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サブリミナルは効くのか? メディア・セックス ウィルソン・ブライアン・キイ著 を読む [脳に関して]

メディア・セックス (集英社文庫)メディア・セックス 本書は、1989年に発刊された本です。1999年には文庫化されています。 この本は、ちまたにあふれている広告にはサブリミナルに訴えかけるメッセージが多く隠されているということを述べています。
サブリミナルとは、意識では認識できない潜在意識のことです。いわゆる「サブリミナル効果」に関して有名なのは、映画のコマの中に「コーラを飲め」というメッセージを挿入すると、コーラの売上が非常に伸びたと言われている事例でしょう。 しかし一般的には、この実験を含めて「サブリミナル効果は実際には効かない」と言われていました。

しかし、みなさんご存じのようにオウム真理教の事件が起きた頃、日本のTV放送でサブリミナル手法を使っていたことが問題になりました。
オウム真理教事件が日本を震撼させていた1995年5月2日、日本テレビ系列のテレビアニメ『シティーハンター3』第11話(1989年(平成元年)12月24日放送)の再放送で教団代表・麻原彰晃の顔が1フレームだけ挿入されていたことがTBS系のニュース番組で報道され、「サブリミナル効果」として問題視される。しかし、同年6月9日には逆に日本テレビ系列のニュース番組で、TBSのオウム真理教関連番組(1995年(平成7年)5月放送)に、麻原の顔等の画像が無関係な場面で何度も挿入されていたことが報道された。TBSはサブリミナル手法を番組テーマを際立たせる1つの映像表現として用いたと説明したが、非難が集中し、郵政省は同年7月21日、TBSに対し厳重注意を行った。これを受けて、TBSは「視聴者が感知出来ない映像使用はアンフェアであった」と謝罪した。
(ウィキペディア 「サブリミナル効果」より)
私は、この一連の報道を見て、「サブリミナル効果」は否定されているのに、なぜ問題になるのか不思議に思いました。しかし、最近になってオウム信者の脱・洗脳を行ったことで一躍有名になった苫米地英人博士が、水道橋博士との対談(「博士も知らないニッポンのウラ」)の中で、以下のようにコメントしていました。
サブリミナル効くぜ! 悪用されると困るので、みんなで一斉に「効かないよ」ということにしているけどね。
もともと苫米地先生は洗脳が専門ではなく、サブリミナル効果の研究を行っていたそうです。サブリミナルの手法は、軍事用途にも使われているそうで、苫米地先生の開発した「おっぱいが大きくなる着音」もサブリミナルがバリバリに入っているそうです。

さて、本書「メディア・セックス」ですが、最初にある口絵の写真にたくさんの広告の写真の中に「SEX」の文字がこれでもか、というほど書き込まれていると指摘しています。それを見ると、「確かにそうとも見えるものもあるけど、こじつけも多いのでは?」とちょっと疑問に思っていました。意識では認識できないけども、潜在意識が「SEX」という文字を認識することで、その広告が「なぜか気になる...」ということになり売上Upに繋がっているようです。
実はこの本に関しては「ちょっとアヤシイ本」だと思っていましたが、苫米地先生の言葉を聞いてメディアの裏の手法を真剣に注意しなければならないと考え直しました。

beer.JPGそう思って電車のつり広告を何気なく見ていると、何だか気になります。 まず気が付くのが、なぜか行ごとにフォントサイズを変えて両端を合わせていること。つまり行ごとに文字の大きさが異なっています。書いてある文章は、ありきたりな、聞いたことのある文章を寄せ集めたもの。 でもなんだか違和感があるので、よく見ていると気になったのが、赤い枠で囲んだ部分。(赤い枠は私が付けました)
この中に、いくつか気になる文字が隠れているのが分かりますか? もちろん、私の妄想の産物ですので、狭い中に宣伝のコピーを詰め込んだために「たまたま」そう見えるだけだと思いますが...。(^^)

サブリミナルに興味がある方には必読の書だと思います。

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脳は平気で嘘をつく -「嘘」と「誤解」の心理学入門 植木理恵著を読む [脳に関して]


脳は平気で嘘をつく  「嘘」と「誤解」の心理学入門 (角川oneテーマ21)さんまの「ほんまでっか!?TV」でおなじみの気鋭の「美人」心理学者植木理恵先生の本です。

人間は絶対に正しくものを見ることができない、という本です。
人には”主観”というものがあり、その”主観”によって情報は取捨選択され、もとの形とは大分異なる歪んだ情報がインプットされてしまう。
過去の研究でも、人は主観なくして他人を見られないことが分かっている。「相手の印象」というものをインプットする時、客観的なデータというのはほとんど加味されないのである。」
これは苫米地先生の本によく出ている、RAS(網様体賦活系)という脳のフィルターによって、自分の見たいものしか見えないということです。よく言われるように、BMWが欲しいと思ったら何となく街にBMWが増えたように感じます。これは本当にBMWの台数が増えたわけではなく、BMWが欲しいと思うとRASがBMWを自分の脳に入るように制御するということです。そして、自分の興味がない部分はRASが通さないので心理的な盲点(スコトーマ)になるのです。
人はこのように「相手のあるがまま」を公平に拾い上げることができない。主観というものによって「自分が見たいもの」だけを見ようとしてしまうのだ。 しかも、多くの人が自分の観察能力を過大評価する傾向にあることも分かっている。 「私は他の人より、”人を見抜く力”がある」と思い込んでしまっている。 人が人を見る上で、”見誤り”が一向になくならないのは、誰もが持っている自分自身への過大評価も多分に絡んでいるのである。

ueki.jpg
(植木先生のHPより:http://jp.match.com/landing/CPLanding.aspx?cpp=jpn/cnt/consulting/index.html&avo=1&MTS=1

そして、この本には「ハロー効果」という現象によって、美人が得をすることが書かれています。植木先生もルックスがいいのでいろいろと得しているのでしょうね。(笑)
フランスで行われた実験では、美人の顔写真の人物は、「性格がいい」、「信頼できる」などの高い評価を得たそうです。そして、逆に不美人の場合は「賢そうだが性格は悪そう」、「ヒステリーを起こしそう」などネガティブな評価が多かったそうです。何とも、美人じゃない人には頭にくる実験結果が出たものですね。
これは、アメリカの陪審員裁判でも、「ルックスのいい人」の刑が軽くなり、「ルックスの悪い人」の刑が重くなる傾向があるという同じような結果が報告されているそうです。この評価は、男女に関係ないそうです。日本も裁判員制度が採用されましたので、何とも恐ろしい話です。

