく)を許容したものではない。明らかに誤解している」と反論した。
枝野氏のコメントは意味不明です。毎時20ミリシーベルトを許容していないのに、なぜ現状で問題ないのでしょうか? 厚生労働省からは、下記の通達が出ています。
厚生労働省は28日、東京電力福島第一原子力発電所の緊急作業で累積被曝(ひばく)線量が100ミリ・シーベルトを超えた作業員は、同原発での作業期間を含む5年間、他の原発などでの放射線業務に従事させないよう、全国の労働局に通達した。
上に書いたように現状の郡山市の小学校の放射線量は、1年間で29ミリシーベルトになります。子供は、大人の1/2以下にすべきとの議論はありますが、そのまま考えても、3年間学校に通うと原発作業員の上限に達する数値です。現在の放射線の原因はセシウムでしょうから、何もしなければ30年以上放出し続けます。どういう理論で大丈夫だと言っているのでしょうか? どうやって放射線量を減らすのでしょうか?

(追記3:2011.05.02)
学校放射線基準は「安全でない」 ノーベル賞受賞の米医師団 
福島第1原発事故で政府が、福島県内の小中学校などの屋外活動制限の可否に関する放射線量の基準を、年間20ミリシーベルトを目安として設定したことに対し、米国の民間組織「社会的責任のための医師の会(PSR、本部ワシントン)」が2日までに「子供の発がんリスクを高めるもので、このレベルの被ばくを安全とみなすことはできない」との声明を発表した。

 PSRは1985年にノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止国際医師の会」の米国内組織。

 声明は、米科学アカデミーの研究報告書を基に「放射線に安全なレベルはなく、子供や胎児はさらに影響を受けやすい」と指摘。「年間20ミリシーベルトは、子供の発がんリスクを200人に1人増加させ、このレベルでの被ばくが2年間続く場合、子供へのリスクは100人に1人となる」として「子供への放射線許容量を年間20ミリシーベルトに引き上げたのは不当なことだ」と批判した。



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放射能で首都圏消滅 古長谷 稔著 を読む [震災・原発]

2006年に出された本です。
必ず起こると言われている東海地震が起きた時に静岡の浜岡原発が爆発したことを想定して放射能事故に関する注意を喚起した本です。先日の東日本大震災での福島原発の事故を考えると非常にリアリティーのある内容です。
なぜ東海地震が発生すると首都圏が放射能に包まれるのか? そのワケは、静岡県御前崎市に建つ原子力発電所つまり浜岡原発が爆発するからです。この原発から約200Km風下に、世界一人工密度が高い日本の首都圏が、位置していたのです。
首都圏が高濃度の放射線に襲われれば、あなたの知っている、あのにぎやかだった東京は、誰も住めない”死の都市”と化します。
皇居にも国会周辺にも、誰一人住めなくなり、六本木ヒルズもゴーストタウンに。銀座や新宿のにぎわいも、もはや過去の夢となります。
「放射能で首都圏消滅」P11

放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策
東日本大震災で同じく200Km離れた福島原発の事故が起きましたが、この時は地震発時に原子炉は停止したため、チェルノブイリのように原子炉が動いたままでの爆発は避けられました。この本では、東海地震が発生した時に浜岡原発が稼働したまま爆発することを想定して書かれています。
そういう意味では、少し大げさなような印象を受けますが、最悪のことを考えるとやはりリアリティーを感じます。

東海地震は、今回の東日本大震災レベルの地震が静岡県沖で発生すると考えられます。東日本大震災では、近くに存在する100万都市は仙台くらいでしたが、東海地震が発生した場合は、静岡はもちろん、名古屋、横浜、東京と比べ物にならないくらい多くの人が、地震や津波で被災し、さらに浜岡原発のリスクがあるということになります。

今回の地震で、原発の安全性が非常に低いことが露呈しました。震度6に耐えられない建物、津波を想定していないロケーション、電源が切れないことを前提とした安全対策などなど。今回ほど、「想定外」というコメントを聞いたことはありませんが、東日本大震災の現状を見ている状況で、同等の地震が来た時にもう「想定外」などと言えないことは当然です。
この本では、浜岡原発が爆発したら「福島より北に逃げましょう」と書かれているのは皮肉なことです。今は福島原発があのような状況ですから、浜岡原発も稼働中に爆発はしないにしても、福島原発のように水蒸気爆発したとすると、東京や関東の人たちは北風が吹いたら福島原発から、南風が吹いたら浜岡原発から放射能が降り注ぐことになります。それだけは絶対に止めて頂きたい。

今回の原発事故で電力会社の役員達は、放射線漏れの被害に対する厖大な補償額を考えると、たとえオーバースペックと言われようと地震や津波に対する備えを完璧にした方が圧倒的に安いことが分かったと思います。福島原発の事故がもし首都圏で発生したと考えると、その補償額は天文学的な額にのぼると思います。中部電力は、その事を十分に考えて徹底的な対策をお願いしたいと思います。
この本を読むと、浜岡原発は「海との間に10mの砂丘があるから大丈夫!」と主張しているそうです。今回の東日本大震災の津波を考えると10mの砂丘で津波を防げるとは到底思えません。今回の震災を調査して、徹底的な防護対策をお願いします。付近の住民の方も静岡に住んでいる方もくれぐれも保安院に「想定外」と言わせないようにしましょう。

そう考えると、やはり保安院の方々には家族を含めて原発の敷地内に社宅を建てて住んでもらうようにすべきでしょうね。 それぐらいしないと、また他人事のような言葉が出てきそうです。是非、政府はそれを義務付けるような法律を作って欲しいと思います。

