2017年 北海道美幌峠から初日の出を見る! [北海道]
さて、年末から北海道に帰省していました。今年は、念願の美幌峠で初日の出を見ることができました。
美幌峠は、ご存じない方もいるかと思いますが、道東の屈斜路湖の大パノラマを堪能できる北海道でも有数のビュースポットです。映画「君の名は」でロケされたことでも有名です。(最近大ヒットしたやつではありません。 昭和28年頃の映画です。(笑)) 夏に見るとこんな感じで湖を楽しむことができます。
さて、1月1日の6時半頃にようやく展望台に到着です。美幌から峠までの一本道は、通常はあまり混んでいませんが、この日は大変な人で、車の列が並んでいて2つある駐車場に入れない状況でした。
すでに沢山の人たちが良い場所に陣取っていました。
「美幌峠は一番上の展望台で見なければダメ」という私のポリシーに従って (笑) 上の展望台まで上がり ました。ここも良い場所はすでに取られていてぎりぎり一番端の場所を確保できました。
この日は雲海で湖がまったく見えませんでしたが、これはこれで迫力があって良かったです。日が登る前、空が赤く染まってきました。
この日は、とても寒くて恐らく-15 ℃以下にはなっていたと思います。完全防備の状態でも20分くらい待っていると手も足も冷たくなってきました。美幌峠は、屈斜路湖から強風が吹き上げてくることが多いのですが、この日は風が無くて幸いでした。もし強風が吹いていたら、5分も持たなかったと思います。
知床方面の斜里岳に雲がかかっていますね。
いよいよ太陽が頭を出してきました。
顔を出し始めると出てくるのが早いですね。
太陽が完全で出てきました。
今年は天気が良くて良かったです! だんだん雲海が赤く染まってきます。
これくらい太陽が登った時点で、撮影目的の人以外の方々はどんどん帰っていきます。もったいないと思いますが、撮影という目的がないと耐えられない寒さです。私の好きなスポットが空いたので、そこからのショットです。
30年以上前に、ここで初日の出を見に来た時には、私たちの他には数組の車しかいませんでしたが、最近は例年1,000人くらい集まるそうです。当然、そんなに駐車場があるはずもなく、ご覧のように峠道に路上駐車することになります。
上の展望台に登る途中からのショットです。
下の展望台も写真撮影の人たち以外は帰ってしまいました。もったいないですが、とにかく寒いです。私もレンズを交換してもっともっと撮影する予定でしたが、手と足が凍えてその気力が湧きませんでした。(^^)
ここのショットも良いですね。
これは駐車場にむかう道の途中から撮影したものです。右側の高い所が、一番上の展望台です。
今年は元旦から好天で、きれいな初日の出を見る事ができました。
今年は良い年になりそうです!
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「赤いサイロ」がK-1グランプリで優勝! テレビ朝日の「ミルミルミシル」 [北海道]
いや、実はこの番組見逃していたのですが、子供がチャンネルを変えていた時に丁度番組のエンディングで一瞬「赤いサイロ」が写ったので、家族で「お!、赤いサイロじゃん! 何で?」ということになったのです。そこでWebを調べてみたら、何と番組の中の「全日本 隠れたお土産お菓子―1グランプリ」で、「赤いサイロ」が優勝したとのことです。
この隠れたお菓子-1グランプリ(K-1グランプリ)は、知名度は低いけど美味しい隠れたお土産お菓子を決めるための企画だそうです。エントリーされたお菓子を100人の男女が試食して一番おいしいお菓子に投票して決めたそうです。今回のエントリーは3品だったそうですが、その前の予選があるでしょうから、3品に選ばれただけでもすごいことだと思いますが、優勝するとは...。
この「赤いサイロ」は、北海道の北見市にある清月というお店のお菓子です。北海道はおいしいお菓子が多いため、この「赤いサイロ」は一般にはほとんど知られていないと思いますが、全国菓子大博覧会で栄誉大賞を受賞したり、平成11年にはJALのスーパーシートの茶菓子として採用されたりと人知れず実績は積んでいます。(^^)
私も家族もこの「赤いサイロ」は大好きで、帰省した時は必ず買うようにしています。このお菓子は甘みを抑えたしっとりとしたチーズケーキで、1個では満足できずに何個でも食べてしまいます。(チーズが嫌いな人はダメかも知れませんが...)