次に”一番人気の「やや美人」は婚期を逃がす”という話を紹介します。
不美人から美人までを5段階(1 不美人、2 やや不美人、3 普通、4 やや美人、5 美人)に分けてどのレベルの人が一番早く結婚するかを調べた研究があるそうです。(美人のランク付けをどうやったか興味がありますね。)
その結果、結婚が早かったのは、やはり5の美人だった。この結果は予想されたものであったのだが、驚くべきごとにランキング下位が予想された1の不美人も5の美人と同じくらい結婚が早かったのである。
不美人であったとしても、「お前は器量がよくないんだから」と言われて育てられた女性は男性に対して自分なりのストラテジー(戦略)を持っている。愛嬌があったり、やさしかったり、家庭的だったり、料理がうまかったりと、自分は何をウリにして生きていけばいいかがよく分かっているので相手もすぐに見つかるのだ。
次に結婚の早かったのは2と3だった。そして意外なことに、婚期が最も遅れるのが「やや美人」の4。なぜこのような結果になったのだろうか。
これに対する解釈は、口説く男の立場としては美人はハードルが高いため「やや美人」にアタックする男が多くなる。そして、「やや美人」の女性たちは次々とアタックしてくる男がいるので「自分にはもっとふさわしい男性がいるのではないか」と高望みをしてしまう。そして年を重ね経験を積むうちにさらに男性の希望レベルが高くなる。しかし、皮肉なことに自分の女性的な魅力は年とともに減少していくため、だんだんと口説いて来る男たちが減っていく。そして当然男たちの質も下がってくる...。ということなのでしょうね。
これは、知り合いの人たちを思い出してみると、確かになるほどと思いますね。

最後にクレーマーの処理に関してです。
私は大学で心理学の講師をしているが、とある学生のレポートがあまりに不出来だったため、やむを得ず単位を落とした時、その学生からすごいけんまくでクレームをつけられたことがある。
「大学は学位授与機構じゃないですか? その大学が単位を出さないとなると、学位授与機構の体を成していないし、それでは何のために高い授業料を払っているのか分からない」
そう言われて、私はその学生に対して思わず「バーカ」と言ってしまった。(中略)その学生はそれ以上理屈で噛みつくことなく、苦笑いをしながら、少し恥ずかしそうな顔で帰っていった。
あの時、私が理屈で返していたら、きっといつまでも埒の明かない理屈合戦が展開していたことだろう。
どう考えても、クレームをつけた学生はおバカで子どもじみていますが、あの植木先生から「バーカ」と言われた学生の心情を考えると可哀そうになりますね。(^^)

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フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる心理学好かれる技術―心理学が教える2分の法則 (新潮文庫)シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術 (新潮文庫)男ゴコロ・女ゴコロの謎を解く!恋愛心理学植木理恵のココロをつかんで離さない心理テク (別冊宝島) (別冊宝島 1848 スタディー)たった三回会うだけでその人の本質がわかる (講談社プラスアルファ文庫)人の心がまるごとわかる心理学 (中経の文庫)ウツになりたいという病 (集英社新書)


成功法則はトンデモか? 「成功法則は科学的に証明できるのか?」奥健夫著 を読む [脳に関して]


成功法則は科学的に証明できるのか?
成功法則を科学する本です。

このような本を読む時は、作者のプロフィールが重要ですよね。(^^)
奥先生の経歴です。

滋賀県立大学工学部研究科材料科学専攻・教授。
東北大学大学院原子核工学専攻修了(工学博士)後、京都大学大学院材料工学専攻・助手、スウェーデン・ルンド大学国立高分解能電子顕微鏡センター・博士研究員、大阪大学産業科学研究所・助教授、英国ケンブリッジ大学キャンベルディッシュ研究所・客員研究員などを経て現在に至る。
現在も新しい物質の原子配列を電子顕微鏡で観察する仕事を行っているそうです。

このブログでも成功法則に関する本をいくつか紹介していますが、私も基本的には成功法則は正しいと思っています。
でも、そんな成功法則なんてあるわけない、と思っている方も多いと思います。
なぜ、なかなか信じられないのでしょうか。
多くの人は、現代科学を信じやすいと思います。学校で教わったことは、その通りだと思っているのですね。
そしてそれ以外のことは、あまり信じようとしません。
でも、現代科学は完全ではありません。わかっていることはごく一部なのです。

そうなんです。みんな学校で習ったことはすべて正しいと思っているかも知れませんが、新しい理論が出てきて否定されていることも多いのです。そして、現代の科学でもわからないことはたくさんあります。
例えば、この本でも書かれていますが、宇宙の全エネルギーのうち私たちが知っているのは、わずか4.6%であるということです。つまり残りの95%以上は私たちの知らない未知のエネルギーなのです。(そのうち23%は「ダークマター」と呼ばれる未知の粒子、72%が「ダークエネルギー」と呼ばれるまったく未知のエネルギー)

そして、奥先生は生命の発生と心の誕生に関して疑問を提起します。
人間のDNAの中の原子配列も、すべて明らかになりました。もうそこまで生命科学は進んできているのです。 しかし、ここまできて、はたと立ち止まってしまいます。原子が集まって、生命ができるということ。 さらにもっと原子が集まって、心が生れるということ。物理学から見ると、あまりにも不思議すぎるのですね。 なぜ、原子が自然に集まって、生命や心が生れるのでしょう。物理学から見たら、「奇跡的」な出来事です。
わかりやすく言うと、地面の土が勝手に動き出して、100階建てのビルがひとりでに出来上がるようなものなのです。信じられないことですね・・・・。
確かに人間は原子の集まりなのでしょうが、原子を集めれば人間ができるわけではないことは確かです。そして生命が生まれれば「心」が生まれるというのも確かに飛躍があります。

そして、現代科学の最先端を行っているはずのノーベル賞受賞者の多くは最終的に「心と宇宙」の問題に行きつく人が多いとのことです。
最近私は、ケンブリッジ大学キャンベルディッシュ研究所で研究する機会を与えられました。このキャンベルディッシュ研究所は、3階建ての本当に小さな研究所なのですが、今までに29人のノーベル賞を出しています。(中略) そこで机を並べて、毎日私を指導してくれたのは、ブライアン・ジョセフソン教授です。 彼は超電導の量子論研究により、33歳の若さでノーベル物理学賞を受賞しました。そして量子論を深く研究し、生命・心との関係にまで踏み込むようになりました。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、エネルギーと光と物質の関係に関する現代科学での解釈は以下の通りです。

・エネルギーや光は物質に変換できる ( E=mc2乗 「相対性理論」)
・宇宙で一番強い光はガンマ線バースト
・大きなエネルギーを持つ光は、光のままでいることはできずに物質化する
(10の25乗J/mm3乗の高いエネルギー密度があればエネルギーが物質化する)

これより、「心のエネルギー」と物理学のエネルギーが同じものであれば、「心のエネルギー」密度を高めると物質化できる可能性を示唆します。この本では、このように「成功法則」に関して物理学的な解釈を行っています。
また、現代科学では、科学では心は解明されておらず、ブラックボックスとして取り扱われているそうです。
心に関しては、現状以下のようなアプローチがあります。
1.心理学的アプローチ:心と行動を科学的に調べる
2.認知科学のアプローチ:心を情報処理の観点から研究する
3.神経科学的なアプローチ:分子レベルで脳細胞の変化を見る
4.量子脳理論のアプローチ:脳細胞の原子に量子力学をあてはめて心を調べる