また、この本ではテロリストが、上空からパラグライダーで砲丸を落とせば、メルトダウンする可能性もあることを述べています。
原発は屋根が極端に弱い
原子炉が入っている原子炉建屋は、”壁”は非常に強くできていますが、”屋根”は最低限の強度しかありません。スレート板のように軽い素材で、厚さもわずかなので、上空から重いものを屋根に落とされたら、簡単に突き抜けてしまう強度なのです。(中略)
エンジンのないパラグライダーであれば、原子炉建屋の真上まで飛んで行っても、法的には何の規制もありませんでした。
パラグライダーなら、砲丸投げに使う約7Kgの”砲丸”を10個以上バッグに入れて上空にいくことができます。
「放射能で首都圏消滅」P114~115

まあ、こんな大変なことをしなくても今回の震災で、原発は電気を切れば冷却機能がなくなり危険な状態になることが周知の事実になってしまいました。4月7日の余震の時にも東北地方は停電になりました。震源に近い女川原発は何とか補助電源で事なきを得たようですが、今後も注意が必要です。

実は私が一番恐れているのが、地震が発生した直後にテロリストが変電所などに侵入して「原因不明」の停電が発生することです。原発への電源供給を断ち切れば、原発はまた不安定な状況に陥ってしまいます。この時期に女川原発までおかしなことになったら、作業員が分散して放射線の高い現場で作業をする人が居なくなってしまうと思います。

とにかく日本にある原発は、きちんと今回のような震災が来た場合を想定した対策ができるまで運転を止めておくべきだと思います。

(追記)日本の原発の現状に関しては、下記を是非お読みください。
本当にこのような状況なのであれば、原発は絶対に廃止すべきだと思います。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html#page1

(追記2)2011.05.06
菅首相が浜岡原発の全ての原子炉の停止を要請しました。菅さんにはいろいろと言いたいことはありますが、この判断には、拍手を送りたいと思います。
最近、中国からの黄砂で関東地方はモヤっていますが、偏西風で中国からでさえ黄砂が飛んで来るのですから、浜岡原発が事故を起こしたら、関東はすぐに放射能で直撃されるでしょう。

浜岡原発、全面停止へ 保安院「2年程度」 首相、中電に要請

菅直人首相は6日夜、緊急に記者会見し、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)にある全ての原子炉の運転を停止するよう中部電力に要請したと発表した。大規模な東海地震の発生が予測される中、重大事故が発生した場合の悪影響を未然に回避する必要があると判断した。「中電管内の電力需給バランスに大きな支障が生じないよう最大限の対策を講じる」と強調した。

 浜岡原発の1~2号機は運転を停止し、廃炉/も決定済み。3号機は定期検査中で、中電は7月にも運転を再開する可能性を示していた。残る4~5号機は稼働中だ。原子力安全・保安院は浜岡原発の停止期間について「2年程度と考えている」と説明した。

 首相は停止要請の背景について「文部科学省の地震調査研究推進本部の評価によると、これから30年以内にマグニチュード(M)8程度想定の東海地震が発生する可能性は87%と極めて切迫している」と指摘。浜岡原発は「想定される東海地震に十分耐えられる防潮堤の設置など、中長期の対策を確実に実施することが必要だ」と語った。

 首相は「国民の安全と安心を考えた結果の決断だ。浜岡原発で重大な事故が発生した場合には日本社会全体に及ぶ甚大な影響も考慮した」とも述べた。中電管内の電力需給バランスに関しては「多少の不足が生じる可能性があるが、この地域をはじめとする全国民の理解と協力があれば夏場の電力需要に対して十分対応ができる」と力説した。

 首相は中電への停止要請は「指示や命令という形は現在の法律、制度では決まっていない」と説明した。そのうえで「理解してもらえるように説得していきたい」と話した。

 海江田万里経済産業相は浜岡原発だけを停止対象にした理由を「地震発生の可能性が他の発電所に比べ圧倒的に高い」と説明。「防潮堤や原子炉建屋の水密化工事などが完成するまでは停止するのはやむを得ない」と理解を求めた。関西電力に電力融通の支援を依頼したとして「計画停電などの事態には至らない」との認識を示した。

 中電は6日夜、「経産相より19時に浜岡原子力発電所の運転停止に関する要請を受けた。当社としては要請内容について迅速に検討する」との水野明久社長のコメントを発表した。


【地震・原発関連】
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東日本大震災は人工地震か? [震災・原発]

2011年3月11日に発生した東日本大震災ですが、その強く長い揺れと、連続して
発生した点が特徴的です。
・14時46分:震度7 三陸沖
・15時15分:震度6弱 茨城県沖
そして、その後もいろいろな地域で地震が発生しました。
3月12日
・3時59分、4時31分、4時32分、5時42分に新潟県中越で震度6弱。
3月15日
・22時28分、22時31分に静岡県東部で震度6強。
そして、4月7日23時32分には震度6強の最大余震が宮城県沖で発生しました。

本震では、福島原発が大きな被害を受けましたが、茨城県には東海原発があり、新潟県には柏崎刈羽原発、静岡県には、浜岡原発があります。そして、最大余震の起こったすぐそばには女川原発があります。

勃発!第3次世界大戦 World War Ver.3.0
私は12日の新潟中越地震を知り「?」と思い、静岡県東部地震が起こった時に「これはおかしい」と思いました。このようにわずか4日の間にあたかも原発の近くを狙ったかのような異なった地域に地震が発生するものでしょうか? 1、2回であれば偶然だと思えますが、3回、4回と連続した場合は「偶然」ではなく「作為」があったと見るべきではないでしょうか?