ちなみに私が北海道に行った時に買って帰るお土産ベスト5は、以下の通りです。
1.赤いサイロ(清月:北見)
2.マルセイバターサンド(六花亭:帯広)
3.ストロベリーチョコホワイト(六花亭:帯広)
4.三方六(柳月:帯広)
5.ほっちゃれ(大丸:北見)
お菓子は好き嫌いがありますので、あくまでも私の好みということで...。
さて、この「赤いサイロ」ですが、発売になったのは私が北見を離れてからです。私が北見にいた頃は、清月と言えば、「薄荷羊羹」のイメージでした。
え? 「薄荷羊羹」を知らないんですか? その名の通り、羊羹に薄荷を練りこんだものです。(笑)
北見は、その昔薄荷の産地として知られ、戦前には世界の70%の量を生産していたこともあったそうです。その北見名産の薄荷と北海道産の小豆を使用した「薄荷羊羹」は、私の大好物でもあります。
でも、薄荷の香りが強いので、お茶には合わないという人もいます。私はよくコーヒーを飲みながら食べていました。
ただ、これは本当に好き嫌いが出るお菓子なので、みんなにお勧めはできません。結婚当初、妻の実家に持って行ったことがありますが、「ふつうのとらやの羊羹の方がいい!」と言われました。(‐‐;
興味ある方は、是非トライしてみてください。
ちなみに「ミルミルミシル」影響だと思いますが、清月のHPに以下のようなお知らせが出ていました。残念ですね! 当分はこの状態が続くでしょうが、本当にTVの影響は大きいですね。
お客様へ この度は清月のホームページへお越しいただき誠にありがとうございます。現在、多くのご注文をいただいておりまして今後ご注文いただきますお客様にはいつ商品をお届けできるかがわからない状況でございます。誠に申し訳ありませんが当面の間、受注を休止させていただきますのでご理解の程お願い申し上げます。また再開できましたらご案内させていただきます。
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3年ぶりの道東の旅 美幌峠 摩周湖 神の子池(2010年) [北海道]
天気が良かったので、お気に入りの美幌峠、摩周湖、神の子池に行ってきました。
(写真をクリックすると大きな画像で見ることができます)
【美幌峠】
まずは、私の一番のお気に入りの場所である美幌峠です。通常の28mm程度の広角ではまったく歯が立たない素晴らしいパノラマを堪能することができます。
美幌峠の周辺は木が少なく、笹の葉で覆われています。これも私のお気に入りの風景です。
美幌峠に関しては、以下もご覧下さい。
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【摩周湖】
さて、次は摩周湖です。この日は本当に天気が良かったので、紺碧の湖水の色を堪能することができました。(第一展望台から)
これも第一展望台からみたものです。右側の湖岸の色が少し変わっています。
上の画像の右の湖岸をズームUpしたものです。浅瀬になっているのか、グリーンがかった色に変わっています。
摩周湖は透明度の高さで有名ですが、昭和の初期(1931年)の測定で41.6mの透明度でバイカル湖を抜いて世界一になったこともあります。でも、現在は20m前後のようですね。(第三展望台から)
摩周湖は、「霧の摩周湖」の歌で有名なように、霧の発生が非常に多い所です。そのため、この写真のように霧のない摩周湖を見ると婚期が遅れるとも言われています。この日はとても天気が良く、地元民でも珍しいくらいとてもきれいに見えました。(第三展望台から)
【神の子池】
神の子池は、摩周湖の湧水でできたとてもきれいな池です。水は本当にきれいです。
水の色もきれいですが、湖面に映った人たちのクリアさにビックリです。(笑)
きれいな風景は何度行っても良いものですね!