最後の量子脳理論では、脳細胞の中で水分子がコヒーレントになり特殊な光が出ており、このコヒーレントな光の集合体が「心の正体」か? という議論もされているようです。
また、この量子論には「観測問題」と呼ばれるブラックボックスがあり、物理学の世界に「意識や心」が入ってきたと言われています。
観測問題とは、「誰かが観測を行わなければ、私たちの世界のようなはっきりとした物質世界は現れない」というものです。つまり、誰かが見なければぼんやりとした量子状態のままであり、観測して初めて物質世界となる、というものです。
たとえば、太陽を世界中の誰も見ていなければ、ぼんやりとした塊であり、誰かが見た瞬間に私たちが知っている太陽の形になる、ということなのでちょっと信じられないような話ですが、これが最先端の科学の結論なのです。

いよいよ成功法則に関する内容です。
1.イメージの法則
・すべては心の中のイメージからはじまる
・心の中に描くイメージが重要 ⇒ エネルギーが密度が高ければ物質化しやすくなる
・あなたのいる環境は生れてから今までのあなたのイメージの総決算
⇒ あなたの心のエネルギーが物質化、現実化したもの

2.焦点の法則
・心が一点に集中すると現実化する
・一点集中がエネルギーの密度を高める

3.必然の法則 ⇒ 因果律、原因と結果の法則
・自分が起こした心の波は正確に自分に返ってくる
⇒ 自分が忘れていても、時間がかかっても必ず返ってくる
・現代物理学でも因果律は基本法則 ⇒ あることを行えば必ずそれに対応した結果が生じる
( 海に石を投げると海は無限の広さではないのでその波紋は必ず波の反射として返ってくる)

4.共鳴の法則
・同じ心の波は集まりやすくさらに強く共鳴する
・自分の心の中のイメージと同じようなものが引き寄せられてくる

5.宇宙一致の法則
・宇宙はもともと一つですべてつながっている

この本は第1章で、現代科学の説明を行い、第2章で、「物理学から成功法則を読み解く」、第3章で「効果的な夢実現の実戦方法」 を解説しています。 しかし、第2章で成功法則に関する筆者の解釈が断定的に書かれているので、ちょっと違和感があります。この法則は、現代の物理学ではこのように解釈できます、という書き方であれば違和感なく読めたと思いますので、その点が残念です。
また、原子や量子の基本法則を現代社会での成功法則にそのまま当てはめている部分もあり、そこに飛躍を感じる人もいるかと思います。

とは言え、成功法則に関してこのような科学的な視点からの解釈は他にはあまり見かけないので、興味ある方にはお勧めの一冊です。

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夢をかなえる 人生と時間の法則まじめな とんでもない世界―宇宙に広がる意識のさざなみ光量子物性論意識情報エネルギー医学―スピリチュアル健康学への道


女の「終電なくなっちゃった」はウソである [脳に関して]


女の「終電なくなっちゃった」はウソである
心理学者の内藤 誼人氏の本です。
氏の本は、以前よく読んでいましたが、この釣りのタイトルに引かれ手にとってしまいました。中をチラっと見たところ、「女の「終電なくなっちゃった」はウソである」は釣りではなく、本当であると書いてあり興味をそそられました。しかし、この本のタイトルをレジに持っていく勇気がないので、家に帰ってからAmazonで注文しました。(笑)

この本は、「女は男よりもウソをつく」という事実をもとに、それに関する考察を行っています。例を上げると、こんな感じです。

・女の子はしょっちゅうウソをつく
・女の子には、ウソをついているという意識がない
・女の子は、小さなウソならついてもいいと考える
・社交性の高い女の子ほどウソをつく

ここで断っておきますが、「男よりも女の方がウソをつく」というのは内藤氏の個人的な意見ではなく、米国で実験された多くのデータが示している事実だそうです。
内藤氏は、女の子がウソをつくのは「相手に対する思いやり」だと考えます。
例えば、彼氏に元彼の数を聞かれて、正直に50人とか100人と言うと彼氏が気を悪くするだろうから、気を使って多くても「4人」としか言わないそうです。(‐‐;
そして、女の子は、直接的なモノ言いを避ける傾向があるそうです。直接的に言うと「はしたない」と考えるようです。男と女の言い方の違いです。
男:付き合ってくれ
女:ずっと一緒にいてくれると、うれしいな

男:彼女になってくれ
女:私の特別な人になってくれたらいいな

男:結婚してくれ
女:○○君の子供を生みたいな

男:エッチさせてくれ
女:終電なくなっちゃったんだけど...
ようやく本の題名が出てきましたね。

そして、内藤氏は「女の子とメールでやりとりするな」と断言します。
まあ、女の子とメールするときには、ウソをつかれるのを覚悟で、ただ単に暇つぶしくらいに考えておいたほうがいいんじゃないかな、と思います
こう書かれると身もフタもなくなるのですが...(笑)
・女の子は直接話す場合とメールや電話の時で全く対応が変わる
・女の子はメールや電話ではすぐにウソをつく
「たいして行きたくもない」⇒ 「超楽しみ!!」
「たいして興味もない」⇒ 「ものすごく面白そう!!」
「たいしてやりたくもない」⇒ 「100年前から、やりたかった!!」
女の子はメールでは大げさに表現するので割り引いて受け取る
⇒ 「○○クン! 大好き!」もメールだと信用できない。

みなさんも女の子から「超楽しみ!!」なんてメールもらったことありますよね?
こういう意味だそうです。(笑)
まあ私の場合、メールはコミニュケーションだと思っていますので、ウソを書かれる云々以前にメールのレスポンスの方が気になります。レスが遅い時点で好感度は50%ダウンです。(笑)

ぜひ、女性陣からの反論を聞きたいですね。

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すごい!ホメ方―職場で、家庭で、恋愛で…相手を思うままに操る悪魔の心理術 (廣済堂文庫)ワルの恋愛術 (河出文庫)人たらしのブラック心理術 (だいわ文庫)「心理戦」で絶対に負けない本(文庫) 敵を見抜く・引き込む・操るテクニック
一瞬で好かれる心理術 ~ モテのツボ55!~ (だいわ文庫)人は暗示で9割動く! (だいわ文庫)「図太い神経」をつくる本―「打たれ強くなる」心理学 (East Press Business)成功者の習慣が身につく「超」心理術

テレビばかり見ているとボケる! ラジオは脳にきく 板倉徹著 [脳に関して]