ベンジャミン・フルフォード氏の最新刊には、東日本大震災に関して以下の記載があります。
本書を最終チェックしていた2011年3月 11日、マグネチュード9.0という、観測史上最大となった東日本大震災が発生した。(中略) この大地震に関して、複数のルートから情報が集まっている。 その大半は、闇の支配者が、最後のあがきとして「地震兵器」を使用したというものだ。 私は2010年12月、アメリカのジャーナリストであるジェリー・E・スミス氏が著した『気象兵器・地震兵器・HAARP・ケムトレイル』(成甲書房刊)の監修を手掛けた。タイトルを見れば分かるように、アメリカが極秘に開発した「地震兵器」や「気象兵器」について述べられた本で、私 は、この本を通じて、日本の読者に「地震兵器」がすでに実用段階にあることを伝えようとしてきた。確かに「地震兵器」が存在するというと、眉に唾をしたくなるが、1997年にウィリアム・コーエン国防長官(当時)が記者会見でこう発言していることを忘れてはならない。
電磁波で遠くから火山の噴火や地震を人為的に起こしたり、気候を変えたりする環境テロに手を染めたりする者たちもいる」(1997年4月28日、アトランタ大学での発言)(中略)
また、私が気になっているのは地震報道に関してである。マスコミは闇の支配者による情報のコントロールを受けてしまったのではないかと感じている。(中略)
今回の地震で、アメリカ追従の菅政権は延命された。逆に言えば地震がなければ、2011年4月の統一地方選挙を経て、日本に、より良い新政権が生まれる可能性もあった。大地震が政治情勢を一変させてしまったのだ。ここに私は、疑念を抱いてしまうのだ。
「勃発! 第3次世界大戦 狂った悪魔のシナリオ」P227~228

また、フルフォード氏のメルマガには、以下の記述があります。
2007年7月、新潟県中越沖地震が起きる前日に 僕は日本の公安幹部に呼び出され、『君が、デヴィット・ロックフェラーなどについての情報を公表し続けて いることによって、明日新潟で地震が起きる』と言われた。その翌日、新潟は 立て続けに2回、マグニチュード6.8の大地震に見舞われた。(この時の震源域には 日本最大の原子力発電所があり、現在では“日本の原子炉利権に対する攻撃が その目的の1つだった”と言われている。)

12月20日
最後に、『今週21日に日本で地震や津波が発生する』と悪魔教筋から警告が あった。この日は、456年ぶりに太陽の冬至点到達・満月・月食が全て重なる 日だ。これまでにも、天の動きをベースに 連中が計画を立ててきたのは事実だが、 この警告に関しては 単なる連中の脅しだと思っている。個人的には、何処にも 避難するつもりはない。

12月27日
前号の終わりに、パパブッシュ一派から“日本を含むアジアで地震が起こる”と いう警告を受けた話に触れたが、先週もまた、パパブッシュ一派から『明日、 アジア太平洋地域に地震が起きる』と再度 警告を受けていた。そして、その翌日 に小笠原諸島でM7.4の地震が起きている。

3月11日以降はしょっちゅう地震があるので、大きな地震が起きても「またか!」と思ってしまいますが(先ほども千葉県沖で地震がありました)、12月頃には大きな地震はほとんど無かったため、本当に驚いたことを覚えています。

突然「地震兵器」などと聞くとマユツバと考えてしまいますが、要は「人工地震」を兵器として使うということです。以下の「だいだいこん」さんのブログを読んで下さい。戦前から1991年頃までは、新聞でも普通に「人工地震」という言葉を使っていたこと、実際に日本でも実験を行っていたことが分かります。

http://daidaikonn.blog27.fc2.com/blog-entry-405.html
http://daidaikonn.blog27.fc2.com/blog-entry-416.html

これらの記事によると、戦前の1936年(昭和11年)に、すでに人口地震の実験に成功していることが分かります。そして、戦後の1950年代には、多くの実験がされています。実験の目的は、地殻の構造調査や溜まった地震エネルギーを放出するためだったようですが、戦前の場合は軍事的な目的があったことは想像できます。

S・セキルバーグ関暁夫の都市伝説3
そして、1975年には、米ソで環境・気象破壊兵器の研究が盛んに行われ、お互いに開発禁止の交渉も行っていたようです。そして、1991年以降、新聞から「人口地震」に関する記事は姿を消したようです。これは1991年以降に「人口地震」が、実戦兵器として完成したことを示しているように思います。そして上記のウィリアム・コーエン氏の発言のあった1997年には、それをテロの道具として使っている者たちがいたようです。

そう言えば、震災のあった夜だったと思いますが、どこの局か忘れましたが、TVで地震の専門家が「宮城沖から千葉沖までおよそ500Kmに渡ってプレートが破壊された」とコメントしたのを聞いて非常に違和感を感じました。「破壊された」と言われると「誰に?」と突込みたくなりますよね?

関暁夫氏の「都市伝説3」に以下の記載があります。
2008年5月12日、約7万人もの死者を出した四川大地震が起きました。勘のいい人は分かるでしょう。この地震は地震兵器によって人工的に発生させられたものです。書籍第一弾でもご紹介したように、人工的に起こされる地震は、悪魔の数字である666を足した数字の日、つまり足した合計が「18」になる日に発生します。
1994年のロサンジェルス大地震(1月17日、1+17=18)、
1995年の阪神淡路大震災(1月17日、1+17=18)、
2005年のパキスタン大震災(10月8日、10+8=18)、

いずれも地震兵器によるものでした。 では、四川大地震が起きた日はどうなのか。単純に月と日を足しても18にはなりませんが、これは中国という相手を警戒して、ひとつひねりが入っているためです。2008年5月12日を全て足すと、2+0+0+8+5+1+2=18。「18」です。あの地震が人工的なものであったことの証拠です。
関暁夫氏著 「都市伝説3」 P149~150