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思い出の美幌峠 ― もう二度と見られないエメラルドグリーンの屈斜路湖 [北海道]
私はDr.佐藤と同じ道東の北見市出身です。現在は、市町村の合併で札幌方面から国道39号線を通り石北峠を越えた辺りからオホーツク海まで道沿いはず~っと北見市になってしまいました。東西の距離は110Kmだそうで、関東で考えてみると栃木市から東北自動車道を通って東京の竹芝桟橋に行って海に出るくらいの距離です。(笑)
北見は道東の観光地に近いため、サロマ湖、オホーツク海、阿寒湖、摩周湖、知床など日帰りで楽しむことができます。それぞれ素晴らしい景色を堪能できますが、その中でも私は美幌峠が大好きです。
観光バスなども多く来るので人が多くて敬遠する人も多いですが、それを考慮してもここから眺める大パノラマに匹敵する場所はそうないと思います。
●美幌峠の魅力
美幌峠はいつも多くの観光客で賑わっていますが、ほとんどの人がレストハウスから少し上った場所で写真と撮って帰っていきます。確かに、そこからでも素晴らしい眺めなんですが、本当にパノラマを実感するには、一番高い崖の所まで登る必要があります。ここからの眺めは本当に素晴らしいです。
今は四季を通じて観光客で賑わっていますが、私が通っていた30年以上前は冬になると観光客ほとんどいませんでした。
何か嫌な事があった時、私は冬でも美幌峠に来ていました。レストハウスの横を通り、除雪のされていない道と思われる道を登って行きました。美幌峠は風が強いため、幸いなことに雪はそれほど積もっていませんでしたが、当時は崖の所に柵も何も無かったので、今考えると非常に危険ですね。(^^)
坂を上りきった崖の所に座り、屈斜路湖を眺めていると、大自然に比べて自分の悩みがとても小さなものに思え、悩んでいる事がバカバカしく感じて気分がすっきりしたものです。時には、「バカヤロー!」なんて大声で叫んで青春していましたが、ストレス発散にはとても良かったです。
●私が美幌峠が好きな理由
さて、私がそんなに美幌峠が好きになった事には、あるきっかけがあります。
今から30年前、確か8月のお盆の時期だと思いますが、家族と一緒に美幌峠に行ったのですが、その時に美幌峠から見た屈斜路湖は一生忘れられないものでした。駐車場で車を降り、レストハウスの所に行った時、屈斜路湖の湖面が一瞬見えたのですが、その色は鮮やかなエメラルドグリーンだったのです。
美幌峠から見える屈斜路湖は、通常は濃いブルーですが、当時あまり美幌峠に行ったことがなかった私は、父に「すごい色だね!」と言った覚えがありますが、それが特別な色であるとは思いませんでした。
美幌峠に行かれたことがある方であれば、想像してみて下さい。美幌峠から見える大パノラマの屈斜路湖が鮮やかなエメラルドグリーンだったのです。本当に素晴らしくきれいな色でしたが、正直言って「異様な色」だとも感じました。
それ以来、美幌峠に魅せられた私は、事ある毎に通いました。一時は毎週のように通ったものでした。しかし、何度美幌峠に行っても、あの時の鮮やかな色の屈斜路湖は見ることができませんでした。
北見を離れてから四半世紀が過ぎ、帰省の度に美幌峠に通いましたが、やはりそこにあるのは昔から変わらない風景(濃いブルーの屈斜路湖)でした。変わったのは、行く度に必ず買って食べていたレストハウスで売っている「あげいも」の値段がこの30年で¥100⇒¥250円になった事でしょうか。(笑)
(余談ですが、この「あげいも」は超おすすめです。単にジャガイモに衣をつけて揚げただけのものですが、ほんのりとした甘みがジャガイモと最高に合います。特に寒い冬に食べると非常においしいです。今まで、一緒に行った人には必ず食べさせていますが、気に入らなかった人はいないという優れものです。) http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/76/each.htm
●エメラルドグリーンの屈斜路湖は幻か?