さまざまな電化製品で、私たちの生活はとても便利になりました。しかし、板倉先生は、それが脳には非常によくないと指摘します。

ラジオは脳にきく―頭脳を鍛える生活習慣術

これだけ世の中が便利になったのだから、人間は皆、時間を有効に使えるはずだし、能率よく勉強を進めて頭が良くなってもいいはずだ。コンピュータ世代の人間は、それ以前の人間たちに比べて、脳もそれなりに進化していてもおかしくない。
ところが現実を見まわしてみると、果たしてどうだろう。
テレビや新聞などが伝えるニュースを見る限り、人間たちは少しも利口にはなっていないように思えてならない。
私は、いつも「人間はいつから今のような人間になったのだろう?」と考えています。少なくとも、2,000年以上前の孔子や孫子の教えが非常に参考になる程度の進化しかしていないことは明白です。もしかすると何十万年前のネアンデルタール人からほとんど進化していないのかもしれません。
それどころか、最近は生活が便利になったおかげで脳が楽をしているため、退化している可能性もあります。

犯罪を犯す側の人間の脳では何が起こっているのか。
自分で考えることをせずに想像力をなくした結果、他人に対して何をすれば相手が嫌な思いをするのか、心に痛みを感じるのかがわからなくなっている。他人に対する思いやりや人の気持ちを理解するという行為は、主として脳の前頭前野という部分が司っているが、想像力を失い、他人の痛みがわかなくなってしまった人間は、この部分の働きが低下しているとしか私には思えないのだ。
「電車の中で化粧する女性」にも同じことがいえる。他人がその行為を見たときに不快な思いをするかどうかが判断できなくなっている。
「電車の中で化粧する女性」、多いですよね。本人たちはどう考えてやっているのでしょうね。服装などはいろいろと考えてオシャレしているにもかかわらず、みんなが見ている中でお化粧をするというのはまったく理解できません。また、最近よく、若い女性が大口を開けてあくびしながら歩いているのを見ます。(先日はTVの通勤風景のニュースでも見ました) あれも本人は恥ずかしくないのでしょうか? 自分が気にしている男性や彼氏以外の男の目は気にならないのかも知れませんね。

私はよく、人間の脳にとっていちばん悪いのはどんなことかを話す機会がある。
それは、一日中テレビをつけたままにして何も考えずに画面を見続けていることだ。ときどき居眠りをするのは脳力低下にはうってつけの効果を持つ。とどめは勧善懲悪型のステレオタイプの時代劇を一生懸命にみるようになること。
うちの妻は時代劇こそ見ないですが、これに近いです。私より先にボケられては困るので、急いで注意しました。(笑) TVを見ていると脳の視覚野に具体的な画像が入ってきますので、想像力を働かせる必要がありません。TVを見ていると結構頭を使っているようで、ほとんど脳は働いていないそうです。筋肉は使わないと衰えていくように、脳も使わないとどんどん衰えていくとのことです。
テレビを知らず、まだ前頭前野を活発に使っていた世代にしておよそ四パーセントの人が認知症になる。
とすると、テレビ世代でどっぷりと垂れ流される番組の「面白さ」に浸かってきた人々である団塊世代が六五歳以上を迎えると、いったいどれほどの人々が認知症になるのだろう。
板倉氏は、これからどんどん定年退職するようになる「団塊の世代」の人たちの認知症になる比率が大幅に増えるのではないか、と懸念しています。特に「会社が人生」と感じて生きてきた企業戦士たちが定年で仕事がなくなった場合のダメージが大きいでしょうから確かに心配ですね。

それでは脳を鍛えるには何をすれば良いのでしょうか? 板倉さんは、ラジオを聞くのが良いと主張します。
ラジオは映像による情報がないため音声情報しか脳に届かず、そのため脳は得られない情報を補うように働くからです。ラジオの音声はまず耳から脳幹と呼ばれるところを通って、側頭葉に入って音として認識されます。さらに言語として認識されるには側頭葉の言語野で処理され、それからさまざまなことを想像するときに脳のあらゆる場所を使っていると考えられるとのことです。

最後に、この本に書かれている脳を活性化するための方法を書いておきます。
①ラジオを聴く習慣をもつことが脳を活性化する
②ラジオは脳の一部ではなく、脳全体の部位を鍛える
③ラジオを聴くことで集中力を高めることができる
④とくにラジオの「ながら聴き」は脳を鍛えるのに最適である、認知症の防止にもなる
⑤音声による情報は想像力を使わせることで、脳の前頭前野の働きを活発にする
⑥音楽を聴いたり、楽器を演奏したりすることで、右脳が鍛えられる
⑦左脳の使いすぎといわれる日本人も音楽により左右の脳のバランスをとることができる
⑧演奏することは、音楽を聴くこと以上に、脳を鍛えながらボケを防ぐのに効果的である

みなさんもTVの見すぎには注意しましょう!
板倉さんの別の本はこちら。 「同時に2つのことをやりなさい!」

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「冬のソナタ」から学ぶ脳の不思議―主人公の脳に何が起こったのか脳の病気の救急箱―続 脳を守る脳を守る―脳の病気119番すこやかな老後をおくろう―痴呆症(アルツハイマー病・血管障害性痴呆)にならないために



海馬 脳は疲れない 池谷裕二 糸井重里著 を読む [脳に関して]

池谷裕二さんと糸井重里さんの対談の本です。

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス例によって、糸井さんを相手に池谷さんのとても分かりやすい脳に関する解説が沢山出てきます。この本のテーマとなっている「海馬」というのは、記憶の制御を司る器官です。パソコンのメモリーに例えて言えば、メモリーの読み書きを制御するメモリーコントローラのようなものだと思います。つまり、海馬がなければ脳に記憶することもできないし、記憶したことも思い出すことができなくなるのです。

脳細胞は、1個/秒単位で減少しますが、海馬の神経細胞は成人を過ぎても鍛えれば増えることが実験によって分かっています。その海馬を鍛えるためには、
旅は脳を鍛える:海馬にとって一番刺激になるのは空間の情報である
生命の危機が海馬を活性化させる:部屋を寒くする、お腹を空かせるなどで扁桃体や海馬を活性させることができる
  
海外や日本の旅先で出会うおじいちゃん、おばあちゃん達がとっても元気で若々しいという印象があるのは、このような脳のメカニズムがあったのですね。
「旅が好き」 ⇒ 「旅に行って脳が鍛えられる」 ⇒ 「活動的になる」 ⇒ 「旅に出る」 
という元気になるスパイラルが回っているのでしょうね。
また、②は、「デキる社員は「朝食抜き!」」
http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2009-11-03 
に書いた事の裏付けになると思います。

よく言われる、朝食を食べないと脳に栄養が行かないので頭が働かない、という主張ですが私は懐疑的です。一日3食になったのは人類史でいえばごくごく最近のことのようです。狩猟を主としていたような大昔、人間が一番頭を使っていた時はどのような時だったでしょうか? やはり獲物を捕える時ですよね? どこに獲物がいるか、どうやって仕留めるか、などなど最高に頭を回転させていたでしょう。 では、その時のお腹は満腹だったでしょうか? そんなことはないでしょう。野生動物と同じように、お腹が空いたら獲物を探しに猟に行くというものだったと思います。 そして、お腹が空いている時に、獲物を捕るために頭が働かない種族は長い歴史の中で淘汰されて滅びていったことでしょう。ですから、私たちはお腹が空いている時に一番頭が働くはずなのです。(^^)
 