何ともいかがわしい話ですね。(笑) なんでも、世界各地にいる仲間に対して「これは人工地震だ」ということを伝えるためのようです。
でも、まあためしに東日本大震災の地震を考えてみましょう。
2011年3月11日ですから、2+0+1+1+3+11=18。この計算でよいのか分かりませんが、確かに「18」になりますね。まあ、こんなものは、数字の遊びみたいなものですが、彼らは「9.11」、「3.11」のように「●.11」が好きなようです。これも注意した方が良いですね。
フルフォード氏の話では、「4.11」には富士山の噴火を予定していたそうです。予防に関しては何もできない私たちができることは、このようなテロ情報を広めてテロを実行し難くすることだと思います。(●月●日にテロがあるという噂が広まっている時にテロを起こすことは、噂は本当だったと思わせることになり実行し難くなります。)

最後に、「人工地震」が技術的に可能であるということと、実際に人工地震が使われたということはイコールではありません。これは当たり前のことですが、新聞やTVなどのマスコミの情報によって作られた世界が本当の世界でないことも当たり前のことですね。
政府、マスコミの「大本営発表」を鵜呑みにすることなく、自分で何が正しいかを判断することが重要だと思います。

(追記)
ベンジャミン・フルフォード氏のブログにも人工地震に関する過去の新聞記事が紹介されています。
「だいだいこん」さんのものの方が古いものが多いですが、参考までに。
http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2011/04/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E8%AA%AD%E8%80%85%E3%82%88%E3%82%8A.html

【地震・原発関連】
・原発は地震で壊れるようにできている 武田邦彦著 雑誌Will 2011年5月号 を読む
・東日本大震災の地震はオカシイ? 地震波形を見る!
・3.11同時多発人工地震テロ リチャード・コシミズ著 を読む
・原発や地震に関して気になること その2
・東京湾でも津波が発生か? 東京湾地震に関して
・原発や地震に関して気になること
・何かオカシイぞ! 東日本大震災前の建設関連株の動き
・子供たちを被爆させるな! 原正夫 郡山市長の英断に拍手! 
・放射能で首都圏消滅 古長谷 稔著 を読む
・東日本大震災は人工地震か?
・原発事故に関して ・・・ 武田邦彦先生のブログを参考にする

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原発事故に関して ・・・ 武田邦彦先生のブログを参考にする [震災・原発]

原発事故が予断を許さない状況であることは変わりませんが、地元の埼玉県の放射線量も0.06マイクロシーベルト/h 辺りに落ち着いているようですので、ひとまずは安心です。

原発問題は、素人にはわかりにくいので専門家の方々のコメントが重要なのでですが、専門家の方々でも立場によってコメント内容が異なるので余計に混乱してしまいますね。さらに輪をかけて混乱させているのが、政府の発表、コメントです。地震発生から1カ月以上経って、政府の発表内容が「全くあてにならない」ことが明白になりましたね。 (マスコミの報道もそうですが...)

まず、避難区域を原発から20Km、30Kmという距離で決めたこと。これは武田先生が以前から指摘していたことですが、距離よりも重要なのは「風向き」であることを知っていたにも関わらず、均一に距離で決めていましたが、結局、今回の避難指示は放射線量が多い飯舘村と川俣町が追加になりました。突然言われたそれぞれの町村の方々は、驚き、不安に思っていることでしょう。もう少し早い時期に伝えるべき内容だったと思います。

また、4/12に今回の原発事故の深刻度評価をチェルノブイリと並ぶ最悪の「レベル7」と訂正しました。当初、原子力安全・保安院は、「レベル4」としていましたが、3/18に「レベル5」に引き上げていました。このブログでも紹介している大前研一氏は、当初からスリーマイルの「レベル5」よりは悪く、チェルノブイリの「レべル7」ほどひどくないので、「レベル6」が妥当と述べていました。今回、保安院が出した「レベル7」に関しては、海外からも疑問が投げかけられています。当初から分かっていながら、「レべル4」と主張し、そして少し安定してきたら最悪の「レベル7」と引き上げる保安院の判断は何なのでしょう?(あの西山審議官の緊張感のない記者会見は止めて欲しいですね)
この「レベル7」の発表は、なんとも納得が行きませんし、海外からの評価に対しても重大な影響を与えると思います。私は、この大震災で儲けようとしているハゲタカ達が「思ったほど株価が下がらないな~。そうだ、政府に「レべル7」と発表させよう!」と動いたと勘ぐってしまいました。(‐‐;

housyasenkanri.jpgさらに、福島県内の学校で、国際的、国内の法律でも「普通の人が安全だと言える放射線の量」である1年間に1ミリシーベルトを大幅に越えているにも関わらず休校にもせずに通学させていることです。政府は、国民に対して安全と言いたいので「ただちに健康に被害のある数値ではない」としていますが、放射線の場合、「ただちに健康に被害のある」というのは、かなり高い量の放射線を一度に浴びた場合だけで、怖いのは「10年、20年後に健康に被害のある」場合です。

武田先生は、ブログで「日本の法律では、1時間に0.6マイクロシーベルト(外部被曝と内部被曝の合計)を越えたら、そこを「管理区域」に設定して、掲示をし、一般の場所と違う取り扱いをします。つまり、幼稚園、小学校、中学校で1時間の放射線が0.6マイクロシーベルトを超えている場合は、次の標識を学校の門に張ってください。(右図)」と言って福島県の教育委員会へ学校を閉鎖するように主張しています。

この辺りの詳細は、武田邦彦中部大教授のブログをよく読んで頂くとよいと思います。
http://takedanet.com/

私も先生のブログを読んで知識を得ましたが、いくつかポイントを書きます。

①原発事故は、放射線は漏れた直後が高いので、すぐに避難する。
⇒ 被曝は蓄積ですので、最初の高い放射線量を防ぐことが重要
②放射線量は、「外部被曝」と「内部被曝」(呼吸による被曝+水による被曝+野菜や牛乳などによる被曝)の足し算であるが、公表されている測定値は「外部被曝だけ」
⇒原発のそばは、「外部被曝」×4、関東地方は「外部被曝」×2で計算する。
③原発事故が落ち着いて来ると、放射性物質の蓄積により屋外よりも家の中の方が放射線量が高くなる
⇒ 雑巾で水拭きをする。