最初は、エメラルドグリーンの屈斜路湖を求めて通っていた美幌峠ですが、だんだんとその素晴らしい大パノラマの風景を眺めることと、「あげいも」を食べることが目的になってしまいました。それはそれでしょうがないことですが、30年以上経ってしまったこともあり、最近は「あのエメラルドグリーンの屈斜路湖ってもしかして記憶違いでは?」とまで思うようになっていました。
そんな時に、たまたま行き着いたとあるHPに『私は以前、エメラルドグリーンに輝くすばらしい屈斜路湖を美幌峠から見ているが』という記述を見つけました。これは私が見たものと同じものでは?と思い、早速メールをして確認しました。その結果、やはり同時期であることが確認できました。やっぱり記憶違いではなかったんだ...。
それに勢いを付けていろいろとHPを探しましたが、他には関連したものはありませんでした。そこで思いついたのが、「美幌峠からの屈斜路湖を一番見ているのは、レストハウスに居る人達だ!」ということです。ということで、美幌峠物産館に聞いてみたのですが、現在の売店関係の人で見たことのある人は居ないとの事でした。しかし、その後も担当の方がいろいろな方に聞いて頂いたようで、
『エメラルドグリーンの湖ですが美幌町に見た人がいました。話を聞くと、やはりとても奇跡的な気象現象と偶然がかさならないと起こらない、とってもレアな体験だそうです。まさに屈斜路湖の幻ですね。』
という事を教えて頂きました。毎日見ている人達が見たことない、奇跡的な現象なのであれば、年に数回しか行かない私があの日以来、見ることができないのは当たり前ですね。(笑)
以上の結果から、言えることは...
- エメラルドグリーンの屈斜路湖は確かに30年前に存在した
- それは超レアな現象であり、美幌峠のレストハウスの人達も見たことがない
●証拠写真を探せ!
物産館の方が言うように超レアな体験なのであれば、その証拠はないか...と考えました。そして、そう言えば、家族で行った時に写真を撮ったはず...と思い到り、祖母の1周忌で帰省した際に父に聞いて探してもらいました。父は家の中をごそごそと探して古いアルバムを持ってきました。その中に、あの日のエメラルドグリーンの屈斜路湖の写真がありました! やはり、記憶違いではなかったのです。日付も書いてあります。昭和54年8月19日でした。
その写真が、これです。
どうですか? 私の記憶では、もっと明るく白っぽかった(白根山のお釜の色に近い)のですが、写真ではなかなか出ない色なのでしょう。でも、通常の色と違う事は十分に分かると思います。
●レア現象の推定原因
エメラルドグリーンの屈斜路湖ですが、その発生原因を素人なりに考えてみました。
あの日は、本当に雲ひとつない超快晴で北海道ではあまりないほど非常に日差しが強く、ほぼ真上から照り付けていたことを覚えています。これは、例の写真を見ても分かります。写真の影の黒さ(コントラストの強さ)は尋常ではありません。よほど日差しが強く、日差しを拡散させる雲が無かった事を示していると考えられます。
次に関連しそうなものは、湖水の透明度です。湖面がエメラルドグリーンに見えるためには、湖水の透明度が低く湖面近くで光が散乱することが条件だと思います。(例えば、白根山のお釜のように白濁した水と太陽光によってあのような色が出ると思います)
それでは、逆に透明度が高い場合はどうでしょうか?左の写真は、同じ日に摩周湖で撮影したものです。摩周湖は、その昔、透明度世界一となったこともある湖です。その湖面の色の違いは一目瞭然ですね。摩周湖の場合、真上から入った太陽光は、湖面近くでの光の散乱はほとんどなく、湖面の奥深くまで侵入して、反射が少ないため、他に例を見ないような濃いブルーとなるのだと思います。
以上、私の(ほとんど当てにならない)推定原因は、次の3つの合わせ技と考えます。
- 雲が全くなく、日差しが非常に強かった。
- 太陽光が湖面に対してほぼ真上から入射した。
- 屈斜路湖の透明度が落ちていた。(地震 or 火山活動等が原因? ⇒ この件の当時の情報は未確認)
●最後に
これからも私は、美幌峠から屈斜路湖を眺めていくことでしょう。でも、あのエメラルドグリーンの屈斜路湖は2度と見る事はできないと確信しています。理由は、
- 毎日見ている美幌峠物産館の人達が見た事ない
- 30年間、かなりの回数屈斜路湖を見ているが、あの時の色に少しでも近い湖面は見た事がない
です。あと何年 生きられるか分かりませんが、この神秘現象を子供達に語り継いで行こうと思います。(大げさか?)
●追記
高校時代の同級生から情報が入りました。昭和50~54年頃までは、かなり頻繁にエメラルドグリーンの屈斜路湖を見ることができたそうです。
ということは、やはり屈斜路湖の透明度の影響なのかも知れません。
それを聞いて思い出したのですが、その当時ボートに乗ると浅瀬であってもほとんど湖底が見えなかったし、水の色はもっとグリーンっぽい色だったような気がします。
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