そして、この本のテーマにもなっている、「脳は疲れない」です。
・脳はいつも元気いっぱいで全然疲れない
・寝てる間も脳は働き続ける
・脳は一生使い続けても疲れない ⇒ 疲れたと感じるのは目の方である
ということです。つまり、私たちが勉強や仕事で「あ~あ、疲れた」と感じるのは、目が疲れた、同じ姿勢をして腰が疲れた、字を書きすぎて指が疲れた、というように脳が疲れているわけではなく、感覚器や身体が疲れているだけだそうです。ですので、目が疲れた時には、耳から聞いて勉強するのは理に適っていることなのです。

脳は、私たちが寝ている間も働き続けています。心臓を動かしたり、内臓を動かしたり、呼吸をしたり...。つまり、脳は働き続けないと人間は死んでしまうということです。何だか、このことを知っただけでも、仕事のやり方や勉強のやり方に使えそうですね。

そして、脳の学習曲線は、リニアではなく勉強量のべき乗で成長するとのことです。
つまり、勉強を続けると脳は、

2 4 8 16 32 64 128 256 512 1,024 2,048 4,096 8,192 16,384...

というように成長します。勉強を続けていて「32」の段階の人が「1,000」の人を見ると、絶対量は30倍以上ありますので、「あいつは天才だ!絶対にかなわない!」と思ってしまいがちです。しかし、「32」段階の人もさらに勉強して5段階上がれば「1,024」になれるのです。そして、凡人と天才との差よりも天才同士の方が差が大きいというのは、これが原因だそうです。とても興味深い話ですね。

その他にも面白そうなことが沢山書かれています。
・脳は見たいものしか見ない
   ⇒ 脳は自分が混乱しないように解釈してものを見たがる
・脳は刺激がないことに耐えられない
 ⇒ 何の刺激もない部屋に2~3日間放置されると脳は幻覚や幻聴を生み出す
   固定した見方で同じことを見ることに耐えられない
・やりはじめないとやる気が出ない
 ⇒ やる気を生み出すのは脳の側坐核にあり神経細胞が活動すればやる気が出る
・寝ることで記憶が整理される
 ⇒ 寝ている間に昼間の出来事をつなぎ合わせて新しい組み合わせを作り出す
・失恋や失敗が人を賢くする
 ⇒ 間違えた時ほど記憶の定着が強い脳にとっては飛躍のチャンス
・脳は分からないことがあるとウソをつく
 ⇒ 脳は理不尽なことが起こると合理的な方法で決断する


◆明日につなげる今日のアクション◆
眼が疲れた時は、オーディオブックを聞く


池谷裕二さんの他の本です。
・脳はなにかと言い訳する
 http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2009-11-25

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「できない」が「やってみよう!」に変わる1分間思考改革術 伊東明著 を読む [脳に関して]

心理学者の伊東明氏の本です。

「できない」が「やってみよう!」に変わる1分間思考改革術 (講談社ニューハードカバー)最近では、この種の本が増えましたが、この本が出版された2003年に読んだ時は、本当に「目から鱗がおちた」と思うほどインパクトがありました。
伊東氏は大学の政経学部を卒業した後、NTTに入社したそうですが、「大学院で心理学を勉強しよう!」と思い立ちわずか8カ月で会社を辞めたそうです。その時にまわりの人たちは「無理だよ」の大合唱だったそうです。そのほかに「もったいない」、「バカだね」ということも言われたそうですが、見事大学院に合格しました。
そして、27歳の大学院博士課程の1年生の時に一般向けの単行本を出そうとしたそうですが、「27歳で本なんか出せるわけがない」、「一冊も書いたことがない人間にできるわけがない」、「ろくに実社会を経験していない学生に書けるわけがない」とあらゆる否定的なメッセージ攻撃を受けたそうです。そんな否定的なメッセージに対して、
・なぜ人は、だれかがなにかしようとするとジャマをするのだろう。 
・なぜ自分でストップをかけようとするのだろう。
・ダメならダメでもいいじゃないか。 
・ダメというのはやってみてからだっていいはずだ
と考えて、最終的には出版にこぎつけたそうです。

この本で印象に残った部分をピックUPしてみます。
・人々は「私にはできない」というネガティブ思考に縛られている
 ⇒ これこそが人生の成功から遠ざけたり成長を阻んでいる元凶
・「できない」は「やってみよう!」に変えることができる
 ⇒ 変えることができれば人生は驚くほど変わる
・「できない理由」探しに一生懸命な自分に気づく
 ⇒ 既存のやり方に固執するのは変化が怖いから
・「やってみよう!」は本当の自分を解放する技術
 ⇒ 「やってみよう!」を地でいく人は、見ているだけでもハッピー
・「後ろ向きの自由」の呪縛をのがれよ
 ⇒ 「あと三年早かったら」、「あと十歳若ければ」 ⇒ 「今」行動するしかない!

・真の敵は「ネガティブ・セルフトーク」
 ⇒ カウンタリングで撃退 : お前には無理だよ ⇒ やってみなければわからない
・一流と二流の差は言い訳をするかどうか
 ⇒ 言い訳の理由はたくさんある

この本で一番好きな言葉は、
発想を変えれば行動が変わる。行動が変われば未来が変わる
です。

私も常に「やってみよう!」とポジティブに行動しようと思います。



◆明日につなげる今日のアクション◆
何に対しても、まずは「やってみよう!」と言ってみる


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同時に2つのことをやりなさい! 板倉徹著 を読む [脳に関して]

板倉徹先生の脳の鍛え方に関する本です。

同時に2つのことをやりなさい! 【CD付】~脳神経外科教授が教える!仕事のスピード・記憶力・頭の回転が高まる脳と耳の習慣~

良く知られているように脳細胞は生まれた時は150億個ありますが、1日に10万個死ぬと言われています。(異論はあるようですが…)それによって80歳の時には20歳の2/3になるそうです。
分かりやすく言えば、150億円あった貯金が毎日10万円ずつ使う生活をしていると、80歳の時には120億円に減っているという感じでしょうか?(笑)
そして、死んでいくのは刺激されない(使われない)脳細胞だそうです。そして、ピアニストの脳は指が反応する部分だけが異常に発達していることから分かるように脳は鍛えれば鍛えるほど発達すると言います。

そのため、最近は脳を鍛える「脳トレ」がブームになっています。しかし、板倉先生は一部の脳トレ、例えば、四則演算の繰り返しや図形を使った脳トレでは左右どちらか片方の脳しか使わないので効果がないと言います。

それでは、脳の鍛えるべき部分はどこか? という疑問が生じます。
年をとって脳が衰える時、歩いたり動いたりする基本的な動作を司る脳よりも、「抽象的な機能」を扱う前頭前野が衰えるそうです。この脳が衰えると、