県や市で放射線量の測定値を公表していますので、みなさんもご自分の地域の放射線量を計算してみてください。私の住んでいる埼玉県は、約0.06マイクロシーベルト/hですので、年間の「外部被爆量」は、以下のような計算になります。

●公表値:0.06マイクロシーベルト/h
1日では、24を掛けて、1.4マイクロシーベルト/日
1年では、さらに365を掛けて、526マイクロシーベルト/年 ⇒ 0.526ミリシーベルト/年

となります。つまり、現状は落ち着いてきているものの、「内部被爆」分を加えると(×2で計算)ほぼ安全基準値の1ミリシーベルト/年となります。「内部被爆」は、水や野菜、牛乳などですから、極力放射線量の多いものは食べないことが重要です。(関西など「外部被爆」がほとんど無い人たちは食べて頂いて問題ありません)
このように考えると東京や埼玉でも安全基準に対しては余裕がないことが分かりますね。

自分たちの体は自分たちで守る必要があります。放射線の被害のようにすぐに問題が発覚しないものは、政府や官僚の「先送り体質」に非常に適しています。私たちが10年後、20年後に放射線が原因で病気になったとしても、民主党はおそらく政権から落ちているでしょうし、保安院の人たちは別の省に行ったり天下りしたあと引退して、悠々自適に暮らしているでしょうから。

以上、素人の意見を書いてしまいました。間違いがありましたらご指摘を頂けると幸いです。

【地震・原発関連】
・原発は地震で壊れるようにできている 武田邦彦著 雑誌Will 2011年5月号 を読む
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原発は地震で壊れるようにできている 武田邦彦著 雑誌Will 2011年5月号 を読む [震災・原発]

4月7日に東北地方に震度6の大きな余震がありました。
この地震で、ようやく通常の生活に戻りかけていた仙台もまた停電になったそうです。
一日も早い復興を願っています。

WiLL (ウィル) 2011年 05月号 [雑誌]
雑誌Willの5月号は東日本大震災の特集です。この中で武田教授の論文に興味を引かれました。
地震・津波で壊れる原発を作るべきではない」と言い続けてきた私にとっては、福島原発の事故は日本人の誇りを傷つける断腸の事件だった。
日本は原子力というエネルギーを十分に使える力があるのに、原子力の専門家は「安全な原子炉」を求める私の意見を「異端」とし、地震で壊れる原発を選択してきたのである。 (Will 2011年5 月号 P88)

武田邦彦教授は、中部大学教授でフジテレビの「ほんまでっか!?TV」で弁舌さわやかなコメントでおなじみだと思います。しかし、武田先生が有名になったのは、このブログでも紹介した「偽善エコロジー 「環境生活」が地球を破壊する」(http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2009-08-03-1)のように国をあげて取り組んでいた環境問題に対する提言でした。
  • レジ袋を使わないでエコバッグを買う方が石油をたくさん使う。
  • ゴミを分別することは、省エネにとっては犯罪のようなものだ。
  • ゴミを分別しても結局、一緒に燃やしている。
というようなショッキングな発言で有名になりました。水道橋博士、宮崎哲弥氏の「博士も知らないニッポンのウラ」という番組に武田教授は何回かゲストとして登場していますが、当時は水道橋博士をして「この人はTVに出しちゃいけない人だ!」と言わしめたほどの人です。(その後、社会の流れは武田先生の言う通りになっていったのですが...)
武田先生の信条は、「科学者は真実を伝えるべきで、政治や社会の都合で真実を捻じ曲げてはいけない」ということだそうです。

みなさんも原発に関する報道やコメンテイタ―達のいろいろなことに気を使ったはっきりしないコメントにかなりイライラしていると思います。 そんな中で 武田先生のように事実をはっきり言える人の存在は貴重だと思います。
平成18年5月19日、「原発の耐震基準」の審議が行われたそうです。ちょっと長いですが、重要な記載ですので引用します。
耐震設計指針を変更しなければならなかったのは、もともとそれまでの原発の耐震基準は不完全だったためで、原発訴訟のもとになっていた。しかし、現実には「地震で原発が壊れた」ということもなかったので、耐震指針の改定は「原発反対派対策」とたかをくくっている委員もいた。
そんな中で審議は進んだが、そこに示された「指針」は驚くべきものだった。
簡単に言うと、
  1. 原発の立地が決まると、地震の専門家が現地に赴いて「想定される最大地震」を割り出す。
  2. それに基づいて建築の専門家が原発の建屋の設計を行い、原発を建てる。
  3. このような手続きで進めるので、もし予想外に大きな地震が起こったら「想定外」になり、原発は壊れる。
  4. 原発が壊れると付近住民が被爆することとなり、「安全である」と言っていたことと反するので、「地震で原発が破壊する」ということを「残余のリスク」という言葉を使う。
というものだった。
私は思わず、審議の冒頭に次のように発言した(速記録より)。
「この耐震指針の目的は、原子力発電所の建物が壊れるのを防ぐのか、運転が安全に継続することを目的とするのか、それとも付近の住民や社会に影響を及ぼすことを防ぐのか?」
考えてみれば、実にバカらしい質問だ。地震がきて原発が壊れず運転が継続できれば、付近の住民にも被害が及ばないことになる。
しかし、指針は巧みに書いてあるが、実は地震の専門家が間違って最大震度を推定したら、原子炉は壊れる。また、地震の揺れだけに興味がある学者が推定したら、津波は忘れているだろう
したがって、指針は「住民の安全は地震の専門家の知識と運命共同体」という内容のものだったからだ。(中略)
つまり、指針は「地震・津波で付近住民が被害を受けないように原発を建てろ」と言っているのではなく、「予想震度に合わせて作れ」というだけだから簡単だ。
そして、官僚にとっては、
  1. 地震の専門家が最大震度を推定し、
  2. 建築の専門家が設計し、
  3. 電力会社が運転する。
だから、官僚の責任は問われない。仮に地震の専門家が推定した震度よりも大きな地震や予想しない津波が起きれば、「想定外だ」といえば良いし、地震学者が間違ったらそちらのセイにすればよい。
つまり、最終的に「住民が被曝するかどうか?」ということを問題にしなければ、責任逃れの体制が完璧にできている指針だった。
しかし、現実には地震の予想は常に外れている。だから、この指針は実質的に「関係者の責任逃れはできるが、付近住民は被曝する」というものだったのだ。
もう一歩踏み込んで言うと、現在の地震・津波学のレベルを考えると地震の専門家が推定した地震・津波の大きさをもとに設計された原子炉は、「地震・津波で壊れる原発」ということになる
この指針は私の抵抗空しく、部会をとおり、平成18年に正式に指針として成立した。 (Will 2011年5 月号 P88~89)
今回の事故で、「予想外の」とか「想定外」の地震というような発言が多いのですが、今回の地震での原発地域での震度は「6」です。武田先生によるとこの10年で震度6以上の地震は日本国内で13回あったそうですので、今回の地震が想定外という理由は全くないことになります。また、上記の指針には地震の想定はありますが、津波に関する推定が入っていないことも恐ろしい話です。(地震の専門家が津波を当然想定していることを期待したいですが...)

