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アポロの月着陸疑惑について [アポロ疑惑]

アポロの月着陸疑惑に関するDVDです。

アポロ11号-月面着陸に隠された真実 [DVD]




 

 

世の中には、まだ「アポロは月に着陸していない」と主張する人が多くいるようです。あれだけ、アポロ11号の着陸の模様がリアルタイムで放送されて、証拠の写真や映像が多く存在するのに疑問を持つこと自体、世紀の偉業を成し遂げた宇宙飛行士たちへの侮辱であると言って良いでしょう。

証拠の写真ですが、その中で人物や物の影が平行でないため、太陽光ではなくスタジオ内で複数の光源を使った撮影である、というような主張があります。これに関してはいろいろと検証実験がされたりしていますが、あれだけ明確な影ができる光源が複数あれば、一つの物体に複数の影ができるはずですが、実際にはそのような複数の影は見られませんので、あり得ない話です。

また、写真と言えば、飛行士たちが撮影した写真のレベルの高さは奇跡と言っても良いほどです。飛行士たちは、撮影に使用したハッセル・ブラッドのカメラを日常的に使用して、その使用方法には熟知していたそうですが、動きにくい宇宙服を着て、なおかつシールド越しにしか見ることができず、しかも宇宙服に固定したノーファインダー撮影で、あれだけ素晴らしい構図で、フォーカス、露出が完璧にあった撮影ができたことは奇跡としか言いようがありません。これはどれだけ称賛してもたりないほどの素晴らしいものです。

(追記:私はNASAが使用したフィルムはネガフィルムだと思っていました。ネガフィルムであれば、少しくらい露出が違っていても現像の時に補正できるからです。しかし、実際にはポジフィルムを使用していたとのことです。ポジフィルムは露出の調整が非常に難しい(ラチチュードが狭い)ので、本当に飛行士達の撮影テクニックは驚異の一言だと思います。・・・もし本当であれば。)
Apolo11.JPG
撮影技術でいうとフォーカスは、数段階程度しか切り替えがないのでそれほどでもないでしょうが、露出の正確さは特筆すべきものでしょう。地球上であれば、被写体の輝度の最高値はほぼ決まっていますが、月面上でどの程度の輝度になるかは、月に行ったことのない当時はだれも知らなかったはずですから、その露出の調整をシールド越しでなおかつ分厚いグローブ越しに正確に行った飛行士たちの偉業は称えるべきものです。プロの写真家の中には、スタジオ撮影でさえ輝度計で被写体の輝度を測定して撮影する人たちがいるようですが、アポロ飛行士たちのツメの垢でも煎じて飲ませたいくらいです。

月面上は、日光の当たった部分は110℃、影の部分は-170℃と言われています。これだけの温度差がある月面で、通常のカメラで支障なく撮影した飛行士たちは素晴らしいし、それだけの温度差に耐えられるハッセル・ブラッドも素晴らしい。その中で温度や放射線に一番繊細なのは、フィルムだと思います。特に超低温になった時など、普通に考えればフィルムの弾性が無くなり巻きとれなくなったり、フィルムが破損したりしそうですが、NASAの手法ではまったく支障なく撮影できたのですから、素晴らしいことです。

以前、スペースシャトルにIMAX用のカメラを積んで撮影した時は、カメラを分厚い鉛のシールドで覆って放射線対策をしたそうですが、これなども技術の継承がきちんとなされていない事例だと思います。40年前にアポロ11号が月に着陸した時のカメラはほぼそのまま使用しています。40年前にできたことが何故今できないのか、本当に情けない話ですね。

技術的な退歩という意味では、指令船とのドッキングなどもそうですね。アポロ11号の時は、月面から打ち上げてから3時間半で司令船とドッキングしたにもかかわらず、それから40年後のスペースシャトルでは、2~3日かかっている、技術の継承はされていないのでしょうか?

とにかく、NASAが、アメリカ政府が公式に発表しているのですから、アポロは月に行ったことは絶対に間違いありません。
誰がなんと言おうと絶対に絶対に間違いありません!

なんてね。(笑)



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人類の月面着陸はあったんだ論 と学会著 を読む [アポロ疑惑]

と学会の本ばかり取り上げていますが、別に他意はありません。(笑)

人類の月面着陸はあったんだ論―と学会レポート








この本は、副島隆彦氏の『人類の月面着陸はなかったろう論』に対する反論の書として書かれたものです。(この本は2005年のトンデモ本大賞を受賞しました)

人類の月面着陸は無かったろう論








副島氏の本は、主張内容はともかく、その文章表現がちょっといただけないな~という印象を受けました。

月面着陸はなかったろう論の代表的なポイントは、以下の6点です。
① 大気がないはずの月面で、旗がはためいているのはおかしい!
② 月面で撮ったという写真に星が写っていない!
③ 宇宙飛行士が月に行く途中で浴びる放射線に耐えられたわけがない!
④ 月面の砂ぼこりの立ち方がヘン!
⑤ 超高温の月で宇宙飛行士が生きていられるわかがない!
⑥ 写真の光の具合と影の具合がヘン!