・感情をコントロールできない
・想像力の低下
・記憶力の低下
・注意力の低下

などの症状がでるそうです。高齢者がキレることがよくあるのもこの脳の衰えが原因だそうです。それでは、そうならないように脳を鍛えるにはどうしたらよいのでしょうか?
板倉先生は、耳から音を聞くことで側頭葉から前頭葉まで脳全体が鍛えられと主張します。

①耳から音を聞き
②側頭葉で言語として理解し
③前頭葉を使って想像する

つまり、ラジオやオーディオブックなどを聞くと、TVや映画などに比べて画像情報が不足しているため、それを補うために前頭葉を使って脳が想像力で補うために、脳が活性化するということです。そして、側頭葉を鍛えることで記憶力もUPするとのことです。

そして、さらに脳を活性化させるためにはもっと脳に負荷をかける必要があります。それは、「同時に二つのことをやる」ということです。脳は基本的に一つのことに集中する特徴がありますが、

・ラジオでニュースを聞いて資格試験をする。
・オーディオブックを聞きながら書類を書く

などをすることによって、

・記憶力を高める
・頭の回転を高める
・脳の持久力を向上させる

ことができるそうです。
脳は衰えると、同時に二つのことができなくなるそうです。アルツハイマーになると靴を脱ぎながら生年月日を言えなくなるそうで、この方法はアルツハイマーの診断にも使われているそうです。

私たちの世代は、ラジオの深夜放送を聞きながら受験勉強をやっていた「ながら族」が多いと思いますが、これって脳に良かったんですね。(笑)

私もこの本を読んでから、なるべくオーディオブックを聞きながらいろんなことをやるようにしています。

 

ブログランキングに参加しています。記事が気にいったらクリックをお願いします。 人気ブログランキングへ このブログの目次です。 http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17-1 ラジオは脳にきく―頭脳を鍛える生活習慣術 「冬のソナタ」から学ぶ脳の不思議―主人公の脳に何が起こったのか 言語聴覚士国家試験予想問題集 これならわかる脳の病気の危険信号 すこやかな老後をおくろう―痴呆症(アルツハイマー病・血管障害性痴呆)にならないために パーキンソン手帳 脳血管シンポジウム〈1〉 脳の病気の救急箱―続 脳を守る

音に色が見える世界-「共感覚」とは何か 岩崎純一著 を読む [脳に関して]

音に色が見える世界 (PHP新書)共感覚者である著者の世界について書かれた本です。

共感覚とは、何でしょうか?通常は、可視光は視覚、音波は聴覚、物理刺激は触角などの感覚で認識します。しかし、共感覚者と言われている人たちは、音を色として感じたり、触角で感じたりします。これらの共感覚者は女性の方が圧倒的に多く、10万人に1人と言われています。(その数にはいろいろな説があるそうです)

著者の岩崎氏は、その共感覚者だということです。共感覚という言葉はこれまであまり聞いたことがありませんでしたが、苫米地先生や俳優の中野裕太氏が共感覚者だったということで、人に知られるようになってきました。そのため、共感覚者というのは、ある種の天才というイメージが強くなっています。

kana_colors.jpgこの本に岩崎氏が見える世界(白黒のひらがなや漢字にいろいろな色がついて見える)を写真で紹介しています。「なるほど、共感覚者には世界がこういう風に見えるのか...」と興味深い本です。私は以前、映像信号に関わる仕事をしていたので、文字に色が付いて見える現象が、画素補間の時に生じる偽色に似ていて、とても興味深く読みました。また、TVなどでアナウンサーの細かいネクタイの模様に生じるモアレにも似ているように感じました。TVの場合は、白黒信号である輝度信号を色信号とみなして処理するために色が付くわけですが、岩崎氏の共感覚も視覚の処理の段階で、輝度を感じる領域と色を感じる領域が重なり合っているのかも知れませんね。
詳細は、岩埼純一氏のHPをご覧ください。。
http://www.iwasaki-j.sakura.ne.jp/synaesthesia/my_synaesthesia.html

alphabet_colors.jpg苫米地先生の場合は、声を視覚や触覚で感じていたそうですから、共感覚と言っても人によって重なる感覚(視覚、聴覚、触覚、味覚 ...)領域が異なるようです。

さらに岩崎氏は、女性を見ると女性の体の周りに色が見えるそうで、その色を見ることで排卵や生理を感知できるそうです。女性にとっては嫌なことかも知れませんが、もともと人間はそのような感覚を持っていたのでしょうね。共感覚は超能力でも何でもなく、他の感覚器で感じるべきものが目で見えていると思われますので、岩崎氏が目で女性の生理が見えるのであれば普通の人でも他の感覚で感じているのでしょう。

岩崎氏のような共感覚とはレベルが異なりますが、人間の両方の目は決して同じように見えているわけではありません。左右で見ている色、明るさ、焦点がかなり違う場合が多いのです。でも人間は、片方の目を基準にして視覚を認識(脳内で補正)しているので、違和感を感じないのです。私の場合、左右の視力が極端に異なる(左:0.03、右:0.7)ので、裸眼の場合とメガネやコンタクトをした場合の見え方にかなり違いがでてきます。そのため、若いころから「他の人と自分は同じ世界を見ているのだろうか?」と疑問に思っていましたので、この岩崎氏の本を読んで、「やっぱり人によって見えている世界は違うんだ!」ということを再認識しました。

苫米地先生が「苫米地英人 宇宙を語る」で述べていた、
・一人一人宇宙の領域を持っている。
 ⇒ 宇宙は人の数だけある 
 ⇒ 
たとえ同じ世界を見たとしても誰も同じ世界にいない
ということが実感として納得できました。
もっと極端な例でいうと、目の不自由な長谷川きよしには、長谷川きよしの世界があり、目も耳も不自由なヘレン・ケラーにはヘレン・ケラーの世界があるということを考えると人は自分と違う世界に住んでいるということを理解しやすいと思います。

また、苫米地先生の本には、先天的な共感覚とは異なるのでしょうが、自分が感じた感覚を違う感覚で表現することで後天的に共感覚を身につけることも可能だと書かれています。

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ダメな自分を救う本 石井裕之著 を読む [脳に関して]

石井裕之氏の本です。

ダメな自分を救う本―人生を劇的に変えるアファメーション・テクニック
潜在意識に関して書かれた本です。
潜在意識(無意識)」と「意識」はペアで考えるべきもので、「潜在意識」のうち自分で認識している部分を「意識」と言うことができると思います。普段何かに集中している時は自分の呼吸を意識していませんので「潜在意識」が制御していますが、呼吸を「意識」した瞬間、「意識」で呼吸を制御することもできます。まばたきなども同様です。ヨガの行者には心臓の鼓動も制御できる人がいるそうですが、これは普通の人には無理ですね。(^^)

自分はダメな人間である、と思うことも多いと思いますが、石井さんは「自分をダメと認識することが重要」だと言います。なぜなら、自分をダメだと思えることが重要で、ゴキブリは自分をダメとは思わない!(笑)