その他にも気になる記述が満載です。
・テレビに出る原子力の専門家は、「地震の専門家が予測を少し間違えれば、原発は破壊されるように設計されている」ということを知っているのだが、絶対に口に出さない。
・原発が破壊されて放射線を持つ物質が漏れたときに、どのような状態で住民が被爆するのかということは、ソ連のチェルノブイリの例があり、すでに十分に分かっている。原発から放射線物質が漏れると、それは気体(ガス)かミスト(微粒子)なので風にのって運ばれる。だから、風向きで避難する範囲が決まる。半径10キロとか20キロとかが問題ではない。
・放射線は光(ガンマ線)、電子(ベータ線)だから、四方八方にまっすぐに飛ぶ。だから距離が離れれば弱くなる。しかし、原発の事故で怖いのは、放射線そのものではなく放射性物質のほうで、セシウム、ヨウ素のような「物質」である。こちらは「物質」だから風に乗って飛ぶ。北風なら東京の方に、南風なら仙台が汚染されるということだ。 (Will 2011年5 月号 P92~94)

この辺りの放射性物質に関する情報は、真実を伝えて欲しいですね。
そして、さらに気になるのは、TVや新聞に登場する保安院の方々です。
・福島原発の事故が起こった後、テレビに登場した経産省の原子力安全・保安院の人の顔と 発言の様子を見て、唖然とした人が多かった。まず、「なんで謝らないの?」ということだ。原発の安全の責任を負っているのだから、原発が事故を起こせば、もっとも深く頭を下げなければならないのは保安院である。(中略)それにもかかわらず、テレビに出てきた保安院の人は「俺の責任じゃない。東電はケシカラン!」と言わんばかりだった。事故が起きて責任を取らないのなら、普段から指導などするなと言いたい。 (Will 2011年5 月号 P92~94)

確かに、TVで発言する保安院の人を見ていると当事者としての自覚があるのか?と思ってしまいますね。武田先生がおっしゃるように普段は威張りくさって東電などを指導しているのであれば、全責任をとって欲しいものです。また、気になるのは東電の社長が福島県民や計画停電を行う対象地域の人達に謝罪やお願いをしていないことです。出てくるのは副社長などで、正直言って「東電には社長はいないのか?」と思っていました。先日まで体調不良で入院していたそうですが、そのような人が責任のある立場にあって、この困難な時期を乗り越えられるのでしょうか?

私は、今回の福島原発の事故で、残念ながら日本に原発を置いてはダメだと思いました。
その理由は、原子力発電の根本的な問題ですが、原発はすぐには止められないことです。停止するにしても廃炉にするにしても、核燃料は3~5年は冷却し続けなければなりません。また、事故で放射能が出ている状況で対応策がないことも致命的だと思います。今回のように高濃度の放射性水の処理も基本的には溜めておくことしかできませんし、大量の放射線の環境下で破損した装置を修理するのもたくさんの人を使って許容被曝量内の時間だけ作業を行う人海戦術しかありません。私は、恥ずかしながら、高濃度の放射線水の処理は、何か特殊な物質を入れると処理できると思っていましたし、作業者の放射線を防ぐ防護服のようなものが当然あると思っていました。(だって、月にだって行ける時代だもの...地球外の放射線量はすごいですから、宇宙服はそのような構造かと思っていました。)
それが無いということは、ブレーキの無い車に乗っているようなものです。私達が安全に高速道路を100Km/h以上で走れるのも、新幹線が300Km/hで走れるのも、きちんとブレーキがあって何かあったらすぐに止まれるからです。原発は、ブレーキがない自動車で高速道路を走るようなものだと思います。(認識に間違いがあればご指摘下さい)