本書では、これらのポイントに関して逐一反論をしています。でも、いつもと学会が攻撃するように「科学的でない」という視点でみるとどうなのでしょうか? 細かい議論は書きませんが、大筋の点で違和感がありました。

「アポロが月に着陸した論」は米国のNASAが発表した資料、TV放送、公開された写真で主張されているだけで、科学的に検証されていない仮説ではありませんか? TV放送、写真にしてもマスコミ各社は実際に月に行って検証できていませんので、NASAの発表を鵜呑みにするしかありません。この仮説を検証するには、NASA以外の第三者が実際に月面に着陸してアポロ11号以降のロケットが着陸した地点を検証して、当時公表されたデータと比較調査をする必要があると思います。それはまだできていませんよね?

月着陸から40年も経っているのにスペースシャトルが何度も地球の周りを回ってよく分からない実験をしたりしている。そして、月面の画像情報はもっぱら日本の「かぐや」など無人衛星から得られたものです。最近、40年ぶりに月面に残るアポロ11号の残骸が撮影されたといろいろなメディアで報じられました。
みなさんもこの写真をご覧になったと思いますが、この写真を見て納得されましたか?
こういう中途半端なことをするからまた、変な誤解を招くのだと思います。今の画像技術を使えば、このような画像を簡単に作ることができますし、本当にこれまで公開された着陸地点の画像だと言えるのでしょうか? 少なくとも当時発表された着陸地点の写真とは全く違う場所の写真に見えます。この写真をアポロ11号の残骸だというのは、「ほら、そこに霊が写っているでしょ!」という心霊写真にハマっている人を笑えないレベルではないでしょうか?
少なくとも月には、人間が何の問題もなく行けることを各国が証明すれば、誰も異論は唱えないでしょう。米国でも取りあえずスペースシャトルが月の周りで実験をしたりすれば少しは説得力を増すと思います。

ですから、と学会が科学的に検証されていない仮説を擁護するのは、これまでの他の本を攻撃してきたと学会の主張と矛盾すると思います。

私自身は、中立の立場を取りますがそれでもいろいろな疑問はあります。
・超高温、超低温という寒暖差の激しい月面でハッセルブラッドのカメラが普通に使用できたのか? フィルムがそのような温度差に耐えられたのか?
 (乗組員は厳重な宇宙服で守られていたが、カメラはそのまま使ったようです。直射日光が連続して当たらないように訓練したそうですが、その程度で大丈夫なのでしょうか?)
・月との往復、月面上でフィルムは放射線の影響を受けなかったのか?
・公開された写真を見ても月面着陸の逆噴射の跡は見当たらない。
・月面に降下時に着陸に適した場所を探すためにアームストロング船長が手動に切り替えてようやく着陸した。最終的には燃料が残り20数秒程度しか残っていなかったと言われているが、じゃあ月面から発射する燃料はどうしたのか?

これは本書にも書かれていますが、さらに考慮すべき点は、当時のソ連との冷戦時代のまっただ中であった、ということです。この点は重要で、第一点は、このような冷戦時代の中で米国のNASAの発表を何の疑いもなく信用して良いのか、ということです。先の湾岸戦争などにおいてもマスコミなどの情報操作はあったようですから、NASAの言わば「大本営発表」をそのまま信じることには抵抗があります。
第二点は、米国としては全世界注目の中で宇宙飛行士の死亡などを含めて失敗は絶対に許されなかった状況であったことです。ですから、技術的には可能であったけれど、失敗のリスクを考えると着陸しなかった、ということも当然として重要な選択肢の一つだったと思います。

いずれにしても、これは科学技術の話ですから、第三者による客観的な追跡調査によって検証されるまで仮説としておくしかない問題だと思います。

そんなわけで、現状での私の意見は、
「アポロが月に着陸した論」は「梶原一騎ワールド」である、です。(笑)
どちらも本当かどうかは関係者以外分からないが、多くの人に夢と希望を与えました。

私達は、格闘技関連の梶原一騎氏のマンガでの「もしこれに関して疑いをもたれるのであれば、●●を確認してみればよい」という自信たっぷりのコメントですっかり本気にしていました。その●●の理由はそこに書かれているものとは違うのだけれど...。(^^)
また、星一徹が息子の飛雄馬に坂本龍馬の言葉として「男なら、死ぬ時は、たとえドブの中でも、前のめりに死ね」と語った事など、少年時代の私達の心をどれだけ支えたか分かりません。とにかく、梶原一騎ワールドは真偽などのレベルを遥かに超えたレベルで私達の人生に良い影響を与えてくれたのです。
アポロの月着陸に関しても、世界中に「ケネディーの意思から始まった。トップダウンが重要」、「目標を持って頑張れば、不可能と思えることも達成できる」というメッセージを与えてくれました。この事で、自分の仕事や人生を変えたり頑張ることができた人たちは世界中にたくさんいることでしょう。その意味では、アポロの月着陸はあった、なかったの論争とは別の次元で私たちに多くの素晴らしいものを与えてくれた、と私は考えています。




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