潜在意識は大脳ではなく古い脳が関わっていますので、難しいことは理解できません。よく言われているのが、
・「ないもの」を理解できない、「否定形」を理解できない。
ということです。例えば、「白い象を絶対にイメージしないでください」と言うと、言われた人の頭の中には必ず白い象がイメージされます
ですから、大舞台で緊張している時に「緊張しないで」と言うのは逆効果で、潜在意識は「緊張」という言葉に反応してよけい緊張してしまうことになります。この場合は、「リラックスしよう」というのが効果的だとのことです。

そして潜在意識は、
・時間の認識がない(過去も現在も区別がない)
と言われています。
例えば、憧れの彼女のことを思い浮かべると、目の前に居るのと同じようにドキドキしてしまいます。このような潜在意識の性質を生かすことが重要になります。
●「今この瞬間」だけが真実
 ・過去の人生は関係ない
 ・ダメな自分を救うためには「今この瞬間に何ができるか」を考え、それを行動に移す
 ・どんな小さなことでも良いまず行動することがゴールへの近道
  ⇒ 必ず潜在意識が救い出してくれる
そして、潜在意識には現状を維持しようとする性質があります。(苫米地先生のいうホメオスタシス)
●潜在意識はできるだけ現状を維持しようと思う
 ・目標実現は潜在意識を安心させる必要がある
 ・自分でアクションをとらなければ何も実現しない
  ・行動による暗示は言葉の暗示よりもパワフル
 ・自分の「なりたい自分」にふさわしい行動が必要
この現状維持機能があるために、「意識」では私は違う自分になる!と思って行動しても、「潜在意識」は「変わりたくない」と思って、いわゆる三日坊主で終わってしまうことが多くなる訳ですね。

このパワフルな潜在意識を利用して、どのようになりたい自分になるかが、とても重要だと理解することができました。

石井裕之氏の「心のブレーキの外し方」に関してはこちら、
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天才になる瞬間 齋藤孝著 を読む [脳に関して]

齋藤孝さんの本です。

天才になる瞬間―自分の中の未知能力をスパークさせる方法天才になる瞬間―自分の中の未知能力をスパークさせる方法 (青春文庫)私たち凡人は「天才」という言葉にとてもあこがれます。私たちがいくら頑張っても到達できない所へ行くことができる数少ない人たちを私たちは畏敬の念をこめて「天才」と讃えます。
それでは、天才はどのように作られるのでしょうか? 天才は生まれた時から天才だったのでしょうか?
齋藤さんは、そうではないと言います。
天才は生まれた時から天才だったわけではない
イチローはいつ天才になったのか?
・オリックスに入団した時はドラフト4位
⇒ ピッチャーをあきらめて打者に集中した時がブレークスルーとなり天才になった!

そういう意味では、王貞治も投手から打者に集中した時から打撃に開眼してますね。
齋藤さんは、このブレークスルーが重要だと言います。
・ブレークスルーを実現するには、一点に絞り込んで集中することが重要
 ⇒ 10人中9人が壁の前で足踏みしている。
・エネルギーは出し切るほど湧いてくる
 ⇒ 楽をしようとして余力を残している人の器はなかなか大きくならない
・このパソコン時代にこそ「メモ」が重要
 ⇒ 気まぐれな脳のフローには「記憶」を「記録」に置き換えることが非常に有効

この本にはいろいろな「天才」について書かれています。
モーツアルト
・昔の音楽家の作品を膨大な情報として蓄積
・自分の中から素晴らしい旋律が湧いてくる
 ⇒ 何もないところから新しいものが突然生まれることはありえない
ビル・ゲイツ王貞治
・常に強力な不安を持っている
 ⇒ 自分を過大評価しない、常に努力を怠らない
黒澤明
創造は記憶
・ノート片手に本を読む感動したことを書き留める
・一日一枚シナリオを書く
 ⇒ 「量」から「質」の変化がおこる

そうなんですよね。「天才」と言われている人たちは、とにかく一つのことを集中して、継続して続けることができる人なんだと思います。人間の脳は基本的に飽きっぽいそうですから、10%以下の飽きずに集中して継続できる人たちが「天才」になる資格があるのだと思います。
スポーツや格闘技の天才と呼ばれる人たちの自伝を読むと必ずと言っていいほど「才能、センスではあいつにはかなわない」と思うライバルが登場します。そして、その人を目標に努力を続けているうちにTopになっていた、というようなことが多いように思います。では、その抜群の才能、センスを持っていた人はどうなったかというと、途中で止めてしまったり、別の道に行ったりしています。
ある分野でなんでもすぐにできてしまう人は飽きてしまったり、壁にぶつかった時にあきらめてしまったり、「天才」に求められるブレークスルーができないのでしょうね。

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脳はなにかと言い訳する 池谷裕二著 を読む [脳に関して]

さて、池谷さんの脳に関する本です。
私はこの本によって、脳の不思議に興味を持ち始めました。その意味で、この本には感謝してもしきれないぐらいです。

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?池谷さんの本の特徴は、とても読みやすく分かりやすく、なおかつインパクトがでかいことです。
池谷さんの本には高校生に対して脳に関して講義をした内容を本にしたものもあります。脳の不思議をあまり知識がなく、好奇心旺盛な若者に対して分かりやすく説明することはとても難しいことだと思いますが、池谷さんはそれを簡単にやってしまいます。
私たちのような技術者でも、同業者に対して自分たちの言葉、専門用語で技術内容を伝えることはそれほど難しいことではありませんが、それを素人(例えば自分の奥さんや彼女)に分かりやすく説明することはとても難しいことです。説明する内容に関して本質をきちんと理解できていないととてもできません。
そんな難しいことを池谷さんはいとも簡単にやってしまいます。

さて、その内容ですが、
脳はなにかと...
●言い訳する
 ・自分を正当化する理由を探す
 ・自己維持の本能
●思い込む
 ・外部情報による先入観が大きい
 ・重要なことを考えるために思考停止にする ⇒ マンネリとトレードオフ
●期待する
 ・生物は本質的にギャンブル好き ⇒ 当たらない宝くじを買ってしまう
 ・物理的な勘は良いが数字には弱い
●ど忘れする
 ・年とともに記憶が低下すると思い込む ⇒ 子供の頃は記憶すべき容量が小さい
●熱中する
 ・脳の働きは集中力、好奇心によって引き出される
●不安になる
 ・不安が脳の栄養源
●眠たくなる
 ・睡眠は記憶補強に非常に重要
  ⇒ 記憶を早送り再生して記憶を改善、リラックスして目を閉じても同効果あり
言い訳したり、思い込んだり、期待したりするのは、脳本来の機能であることが分かり、とても安心しました。(笑)
この中でも特に、 「脳は期待する」⇒ 生物は本質的にギャンブル好きである、というのが納得です。何百万年も前に木の上にいたお猿さんの中から、猛獣たちの住んでいる危険な地上に降りて類人猿として進化した種も、猛獣たちに食べられるリスクを考えると危険なギャンブルです。そのようなギャンブル好きな種が、地上で二足歩行を初めて私たちになったわけですから、私たちがギャンブル好きなのはDNAにきちんと書きこまれているのでしょうね。