また、民間会社である東電にこのような危険な原発を管理させていること自体無理だと思います。民間会社である以上、最終的には利潤の追求が目的になりますので、原発の耐震構造や津波対策もコスト的に大きな余裕を持たせることはできないでしょう。武田先生ご指摘のように、原発は「住民を被曝させないこと」を目標としているわけではありませんので、地震の専門家が震度6の地震は発生しない、と判断したら設計者が余裕を持って震度7までの耐震強度を持たせようとしても、上司から「お前はコスト意識がないのか!」と言われることは容易に想像できます。そして、今回のような危険な事故が起きた時に民間企業のTopは「お前は命をかけて福島原発を守れ!」と命令できないでしょうし、言われた方も困ると思います。今回のような国民に大きな被害を与えるような事故が起こる可能性のある施設は、やはり国が管理すべきだと思います。
東京に原発を! (集英社文庫)
そして、それを管理する保安院の人たちは東京など原発から遠い場所には住まないで、それぞれ原発のある地域に住むようにすれば、その安全性に対して当事者意識を持って原発の管理を行うのではないでしょうか? 「そんな安全基準で電力会社は住民を守れるのか!」なんて住民集会で言ったりね。(笑)
20年以上前に、広瀬隆氏の「東京に原発を!」という本が話題になりました。この本は、原発が本当に安全ならば電力を一番使用している東京に設置すべきだ、と主張している本です。今回の事故で広瀬氏の主張が正しかったことが証明されました。今回のような事故が、東京の湾岸などで発生していたとしたらどうなっていたでしょうか?みんな冷静に行動できたでしょうか?
想像するだけで恐ろしいことです。今回の事故で、関東の電気が福島から来ていることに驚いた人が多いかも知れませんが、福島の方々は、関東の人たちのために不安を抱えて生活しているのです。改めて福島県民の方々には感謝いたします。

最後に、今回は福島原発の事故は第一原発だけで発生しましたが、同じように津波が来ていた宮城県の女川原発や茨城県の東海原発、17日に震度6の地震が発生した静岡の浜岡原発などで福島と同じような事故が発生していたとしたら、今回福島でやったような集中的な放水やその他の作業をきちんとできたのでしょうか?
被曝覚悟で行う人海戦術を行う人数は足りるのでしょうか? 茨城県の東海原発で事故が起きた時に関東の人たちは冷静でいられるでしょうか?

今回の一連の地震で、あたかも原発のある地域を狙ったようなポイントに地震が発生することが分かりました。さらに言えば、地震ではなく、各地の原発を狙ったテロが発生することも考えられます。各地の原発が一斉に破壊された時に、日本はきちんと対応できるのでしょうか? テロに対して東電などの一民間企業が防衛できるのでしょうか?
今回の福島原発では4月1日に、警備中の第2原発に街宣車が警備を破って侵入し、10分間自由に走り回っています。
もしこれがテロだったとしたらと考えると本当に恐ろしくなります。

素人の私が指摘するまでもなく、「あたり前だろ! 想定内のことだ!」というお叱りを受けることを強く願っています。

以上、素人の意見を書いてしまいました。間違いがありましたらご指摘を頂けると幸いです。

(追記)武田先生は、原子力の専門家ではないだろ? との疑問もあると思い以下を引用します。
私は長く原子力関係の仕事をしていたので、その間に「第一種放射線取扱主任者」の資格を持ち、業務をしていた。
別に自分がどうのこうのということではないが、「武田は素人だ」という人もいるが、皆さんに安心してもらうために、第一種放射線取扱主任者は「日本人を放射線から守る資格」としては最高のもので、オールマイティに業務を行えることを断っておきたい.
このブログにも第一種放射線取扱主任者の方から多くのアドバイスをもらっていた。たとえ大臣といえども、放射線からの防御という点では第一種放射線取扱主任者の命令を聞かなければならない、そういう資格なのだ。
・・・・・・・・・
放射線取扱主任者のもっとも重要な役割は法律にそって、日本人(もちろん日本にいる外国人を含む)を被曝から守ることである.
専門家というのは事態が変わったから、普段と違うことを言っては行けない。もし政治的な配慮で超法規的措置が必要なら、それは政府が非常事態宣言をして、超法規的措置を執るべきであり、専門家が自らの判断で法律に背くことをしてはいけないのである.
<武田先生の原発関連のブログ> ぜひご覧ください。
(特に妊婦の方や小さなお子さんをお持ちの方)
http://takedanet.com/cat11645548/

(動画はコチラ) 3/15日 緊急 福島原発について
http://www.youtube.com/watch?v=9XmqsGAJcqY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=zNjJgiZnxV8&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=zNBE7DF7gjQ&feature=related

(追記2)
以下のURLに原発の安全性を求める福島県連絡会代表 早川篤雄氏が2005年5月に東電社長に対して、福島原発がチリ津波級の引き潮、高潮時に耐えられないため東電福島原発の抜本的対策を求める申し入れをしています。この中で、チリ津波級の津波が来た場合、冷却装置を喪失するときちんと書いてあります。
全く、どこが「想定外の地震、津波」なのでしょうか?
http://homepage2.nifty.com/gjc/j194.htm#j194-21

【地震・原発関連】
・原発は地震で壊れるようにできている 武田邦彦著 雑誌Will 2011年5月号 を読む
・東日本大震災の地震はオカシイ? 地震波形を見る!
・3.11同時多発人工地震テロ リチャード・コシミズ著 を読む
・原発や地震に関して気になること その2
・東京湾でも津波が発生か? 東京湾地震に関して
・原発や地震に関して気になること
・何かオカシイぞ! 東日本大震災前の建設関連株の動き
・子供たちを被爆させるな! 原正夫 郡山市長の英断に拍手! 
・放射能で首都圏消滅 古長谷 稔著 を読む
・東日本大震災は人工地震か?
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地震の影響がまだまだありますね [震災・原発]

東日本巨大地震から3週間弱ですが、まだまだ地震の影響がありますね。

少し暖かくなってきたので計画停電が中止になるのはありがたいです。そのおかげで電車も通常運行に近くなってきています。でも、震源地に近い東北地方ではまだまだ大変な状況のようです。

