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中国人による中国人大批判 金文学著 を読む [社会]

金文学さんが中国の反日に関して書いた本です。

中国人による中国人大批判 (祥伝社黄金文庫)








金さんは1962年韓国系三世として中国瀋陽市に生まれ、家では韓国語、外では中国語を使っての幼児・少年時代を過ごしたそうで、著書には、「韓国民に告ぐ!―日本在住の韓国系中国人が痛哭の祖国批判」、「中国人民に告ぐ!―「文化大国」が聞いてあきれる-痛憤の母国批判」ともに(祥伝社黄金文庫) などがあります。

中国人は、日本人を「小日本」、「日本鬼子」と蔑称しているそうですが、これは「反日」というより「憎日」と言った方が良い表現ですが、当の中国人達は、あまりに日常的に使われており侮蔑語ということも忘れられているそうです。
これに比べると「支那」という表現など蔑称でもなんでもないことが分かると思います。
金氏は、中国の内政干渉に対する日本政府の対応はまずい、国際社会では内政干渉に対する迎合は絶対に禁物だと指摘します。

事あるごとに中国は日本の「軍国主義復活」を声高に言いますが、当の中国は半年間の軍事訓練が必須であり、過去の朝鮮戦争での韓国進入、ベトナム戦争への介入などは周知の事実でありますし、自分達の軍国主義を棚に上げて、日本を非難しています。

金氏は、「日本人の心情は中国には通じない」と言います。
靖国問題に関しても、中国は靖国の意味を知らずに批判しています。もともと中国は、死者をムチ打つ文化がある国です。日本のどんな人でも死んだ人は祀るという文化を理解できる訳がありません。

そして、金氏は「反日憎日」は国策であると主張します。
毛沢東鄧小平時代は日本が近代化のモデルだった
・反日プロパガンダも少なく「南京大虐殺」も無かった
⇒ 90年代の江沢民湖錦濤時代に反日活動が始まった。

金氏はスターリン時代のソ連や毛沢東時代の、自国民の殺戮はナチスの虐殺以上だと言います。1949~1965年毛沢東時代の「文化大革命」で2,630万人の中国人を殺害(ギネスブック認定)したと聞いて驚くしかありません。日本人の5人に1人が殺されたことに相当する数です。それを隠すために「南京大虐殺」を持ち出しているようにも見えます。

時代を明治~昭和初期に戻すと、孫文蒋介石汪兆銘李鴻章など多くの中国人が親日派であったことが知られています。周恩来も京大に留学していたことは有名ですね。当時の中国人達は、明治以来の威風堂々たる自尊心、人格を持った日本人を尊敬して、それを目標にしていたと金氏は言います。

私が驚いたのは、2002年王彬彬の論文で歴史民族国家侵略損害賠償など中国語の社会、人文、科学領域の名詞、術語の70%は日本語からの輸入語であったという話です。特に「革命」が日本語から入ったのだとは知りませんでした。(中国語では「造反」)

私は、国としての中国の主張ややり方は嫌いですが、個人としての中国人には好感を持っています。特に、最近、映画「狙った恋の落とし方」のヒットで北海道(道東)が中国人に大人気だと聞いて喜んでいますし、YouTubeにUPされている中国人カップルの画像などを見ると、日本人と変わらないな~とホノボノとした気持ちになります。(笑)

◆明日につなげる今日のアクション◆
中国の言動の変化に注目する


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