また、脳とストレスに関しては、
・ストレスは記憶力の大敵
・記憶力を高めるとストレス解消になる ⇒ 場なれ
・ストレス発散の方法を知っていると信じることが重要
・酒を飲んでもストレスは減らない 
⇒ ストレス発散をした気になっているだけ、嫌な記憶は強化される
酒を飲んでもストレス発散にはならないことはショックでしたが、ストレス解消になると信じていればよいのでしょうね。(^^)

また、この本で一番衝撃的だったのが、
脳には「ゆらぎ」があるだけで、「人間に自由意思はない」
ということです。
これは、脳波や筋肉の電圧を観測しながら好きな時にボタンを押す実験で 

脳活動(ゆらぎ)⇒ 押そうと思う ⇒ 手が動く

という現象が確認できたというものです。つまり、人間は、手を動かそうと考えてから筋肉を動かして手が動くのではなく、脳のゆらぎが起こることでボタンを押そう考えが浮かび、手が動くというのが実際だというのです。
私たちはよく「何となく」思いついて行動してしまいますが、これも脳のゆらぎが原因のようです。きっと「ヒラメキ」なんていうのも脳のゆらぎが原因なのでしょうね。

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池谷裕二さんの他の本です。
・海馬 脳は疲れない
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脳を鍛えるには運動しかない! ジョン・J・レイティ著 を読む [脳に関して]

脳の鍛え方に関する本です。

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
とても刺激的なタイトルです。僕らが育った世代は、勉強ができるか運動が得意かどちらかしかいない、たまに両方できるようなヤツがいたけど、それはあくまでも「例外」であると考えてきました。しかし、この本は勉強するための脳を鍛えるには運動をするしかない、と書いているのです。われわれ人間は、体を動かすようにできている、体を動かさないのであれば学習は不要だと説いています。

行動や思考、感情はすべて脳内のニューロンどうしのつながり方できまる。すなわち、実際に手足を動かす物理的な運動だろうと頭の中での抽象思考を行うことであろうと、脳にとっては同じだというわけです。
私たちは運動をした後の爽快感はよく経験しますが、これによって脳が鍛えられているという実感はありません。この本では、運動することによって脳内の海馬にBDNFという脳内物質が分泌されて脳内のニューロンの成長を促すことになるそうです。
・BDNFは、ニューロンを育てる肥料のようなもので、運動によって脳内に分泌される。
・1990年に発見されて現在関連の論文は5,400件にも及ぶ注目物質である。
・BDNFはニューロンのLTP(長期増強)に関係があり、長期記憶に関連がある。

つまり、運動をすることによって脳内に脳内のニューロンを育てるBDNFという脳内物質が分泌されて、ニューロンが増加するということです。脳内の思考活動はニューロンによってされるわけですから、運動によって頭がよくなるということです。
しかし、ここで重要なポイントがあります。ニューロンが生き残るためには仕事が必要だそうです。つまり、ニューロンは増加してもネットワークに接続するには28日かかりますので、その増えた大半が仕事がないために死滅するそうです。つまり、せっかく運動をすることで脳内にBDNFが増加し、ニューロンが増加してもそのまま学習をしないでそのニューロンを使わないでいると死んでしまうということです。
要は運動ばかりして勉強しない人は、結局増加したニューロンは使わずに死んでしまうということです。これは、われわれの認識と合致しますね。(笑) そして、運動をして勉強も頑張ってするごく少数の人たちは脳内のニューロンを増加させ、そのニューロンを有効に活用して頭が良くなるということのようです。なるほどそうだったんだ!
部活やクラブ活動をやると疲れきって家に帰って勉強せずに寝てしまうことが多いですが、この時に無理してでも勉強すれば良いということですね。実行はかなり難しいでしょうが...。

私は、Dr.佐藤の影響で毎朝ウォーキングをしてから出社していました(最近サボリ気味ですが)が、BDNFのことを考えると理にかなっていることが分かりました。これからも時間を作って継続していこうと思います。

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人生を変える「心のブレーキの外し方」 石井裕之著 を読む [脳に関して]

石井裕之氏の本の紹介です。石井氏は催眠療法をベースとしたセラピストです。この本は69万部のベストセラーだそうです。
「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー~
この本は、私に「潜在意識」の重要性を認識させてくれた点でとてもありがたい本です。

よく雑誌に後ろの方に『「潜在意識」を活用する脅威の●●!』なんていういかがわしい広告があったと思います。そのほとんどは本当にいかがわしいものだったと思いますが、そのいかがわしさのため、かなり前から

「潜在意識」を活用する
「右脳」を利用する
「呼吸法」で能力UP!

などというコピーのあるものは一切拒否していました。
私は若い頃、空手をやっていたことがあるので武道における「呼吸法」の重要性は認識していましたが、それ以外に「呼吸法」を使って潜在意識を活性化させるなどと言われると拒否反応を起こしていました。
特に、80年代の後半にブームになっていた速読の本も、いわゆる右脳速読と言われているものは、呼吸法を重要視していたのですが、その記載を見ただけでその本を読むのを止めていました。
(馬鹿ですね~。 脳にとっては運動も精神活動も差がないのにね...)

この石井氏の本を読むことで、石井氏の他の本を読んだり、苫米地先生の本を読むことに繋がり、それによって潜在意識の重要性や呼吸は人間の重要なホメオスタシス(恒常性維持機能)の一つであることを知り、呼吸が脳の意識状態に大きな影響を与えることを知ることができました。
こんな重要なことを無視していたなんて、私の気持ち的には、この20年を返せ!という感じです。(笑)

この本で私が重要だと思ったことは以下の内容です。

「潜在意識」(無意識)
①「現状維持メカニズム」(ホメオスタシス)が自分を変えさせない。
 ・これが人生が思い通りに進まない原因である。(ダイエットや禁煙などなど)
 ・急激な環境の変化から自分を守る
  ⇒ 金持ちはずっと金持ち、モテる人はずっとモテる、幸せな人はずっと幸せ
 ・新しい自分になるには、最初の一歩が重要。最初の一歩に一番エネルギーが必要
②意識のバックグラウンドで潜在意識は、答えを求め続けている
 ・意識が考えるのを止めても潜在意識はずっと答えを求め続ける。
  ⇒ 自分に答えのない質問をすると潜在意識はずっと考えて続けて疲れ果て、やる気  
がでなくなる

自分を変えたい、やる気を出したいとい人にお勧めの一冊です。

石井氏の「ダメな自分を救う本」 

http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2010-01-02-1

一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門~人に好かれる!信頼される!禁断の話術&心理術「ホワイト・コールドリーディング」 (FOREST MINI BOOK)ダメな自分を救う本―人生を劇的に変えるアファメーション・テクニック一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
相手の潜在意識から説き伏せる! ビジネス・コールドリーディング



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