半年前まで私が住んでいた泉中央の情報がないかどうか調べていたら、以下のブログが見つかりました。仙台から泉中央までは地下鉄で15分の距離ですが、地震の被害を受けて、途中の台原までしか動いていないようです。毎日、何時間も歩いたり、バスを待ったり大変な思いをして通勤しているようです。私も住んでいたらと思うと他人事とは思えません。
ぜひ「その1」から読まれることをお勧めします。
http://d.hatena.ne.jp/m383m+mmj/20110324/1300973682

この方の書かれた中で、以下の記載がとてもショックでした。
いまだに地震や津波の映像を見ることができない。見ると憂鬱になる。見ないようにしているんだけど、テレビラジオをつけると強制的に見せられる。生活関連情報などの文字情報は見たいので、音声を消して、映像部分はダンボールで隠せばいいのか?自動的にその部分をカットする、フィルターする商品を作れば売れるかな?と憂鬱になりながらも商売になりそうなネタを考えている。これも病気か...

マスコミは大嫌い。被災地にいる人間に繰り返し地震や津波の映像を見せるのは拷問のようだ。被災地向けにポジティブ情報メインに放送できないのか?死者数よりも救助者数をメインに、人を責めるよりも頑張っている人を褒めることをメインに、そんな感じで放送して欲しい。憂鬱な気分はマスコミに作られていると思っている。憂鬱な気分になる病気をマスコミが作っていると考えている。
関東地方の何倍もの大きさの地震を経験した人たちにとって、災害の映像を見るのは耐えられないのでしょうね。関東にいる私でさえ、ちょっと揺れるとビクッとするのですから、東北の人たちの大変さは想像もできません。
一日でも早い復興を祈っています。

津波に関してぜひみなさんに見て欲しいのが、下の映像です。現地の記者が取材中に津波にあった状況を映像に残しています。私はこの映像をTVでも見ていたのですが、津波の恐ろしさを実感できます。この現場の多賀城付近は、よく車で通ってイオンやヤマダに行っていたので余計に恐ろしいです。足元にちょろちょろと流れて来た水、これを「何だ、大したことないな」と思うか、「やばい! 急がないと死ぬ!」と思うかで生死が分かれることが実感できます。ちょろちょろの水から濁流に変わるまでほんの30秒です。この記者は、津波の恐ろしさを知っていたので、助かったのだと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=GC7d8SgbTJk&feature=related

この映像を見ると、「絶対に車では逃げない」、「とにかく高いビルに逃げ込む」ことが重要だと分かります。

最後に大前先生の福島原発に関する第3弾です。前回に引き続き、とてもためになります。


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東日本大震災 とにかくうまく行ってほしい原発への放水 [震災・原発]

東日本大震災から一週間が経ちました。
日を追うごとに犠牲者が増えているのは、悲しいことです。
被害を受けた方々には心からお見舞い申し上げます。
そして、被災地の方々は寒さの中、本当に大変だと思います。

私が以前住んでいた、仙台の泉区泉中央付近も被害が大きかったようです。隣町の八乙女にあった会社の借り上げ社宅だったマンションも被害にあって住めない状態のようです。また、大和町の工業団地にある工場も天井が落ちたりしてほとんど使えない状態とのことです。もし、まだ仙台に住んでいたとしたら、家にも会社にも居られない状況になっていたと思いますので本当に幸運だったと思います。
また、ロイヤルパークホテルが ある住宅街の泉パークタウンに住んでいる知人の家も、建物は大丈夫だったものの、水道、電気が通っておらず、食料品も少なく、何よりもガソリンがないので買い物にも行けない状況のようです。

でも、なによりも現地の人が心配なのが、福島県の原発事故の状況だと思います。関東に住んでいる人たちはある程度距離がありますからまだ良いですが、福島や仙台に住んでいる人たちは不安でしょうがないと思います。福島から離れたいと思っていても、離れた場所に親戚や知人が居て避難できる人はそれほど多くないでしょう。
昨日から福島第1原発3号機への地上からの放水が始まり、何とか燃料の冷却がうまく行って放射線量が減っているようですね。自衛隊の方々の命がけの作業には本当に頭が下がります。これからもよろしくお願いします。

原発問題は、私たち素人には本当に理解しにくいと思いますが、大前研一氏が分かりやすく説明してくれています。大前氏は、マッキンゼーに入社する前は、早稲田大学理工学部卒業、東京工業大学で原子力工学で修士号を取得、米国のMITで原子力工学で博士号を取得、帰国後に日立製作所で高速増殖の設計に携わっていた程のお方で、原子力の専門家です。1時間以上の長い動画ですが、これを見ると現在の状況が良く分かると思います。


松島町に親戚が住んでいて先週から全然連絡が取れなかったのですが、先ほど無事との電話があって一安心です。松島町は、海岸沿いのお店に水が上がったようですが、他の沿岸地域のような津波は来なかったとのことです。
また、同様に心配していた松島にある瑞巌寺は、地震の被害は大きかったものの、津波の影響はないようです。海岸から瑞巌寺までは平坦ですので、大きな津波がきたら大変だと思っていましたが、松島湾の大小の島々が防波堤になっていたようですね。

福島原発の放射線の影響に関する苫米地先生の説明は、以下をご覧ください。
(mo_co さんの情報:どうもありがとうございます)
http://www.tomabechi.jp/

(追記です:2011.03.25)
3月19日の大前氏の講演です。福島原発の今後のビジョンに関して述べています。今後、5年レベルのスパンで対応を考える必要があるとのことです。今の政府や東電がほとんど考えていない今後の復興プランが素晴らしいです。さすが元マッキンゼーのコンサルタントですね。


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